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Tスタイル ~合気練功の日々~「続 見えない世界」

 前回に引き続いて、今回も「見えない世界」について、考えていこうと思います。

 松原塾長は、合気練功を「脳をだます」とおっしゃっています。
これは、自分と相手の双方を指しているように思います。

 自分の脳をだますというのは、実際に相手が自分の腕を強く押さえたり、引っ張ったりしていなくても、「あー、強く押さえられているなあ」、「すごく引っ張られているなあ」と思う(イメージをもつ)ことです。しかし、簡単なようでこれが難しい!
 そういう時は、実際に強く押さえてもらったり、引っ張ってもらったりして、その時の感覚を脳に覚えさせることが必要です。それを何度も繰り返すことで、軽く触れられただけでもその時の感覚をイメージすることができるようになるのです。

 また、相手の脳をだますというのは、自分の丹田(重心?)を上下左右に(数ミリ?)動かすことにより、二人のバランスが僅かにずれ、相手が認識できない程の不安定さが生じるというのが一つの例えとして挙げられます。
 
 いずれにしても、こうした脳のトレーニングは何をしていてもどんな姿勢でも行うことができるのです。
 ちなみに松原塾長は、散歩をしている時も家で寝転がってテレビを見ているときも、こうしたイメージトレーニングをしているそうです。
 そういえば、北海道セミナーに同行した際も、飛行機の機内で目を閉じてずっとイメージトレーニングをされているようでした。(傍から見るとまさに変なおじさん⁉失礼!)

 私も朝目覚めて「寒いなあ。起きたくないなあ。」という時にはいつもイメージトレーニングをしています。
単なる寒がり???

 見えない世界を意識して練功していきましょう!

 今月の川柳
力捨て 脳をだまして 練功す 
あれれれれ? 動く丹田 敵啞然!
塾長は 機内で練功 変な人?(重ね重ね失礼!)
塾長は ブラックリストに 載っている⁉(新千歳空港職員談?)
※詳しくはご本人に聞いてください。はい・・・)

TAKA

虹をつかんだ男のココだけの話「ふと思う」

前回、合気は、「2人の人間がお互いを引き合い、倒れない様に支え合いながら立つ」事が前提であると述べた。
であるとすれば、自分は、わざとバランスを崩し、それをわざわざ引き戻ししてもらう必要がある。
普通ではあり得ない体勢なので、当然、普通の人が普通に考えたところで到底辿り着く事が出来ないメカニズムとなっている。
その上、相手が支えている事に気づかない様な軽さであり、相手がその場で踏み止まっていられる様な負荷しか掛けることが出来ない。しかし、その弱い力に対して、相手は自分が倒れない為に一生懸命支えるという矛盾した状態になる。

しかし、合気練功塾には、「いつでもどこでも誰とでも」一瞬にして、この矛盾した体勢を作る事が可能なメソッドがある。
3点バランス」と名付けられているその形をマスターすれば、誰もが、その時に起こる内部感覚を獲得する事が出来る。

手・肩・前足底の3点を外側に均等に張る。これにより、手から前足底までが直接繋がる。その上、体の比重が均一化するので、浮いている様な軽い状態を作る事が出来る。
しかし、この段階では、まだ完成ではない。重心が足の上にあり自立している。安定している間は、相手が支えてくれる事は無いので、重心を自分の後ろ側に落として不安定になる。そして、不安定になる時に、うまく相手に自分の体を預ける事が出来ると、相手が不安定な自分を前から引き上げてくれる事になる。

そして、「3点バランス」成立の確認方法としては、相手の肩に触れた時に足からの跳ね返りを感じ、手に触れた時も同様の反力感じる。
その後、正面に回り、相手の両手に触れた時に、相手の踵の骨が浮いている事で、自分にうまく体を預けれている事がわかる。そして、相手の手を引いた時に、自分が前に引き出される事で相手の重心が後ろにずれている事が確認が出来る。

この例の様に、ここには、誰でも合気の本質を知る環境が有り、それを理解した同志が多数存在する。当然有益な情報の宝庫で有り、同志の数だけ引き出しが存在する。

この世界において、皆が同じ方法論を理解し、水平展開を可能にする組織。
「皆を達人にする。」を目的とする組織。
合気練功塾。
何から何まで異端。

端くれながら、ただただ感謝、感謝。

はやく仙人になりた~い!「500ml✖️2本ペットボトルで足裏感覚」

個人の練習方法なので、間違ってるかも知れません。
先回、計量カップで足裏感覚をご紹介しました。
計量カップは場所が限定されてしまうので、今回は500mlペットボトルを紹介します。
500ml1本でも2本でもOKです。(1本の場合は片手で持ちます)

先ずは、2本練習をお奨めします。
両手に1本づつ持った方がバランスがとれ、感覚が出やすいと思います。
ペットボトルを持つ際、最初のうちは筋力を使って持ち上げるので、ペットボトルを上半身で支えているのか?下半身で支えているのか?判らないと思います。
慣れてくると上手に「ひょい」と持てる様になります。

両手にペットボトルを持ち立禅。
上半身で支えているので、肘や肩が辛くなってくると思います。
5元を意識して軽く背伸び。
簡単に背伸びが出来る人はNG、頑張っても踵が上がらない方がまだマシ。
脇を締めたり緩めたりして調節。
足裏感覚が出たら、ペットボトルを固定してパントマイム。
水量を調整してパントマイム。

まだまだ意識する箇所は沢山あります。一般用のブログなのでスミマセン。

最後にもう一つ
上記で身体を動かしてると、多分「反り腰」になってると思います。
YouTubeを観て「あの動き嘘でしょ?」と思う方、オンライン会員の入会をお奨めします。
損はしないと思います。

ただ「自身ができてるのか?」答え合わせをするには、合気が解ってる人でないと、残念ながら上達しません。
映像を観て合気が出来る人は、合気を解ってる人ですもんね。
先ず、オンライン会員で練習して、年に1回、個人レッスンや体験に来られるとお得かも知れません。

あと、申し訳ございません↓↓↓↓↓。
最近「練功塾YouTube」に他武道のURLが貼り付けておられますが、他武道のURLを貼られた方も我々と一緒に練功しませんか!
もし、勝手に他武道のURLを貼られたのであれば、貼られた団体の方にも迷惑がかかりますし…。
安心して下さい。練功塾はいろんな方が練功されておりますし、動画に出れない方も沢山いらっしゃいます。
こじんまりと練功してますが、皆んなで達人を目指しております!

練功塾は「皆んなで達人になる!」を目指してますが、一番大切なのは「仲間の上達を喜べない方」は入会をご遠慮いただいています。←コチラもご理解下さいませ。

 

日々是合気「『足裏感覚』あっ?ほんとに足がある!!」

足裏の感覚

自分なりに「あっ変わったな」「レベルアップしたかも」と感じた時のお話し。
他人より運動能力、感覚が格段に鈍いので正直『足裏感覚』を長い間、本当に掴めずにいました。
なにしろ小学校、中学と体育と音楽は通知表に「1」か「2」しかもらったことがありません。

そんな感覚の鈍い私なので、何年経っても「まだ足裏わからないんですか?」と塾長にも飽きられる始末。
それが、ある時「おっ?脚がある。足裏もある!」という瞬間が訪れました。
その感覚があると今まで難しく感じていたことも、面白いように出来るようになって来ました。
その時から、やっと少しつつ合気練功が進みだしたという所です。

どうやって『足裏感覚』を掴んだかって?
それは…運動音痴の私が考えたことなので恥ずかしくてここでは明かせません。
直接、会って聞いて頂けれぱ、こっそりとあなただけにお伝えしますね。

byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~「見えない世界」

 私事で恐縮ですが、年末から鼻づまりが酷く、1月に副鼻腔炎(ふくびくうえん)の日帰り手術をしました。
長年(十年以上!)悩まされてきた鼻づまりが解消され、口呼吸中心から鼻呼吸中心の生活へ。
大げさなようですが「世界が変わった!」と言えるくらい爽快な日々を送っています。
合気練功の世界でも、早く「世界が変わった!」と言えるように精進したいと思っています。(うーん、先は長そう・・・)

練功の大切なキーワードの一つが「外から中へ」です。
言い換えれば、外形から内形への転換です。
一系を例にしてみると、縦の圧を保持しながら後方斜め上のゴムを引き、さらに斜め下のゴムを引き・・・という一連の動きを身体でつくるのではなく、身体の中でつくるのです。
つまり、自分の身体の中でもう一人の自分が相手と練功しているようなイメージです。(こうした練功の仕方は、I副長も強調されています。いわゆる「小人」!)
そうすると、身体の中で練功している自分をもう一人の自分が俯瞰(ふかん)して見ているような感覚が現れます。(うーん、ちょっとオカルト的?)

ともすれば、人間は自分の目で見える部分を意識しすぎる傾向があります。
つかまれた手首を意識した瞬間、力が入り、相手の抵抗を誘発してしまいます。
この時に身体の見えない部分(身体の内部)に意識をもっていくことがとても大切です。

私が大好きな漫画「ナルト」では、ナルトの師匠の自来也(じらいや)という忍者が登場します。
彼と戦っている敵は、いつの間にか自来也の身体の中に取り込まれてしまいます。
そして、自来也のお腹の中でもう一人の自来也と戦うのです。これでは勝てるはずありません。

自分と相手ではなく、自分の中に取り込んだ相手と練功していると考えれば、無駄な力を使う必要もありませんね。
発想を変えてチャレンジしてみてください。
目指せ、自来也‼

今月の川柳
練功は 身体の中を 動かそう 
つかまれた 手首は捨てて 中を観る(見るではない!)
飲み込んだ 相手は何も できやせん(自来也)

TAKA