2022年 9月 の投稿一覧

はやく仙人になりた~い!「ビールを飲みながら足裏感覚」

今まで「筋肉レベル」で足裏感覚の練習方法を書いてきましたが、今回は「内部感覚」で足裏感覚の練習方法をお知らせします。

缶ビールを飲みながら考えていたら「コレってレポートに使えるかも?」

そんな程度なのでスルーした方が良いかもしれません。

〈練習方法:缶ビール編〉
立ってでも、椅子でも、胡座(あぐら)でも一緒です。

1. まず、缶ビールを握ります。
2. 次に缶ビールを持ち上げます。
3. 足裏への繋がりを感じましたか?

〈足裏まで感じて無い方〉
足裏を意識せずに缶ビールを持ち上げると筋肉レベルで、缶ビールを持ち上げています。

足裏の感覚を学ぶには、オンライン会員もしくは個人レッスンをお薦めします。

〈足裏まで感じた方〉
1. 缶ビールを持ち上げる手前で「足裏」を感じられる様にして下さい。
2. 持ち上げる手前とは、缶ビールが上がる手前=重さを感じるだけ(持ち上げたらダメです)。持ち上げるという事は「合気下げ」となります。
3. 全身か繋がっていると、自身が金縛りになり、「合気下げ」が掛かります。

こんな感じで、缶ビールを飲み干すまで練習して、最後は空になった缶ビールでも合気が掛かる様にしましょう。

練習と言いつつ、飲み過ぎには注意しましょう。

もちろんペットボトルでも練習できます。

量が減っていく事に、意味があるのです。

日々是合気「合氣それぞれ」

合氣も流派、会派、師匠ごとに捉え方も違えば、その顕われ方も違う。

筋骨に、物理的に力を与え崩すものや皮膚の操作を使うもの、イメージを多用するもの・・・

ほんの僅か、重心をずらすことにより、人を崩すことは可能になる。
物理的に理解しやすい方法もあれば、神秘的アヤシイ系もある。

幾流、幾人かの師範方に学んだこともあるが、それぞれ素晴らしい技であり、人でした。

どんなやり方であろうと、本来的には危機から脱することが出来れば、問題はない。

いま、練功塾の合氣が一番不思議で面白く感じていますが、
神経に信号を与え、制御するという話しは、たぶんアヤシイ系になるのだろうね。

動画を見ても、なぜ、相手が崩れているのか不思議に思われる方も多いのだろうな。

松原塾長はどんどん進化されているので、よりアヤシク見えるかも(笑)

アヤシイので、近付くまいと遠巻きに眺めておられる方もいるのかな。

そんな方たちが、興味を抑えきれず練功塾へ訪ねて来られたときに備え、しっかりと我が身と技を磨いてお待ちしたい。

byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~「木を見て森を見ず」

 最近、「合気」をワードにしたYouTubeの動画が数多く見られます。
 「皮膚感覚」、「脱力」、「伸筋を使う」、「接触面の維持」、「イメージ」など、多くの武術家がそれぞれの観点から「合気」の極意を説いています。私も視聴していて、「なるほど」と思うことも多くあります。
 しかし、動画を繰り返し視聴したところで、「合気」が使えるようになるわけではありません。また、講習会に1回(数回)参加しただけで「合気」を使えるようになるわけでもありません。

 それはなぜでしょうか?
 (あくまでも私見ですが・・・)こうした動画で取り上げられている、いわゆる「極意」と言われるものは「合気」の一要素に過ぎないということです。
 つまり、「合気のカラダづくり」という背骨に当たる部分がすっかり抜け落ちているのです。また、基本となるコンセプト(合気練功プロジェクトでいう「三点バランス」、「合気バランス」)が十分に説明されていません。
 まさに「木を見て森を見ず」なのです。

 私も合気練功プロジェクトでは古株になってしまいましたが、松原塾長の進化を目の当たりにし、お話をうかがう度に「合気」の奥深さを痛感しています。

 合気練功プロジェクトは、松原塾長が塾生のレベルアップに力を入れる為、しばらくの間セミナーの募集を停止します。(もちろん、個人レッスンや練功塾の体験参加はできますよ!)
 塾生の皆さん、達人目指して頑張りましょう‼

今月の川柳

合気はね 見ただけでは 身に付かず
講習会 参加したとて 身に付かず
一生練功 一生追求 山高し
高き山 みんなで登れば より楽し

今日もビールとハイボールを飲みながら、あれこれ考えています・・・ ← また飲んでいるのかーい⁉
大阪塾のTさん(河内のおっさん)、お互い飲みすぎに気を付けましょう!

                 TAKA 

虹をつかんだ男のココだけの話「引かれる事」

最近の練功で、気づいた事があったので、また記述したいと思う。
合気を掛ける時、とても重要な要素に“繋がる”という事がある。それは、簡単に言えば、手の指先から、胴体を通し、足の指先までゴムで繋がった感覚である。

体の中で出来たゴム感覚を使いこなせるようになれば、それを使って体の中の個々のパーツを連動させて動かす事が出来る。ある場所を動かせば、その動きが伝わって体の各所に影響及ぼす事が出来たり、ゴムを単体で引っ張っていたとしても、それにくっ付いている体の一部が影響を受け、それに伴って影響が波及していったりする。これを使うことが出来れば、手を動かしたいからといって、馬鹿正直に直接手を動かさなくても、二次的、三次的に手が動くのを待つ事が出来る。

そして、自分の体を繋げる事ができる様になったら、次は他の人の体に繋がる事を目指す。自分の体が繋がっている時、他人に触れた場合、その相手も纏めて繋げて一体化する事も出来る。これは、今までのゴムの繋がりの最終地点を、自分の手から、触れた相手の足へ切り替える事で相手の体丸ごとを自分の指揮下に置く事が可能となる。

これらの事からいえるのは、自分の体を繋げたり、相手と繋がったりする事においても重要な役割を担うのも、やはり、“弾力”であるという事である。
結局は、合気のカラダ作りが大切であり、出来ない方は、まず手の平のゴム感覚から地道にやるしかないという事である。

そして、最後に、イメージ上でゴムを引く時のポイントであるが、それは“引く”事ではなく“引かれる”事である。
外部で引く動作をしても、引かれる内部感覚が無ければ、その人が引いている物は、ゴムにはならないという事である。
ゴムという物は例え1㎜引いたとしてもその時点で引いた分の引き戻しが発生する。だから引けば引く程、段階的に引き戻しが強くなるものである。
今、あなたが引いている物が、引き始めから引き切ったところまで何の抵抗も実感できないのであれば、たとえそれが、自分ではゴムを引いているつもりであっても、あなたの引いている物はゴムになる事はないのだ。それは、あなたのゴムに対する認識の甘さであり、その認識を改めなければ、“弾力”を扱える次元に到達することは無い。