2020年 4月 の投稿一覧

「合気は身近なもの」

私は、長く武道修練してきましたが、壁に打ち当たり合気練功塾で修練する様になりました。

最初は、合気と言うと空を掴む様な感じでわかりにくかったのですが、言葉の通り、相手の心身(気)と合わせるという事に気付きました。相手と自分が繋がり一つの身体になる事により無限の力を得る事ができます。その為には、自我を無くさなければなりません。

心を落ち着かせ全ての事を受け入れる柔軟な心身が必要なのであり、澄み切った水にように全て見える心身を作らなければなりません。決して自分の損得や欲を出すとたちまちその水は濁り相手が見えず自分の周りだけで力を出し壁にぶつかってしまいます。

つまり、心静かにして相手と心身を一致させ調和させて相手の心身を我の身体の様に動かしてこそ無限の力が発揮されるのです。これが、合気でありこれを修練する事が究極の武の道と思われます。

この合気の考えを、我々の生活にも当てはめる事ができる。自分中心で相手のことを知ろうとしない場合は、相手の気持ちがわからず相手の協力を得られず1人の力に過ぎない。しかし、自分が物事を受け入れる事ができる大きな気持ちを持ち相手の気持ちを理解すれば、心が通じて協力してくれます。そしてその力は2人以上の力を発揮します。

この合気の考えは社会でも活用する事ができ、人間形成の上で大切と思われます。

合気の上達のポイントは、心静かにし相手と繋がり受け入れ調和できる心身を作る事が道場においても我々の生活においても重要と思われます。

by 愛基

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「核心に迫る その3」

 新型コロナウイルスの影響で、4月の練功塾・研究会もお休みになってしまいました。せっかく作り上げてきた合気の感覚がどうなってしまうのか、皆さん心配されていると思います。私もとても不安ですが、一人一人が今できることを実践していくことが大切だと思います。今一度、それぞれが工夫して練功していくことが求められているのではないでしょうか。

さて、先回まで「核心に迫る」と題して、合気について自分なりに述べてみました。今回はその続きです。

 合気とは「自分の身体の中にある本質を動かし、接触面を通して相手の身体の中にある本質に伝え同調させること。」と仮説を立ててみました。しかし、これだけでは説明が足りません。大切な点が欠けています。それは自分の本質と相手の本質が磁石のように引き合うということです。自分や相手の本質を身体という入れ物に入った粘り気のある液体と考えれば、それが磁力(磁気)を帯びていなければ相手と引き合うという現象は起こりません。

 それでは、どうやって磁力(磁気)を発生させるのか。この磁力(磁気)の基になるのが身体のゴム感覚です。ただこの身体のゴム感覚はまだ身体の動きで作り出すものなので磁力(磁気)ではありません。身体の動きを極限まで抑えて、ほぼ内部感覚だけで作り出すものが磁力(磁気)感覚です。これが研ぎ澄まされていくと、いわゆる「気」と呼ばれるものに進化していくのではないでしょうか。

 最近、自分の内部感覚が変わってきました。上手く説明できないのですが、身体の中が以前よりも粘っこく動くようになってきたように感じます。そして、松原塾長がおっしゃていた「内部が動いてから身体という外側が動く」という感覚が分かるようになってきました。実はこの感覚は、1系(いわゆる合気上げ)で相手の腕が上がっていく現象を起こすために、とても大切だと思っています。

 例によって、以上の文章は私の所見であり、君もしくは君のメンバーが誤解し、あるいは混乱しても、当方は一切関知しないので、そのつもりで。

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 ところで皆さん、最近、研究生の方々が次々とブログを立ち上げています。読まれましたか?それぞれの方々が真剣に合気を探求していることがひしひしと伝わってきます。是非とも読んでいただき、練功の糧にしてくださいね。

 私は自分なりのスタイル(Tスタイル)で、綴っていこうと思います。 ティー、ティー、ティッティ、ティー!

 失礼しました・・・・・。           

by TAKA

空をつかむ「からだを動かす、ということ」

まず最初に合気の基本的なからだを作るため、背骨揺らしを教わる。背骨の一つ一つを丁寧に動かし可動域を広げる(ここまでは普通に理解できる)

次に皮膚感覚を磨き(ここから難易度が上がる)、さらに次の段階でからだの内部感覚を磨く。(ものの本で読んだ達人の領域)

最終的には外部感覚研ぎ澄ます(超人の域...)、とのこと。すでに基本でかなり奥が深い。つかめないものがどんどん増える...

とにかく合気では内外とも感覚をとにかく繊細に研ぎ澄ますことが必要らしい。

動かすこと自体はこれまでもある程度内部の動きは意識してので、その感覚も意識しながらとりあえずやってみる。比較的簡単に、できない…。一つ一つを丁寧にというのがあらためて行うと非常に難しい。いかに自分のからだが思い通りに動かせていないかが実感できる。

縦の動きから横、捻転、開放と進む。ただこの動きは完璧にできないながらもふとした瞬間にからだの心地よさがあるのと同時に、だんだん背骨から腕や足が動かせるような感覚がある。この感覚は他にもつながりそうな感じがあるので意識しながら背骨揺らしを続けてみたい。

by kaz

虹をつかんだ男のココだけの話「オンライン講座 会員の方へ」

オンライン講座会員の方へ

合気練功塾には、オンライン講座もあり、たくさんの会員がいる。私もオンライン講座から、入会した一人である。塾生の私から見れば、この講座の動画はとてもわかり易いと思う。

背骨揺らしや弾力づくりなどの基本動画は勿論のこと、他にも、例えば1系を会得するためのポイントや注意点の解説動画だけでも何パターンもあり、いつ見ても色々気づきがある。
とても充実しているオンライン講座なので、会員数は右肩上がりに伸びているのだろうと思っていたのだが、横這いであるという事実を知り、私はとても驚いた。毎月、一般動画を見て入会する人がいる一方で、同じ位の数の人が辞めているというのだ。

そういう方々に私が出来るアドバイスは、「(興味本位で入って、取り敢えずやってみたが、よくわからないので、辞める。)という経過を辿る人は、ご自分の時間もお金も無駄になるだけなので、最初から入らない方が良いですよ。」という事だ。

はっきり言ってしまえば、動画を見ただけで、合気は出来るようにならない。理由の一つとしては、“出来ない自分”が考えられる範囲には正解がないからだ。

今まで、何十年も生きてきて、その中で身に付けた考え方や体の動かし方しか知らないので、動画を見たとしても、自分が理解出来るように、無意識に事実をねじ曲げて解釈してしまう。動画で起きている現象も、自分が経験した事からしか類推できないので、分からない。分かったと思っても、残念ながら正解ではない。まだ正解を導き出せる次元にいないのだ。だから、どれだけ頑張っても、合気の現象化は出来ない。

例えば、合気上げ一つとっても、動画では、掛け手が受け手を上げている様に見えるだろう。しかし、実際は、掛け手は受け手が上がる様な仕掛けを作っているだけで、最終的には受け手の出した力が地面にぶつかって自力で上がってしまうのだ。
実際、動画でも塾長は「上げているわけではない。」と何度も言っている。しかし、合気の原理を知らなければ、どうしても上げているように見えてしまう。

もう一つの理由は、合気は内部感覚の操作なので、表には出てこない。見て分かる部分より、感じなければわからない分からない部分の方が、遥かに多い。それも、とても繊細で、余程注意していたとしても感じ取れないような感覚なのだ。感じ取れない物は、作り出せる筈がない。だから、結論として、この感覚を獲得するには、“出来る人”に教えてもらうしか方法が無いのだ。

しかし、有名、無名関わらず、合気を教えている指導者のところに行っても、身につく事はほぼ無い。なぜなら、その指導者に教える気や能力がないからだ。その証拠に、その人以外に教えられる人が育っていない。そんな所に行ってもお金と時間を捨てるだけだ。

だが、ここ合気練功塾は違う。合気の原理と感覚を教えられる人は、塾長を除いても、10人以上いる。こんな所は他にない。
オンライン講座に入会したのであれば、退会するのは、塾か倶楽部に参加してからでも遅くはない。名古屋以外にも、東京、大阪、福岡で門戸を絶賛解放中である。
私は塾に一度参加した時に確信した。

「ここで練功を積めば必ず上達する。(だって出来ている人がたくさんいるのだから)」と。

皆さんも是非ご参加下さい。お待ちしております。

by 宮崎