ミニ講座

ミニ講座57

【合気の原理Ⅰ】足裏感覚(重心を一つにする)2017.12.10

今回も「合気の原理Ⅰ」を復習しましょう。

 

まず相手の手のひらを通して足裏に圧をかけ、その力が床に到達すると「カツン」と床にぶつかった感触が得られます。

その感覚を切らないようにして、次に自分の重心を足先の方に移動させてみてください。

 

これ以上いくと前に倒れそうになるので継脚をしたくなる直前で止めてください。

すると相手は期せずしてこちらの重心を全身で受け止めることになります。

 

そこでお互いに一歩でないように重心の位置を微調整しながら止まってみてください。

ふたりの重心が一つになっている感覚が得られると思います。

 

今週水曜日の合気練功プロジェクト動画に解説動画をアップしておきますので、参考にしてください。

 

 

ミニ講座56

【合気の原理Ⅰ】足裏感覚を養う 2017.12.5

合気の原理Ⅰは「足裏とつながる」です。

お互いに練功が進んでいくと、相手が崩れやすい状態になってしまい、技がかかっているように見えても実は繋がっていなかったということがあります。

そこで、今日はそれを確かめる方法をお伝えします。

基本2系(下への崩し)を思い出してください。
2人で練功している時に、相手を下へ崩す直前で一旦止まってみてください。

その時、相手に後ろや横に逃げられてしまうようでは残念ながら合気はかかっていません。

基本2系でうまく繋がっていれば、例え相手がその状態から一瞬逃げられたとしても、また元の場所(重心のある位置)に戻ってきます。

つまり合気がかかれば、その場から離れることが難しくなるのです。

何故なら、合気がかかると二人で一つの重心が形成され、まるで足に杭が打たれた状態になるためです。

当たり前のことですが「人は重心のあるところにしか存在できない」ということです。

今回も合気練功塾プロジェクト動画がアップ(毎週水曜日)されるので、確認してみてください。

ミニ講座55

【合気の原理 番外編】崩れの方向 2017.11.29

今日は、合気をより効果的にかけるため、崩れの方向について解説してみたいと思います。

合気練功塾の塾生も意外と気づいていない方がいますので再確認するつもりで読んでください。

 

まず相手が下方向に崩れているときは当然ながら膝が屈曲してます。

ところがせっかく合気をかけても下に崩そうとするときにわざわざ膝が曲がりにくい方向に力のベクトルが向いていると、当然相手は下に沈み込むように崩れてはくれません。

あとは力ずくで倒そうとすればするほど相手からの反発を受けてしまいます。

 

ではどうすれば良いか…

 

1.まず相手の足裏に重みがかかるように下に圧をかけます。

2.次にその重みをキープしたまま、ほんの少し相手の重心が前にくるように皮膚の遊びをとります。

3.すると下への圧と手前に引かれた2つのベクトルで合成された力が相手に伝わります。

4.それが膝が屈曲する方向と一致したときに相手は膝を曲げて崩れ始めます。

 

詳細は合気練功プロジェクト動画(毎週水曜発信)に収録しておきましたので確認してみてください。

 

 

ミニ講座54

【基本原理Ⅱ(推進力の復習)】2017.11.15

第2回集中講座(名古屋・東京)にご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした。
まだ、合気感覚は体に残っていますか?

では、感覚が残っている間に復習しておきましょう。

今回の講座では「合気の原理Ⅰ・Ⅱ(足裏感覚と推進力)」をメインに基本2系(下方への崩し)を使いました。

ポイントは「〇〇しながら〇〇する」です。
例えば、「足裏を感じながら推進力を感じる」
「推進力を感じながら重心移動させる」
「重心を移動させながら足裏を確認する」などです。

できるだけ、多くの感覚を総動員して練功してみてください。

もう一つヒントです。

合気を掛けるときは、その動きに慣れるまではスピードで誤魔化さないことです。

ゆっくりと内部感覚を確かめながら、コマ送りをするように行ってください。

では本日公開の合気練功プロジェクト動画で確認しておいてくださいね。

 

 

ミニ講座53

【基本原理Ⅲ(背骨の同調:座捕り)】2017.11.1

みなさん、合気の原理Ⅰを思い出してください。
「足裏とつながる」でしたね。

座捕りの場合、「足裏」が「すね」辺りになります。

おたがいの重心が「すね」でつながります。
座捕りをする場合、意外にこの点を忘れてしまう方が多いです。

立っても、座っても必ず重心が一つにつながっている必要があります。
その上で同調が始まるのです。

さて、同調しながらお互い、体の内部感覚を感じてみてください。

空気がパンパンに入ったゴムボールのように弾力感のあるカラダになっているでしょうか。
この状態をキープしつつ、相手の重心をコントロールできるよう練功してみてください。

この時、意識の置き所を注意してくださいね。

相手を押そうとか引こうとかしないで、あくまでもお互いにつながったときにできる一つの重心に意識を集中するのですよ。

相対練功の方法を動画に入れておきました。
水曜日の合気練功プロジェクト動画を参考に試してみてください。