2021年 9月 の投稿一覧

はやく仙人になりた~い!「足裏からの反発」

松原合気は、ゴム感覚を使って、自身のゴムを引いて、伸びたものは縮む

相手は無意識に身体のゴムを引っ張られており、ゴムが戻ると無意識に反応が出てしまう。(伸びたものは縮む)

固定されたお互いの足裏があるから、躓くか?躓かせるか?の現象が起こるんだと思います。

最近、YouTubeで若田さんの宇宙実験を観ました。

無重力状態でネジを回す実験をしており、無重力状態でネジを回しても、身体が回るだけで、ネジは回らない。

実験の結果は、足を固定してネジを回すと、足裏からの力が伝わり、ネジが回りました。

足裏からの力が伝たわったから、ネジを回す事ができた。

と言うことは、無重力状態で身体を動かして(ココがゴム感覚?)足裏で反発を利用する事がゴム感覚なのかも?

ただし、全身が繋がってないとネジまで力が伝わらない

無重力だと腕だけでネジを回しても、身体が回るだけ。

足を固定するから、足裏からの力が手まで伝わり、ネジが回せる。

ですが、ネジは関節もなく、最初から固まっているから、回せました。

しかし相手の身体は関節があるから、どこかに緩みが出ます。

コレが難しいんです。

どうしたら、相手の緩みを奪い緊張させ、自身の身体を繋げた状態で、
地面からの反発(ゴム感覚)を利用して、火事場の馬鹿力を出せるか?

この身体操作を知るには、塾長の手を取るしか、答え合わせができません。

無重力状態で全身を繋げ、全力でネジを回すと、ネジ(足裏)の跳ねっ返りで、自身のスピードが増すって事?

日々是合気「賽の河原で合気練功」

日々練功しているなかで、ゴム感覚もしっかりあって合気の如く相手を崩すことが出来、
「俺って結構出来てるんじゃね」と思う時がある。

しかし、そんな思い上がりもふとした瞬間に根底から崩れ去る。
全く出来なくなることがしばしば現れる。

不思議なくらい、出来る時と出来ない時がある。

まだまだ、本当の「合気のカラダ」が出来てないんだね。
最低でも自分のカラダが足の裏から手の指まで繋がっていればなんとかなるはずだが、
簡単にバラバラになる。

賽の河原で石を積んでいるようなものだ。またまだ、先はながい。

         byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「立禅」

新型コロナウイルスがおさまらない状況で、不要不急の外出を控えているのですが、毎日取り組んでいるのが「立禅」です。太極拳で言うと「抱木站椿(ほうぼくたんとう)=両手で大木を抱えるようにして立つ」です。

 先日、ある武術家の先生に立禅を教えていただく機会があり、毎日少しずつ取り組んでいます。この先生が強調されていたのは、あらゆる方向に力を発する身体をつくることでした。これは、合気練功塾でいうと「全方向にゴムを張りめぐらせる」ことなのではないのでしょうか。

 一元→二元→三元→四元というように練功していくと、やがて身体はほとんど動かさずに、意念だけで練功することになります。私は、この最終形態を立禅と捉えています。(あくまで私見なので、練功塾の理念ではありません。誤解なさらぬよう。)

 まだ初めて1ヶ月あまりなのですが、以下のようなことを感じています。
1 時間がたつにつれて、腕の重さを強く感じ、身体の無駄な力が抜けていく。
2 身体が膨らんでいくような感覚と同時に、外側から身体を抑えられているような感覚を感じるようになる。
3 呼吸を強く意識するようになる。吸うときに身体が膨らみ、吐くときに身体が縮む。
4 身体の中心=丹田?を意識するようになる。

 継続していくと、自分の身体がどう変化していくか楽しみです。
また、ブログで報告します。

 ところで、先日の練功塾に、北海道セミナーでお世話になったお二人、Yさん(東京の松原塾のターミネーター)とTさんが東京からいらっしゃいました。実はTさんは「Tスタイル」の読者で、(ややこし・・・)私のブログをTのしみ(楽しみ)にしていただいているとのこと。それをTて(聞いて)、ますます頑張ろうとTよく(強く)感じた今日この頃です。Tさん、また是非Tきょう(東京)にうかがいますね。そのTき(時)はよろしゅうお頼もうします。(ああ、ややこしや、ややこしや・・・)

今日の一句(いつも一句ではないのですが・・・)
Tさんが ターミネーターと やってきた
Tさんは 太極拳の 達人です
Tさんの ニックネームは TAICHI(タイチ)です
(勝手につけました。すみません!)
タイチのね 苗字は 国分ではないよ
                 TAKA

虹をつかんだ男のココだけの話「引き合う」

合気の現象化を起こすためには、相手にもゴムを引いてもらうのが理想である。最悪でも、自分が引くゴムの端を持っていてもらう必要がある

人間の重心は臍の下辺りにあり、それを両足が作る面内に置く事でバランスを保つ事が出来る。その面から外れると重心は支えを失い、地面まで落ちてしまう。この状態が、倒れるとか、転ぶという事である。
だから、立っているという状態は、バランスを取るために足がうまく位置どりをして、重心を両足が作る四角形に収めているという事になる。

前回も書いたが、人間は転ばないように生活をしているため、足で踏んばって、手を自由に動かして作業する事が普通になっている。
この状態で自立している限り、合気の現象化は不可能である。相手も手を自由に使える体勢で作業をする習慣が染み付いている「人間」なので、どんなに静かに動こうと、手を動かす意図が伝わってしまう。

合気練功塾では、「合気とは、手と足の機能の逆転である。」と教わる。
足で踏んばっていてはダメで、手で自分の体を支えるのである。

「どういう状態?」という事になるのだが、すごく不安定な状態である。重力が有るため、足は地面に着いてはいるが、重心を足で支えるのではなく、手の方に引っ張り上げている。また、お互いが同じ状態になっているので、二人は、手の中で一つになった重心を引き合いながら浮いている様な感じで立っている。(この体勢、外見上は、足で踏んばって手を動かそうとしている状態と同じなので、それしか知らない常識人には、いくら頑張っても、そのようにしか見えない。)実際はお互いがお互いを支えとして立っているため、片方が消えると、もう片方も立っていられない状態なのである。

足が足の役目をして、十分に踏んばった上で、手を手前に動かした場合、相手には「引かれた。」と認識され、スカされるか、潰される。
しかし、自分が、足元がふらふらで、今にも倒れそうな時の「しがみつく」や、足が着かないところでの「ぶら下がる」といった「不安定」を演出することが出来た場合、相手は、「引きずり込まれる。」という恐怖から、反射的に「引き合う」事を余儀無くされる

この時の〈相手も引き合いに参加してくれた〉状態が、ゴムの端を持ってくれた状態「同調」であり、この時、一つになった重心を張力を使って操る事が出来れば、相手を容易く振り回す事が出来る。