ミニ講座

ミニ講座32

本日の練功ポイント
【押さえ込むのではなく、ずらす】
相手の手に上から圧をかけ、下にしゃがませるよう倒すときに
さらに上から押さえ込むようにして圧を高めていくと
相手の反発力を引き出してしまい、固まって動かなくなります。
「押さえ込む」のではなく、「ずらす」のです。
最初の圧で相手の足裏重心を捉えることができたら
それ以上の圧を加えず、重心を少しずつずらしていけばよいのです。
古参の塾生はこの辺りの感覚が徐々に繊細になってきました。
今日も何人かの塾生はその「コツ」をつかんだようです。
次回の練功まで忘れずに感覚を磨いておいてくださいね。

ミニ講座31

先週の日曜日、合気練功塾に女性の新メンバーが加わり、塾の雰囲気がますます賑やかになってきました。
武術は未経験なのですが、今までに気功を学ばれており、すでに合気特有の身体感覚を感じ取られたようで、これからの練功が楽しみな方です。
さて、今回は座捕りの合気上げで締めくくりました。そのコツはいつもお伝えしているように相手と繋がること。
つまり、相手を持ち上げようとするのではなく、いかにして相手が立ち上がりたくなるような条件作りをするのかがポイントです。
講習内容を撮影したのですが、足元が画面に入っていないため公開できませんが、そのかわり新テーマとして「合気の原理」をアップしますので是非参考にしてみてください。

ミニ講座30

合気練功塾(116)の復習ポイント

本日の練功は背骨ゆらしを中心に行いました。

今回のポイントは足先から指先までつながった状態を切らないで、心と身体の赴くままに背骨を動かすこと。この身体をつなげたまま動かす(動かされる)ことが簡単なようにみえて意外と難しいのです。

 

自分ではできているつもりでも、いざ相手に触られるとつい力が入ってしまったり、その上相手に抑えられると途端に動けなくなってしまう方が多いのです。

 

そこを突破して自由に動けること。

今日はそのコツをお伝えしました。

次回も引き続き行います。これができるようになると自分の身体と心が真綿につつまれたようにとても気持ちが良く動けるようになり、結果合気が一段とレベルアップします。

ミニ講座29

合気練功塾(1/8)の復習ポイント
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
新年最初の練功は大勢の笑顔に囲まれて素敵なスタートを切ることができました。やはりメンバーに女性陣が加わると、いつにも増して賑やかで活気が出てきますね(笑)
さて、本日の練功は“気の身体メソッド”の身体のつながりを確認してから基本形4(回旋)を行いました。まず、自由な動きの中でいかに身体のつながりを継続できるか。最初から少し難しい課題でしたが、古参の塾生の動きがとても良くなってきていることに驚きました。
やはり感覚の積み重ねがとても大きな差となって表れてきますね。頼もしい限りです。
単に力を抜くのではなく、身体の中に程よくゴムの弾力を感じていること。その状態で相手に触れると二人の間に身体の一体感が生まれ、自分の足裏から相手の足裏まで見えないけれどはっきり感じるゴムのつながりが生まれます。その感覚をずっと切らずに自由に手足を動かしていると合気感覚が身体に浸み込んでくるのがわかります。
一人練功もとても大事です。その時は周りの空間とつながる意識でやってみてください。いつも言ってますが、上達のコツは“意識と感覚を磨く” こと。これにつきますよ。

ミニ講座28

合気練功塾(12/18)の復習ポイント
初心者の方が技を掛けるときに、相手を倒そうとする意識が強すぎて力がぶつかってしまい、硬直状態になっている場面を見かけます。ただその延長線では合気は発揮できません。
皮膚を操作して相手の身体に圧を掛けていくと、表面上は動きがなくても相手の身体内部に動きが出てきます。それを感じる繊細さと余裕が必要で、その訓練が気の身体メソッドにあります。
相手の皮膚に圧を掛け続けること、そして最初は相手に反応がでるまで根気強くまってみること。歯がゆいようですが、相手の内部エネルギーの流れを感じられるようになるには、この一見地味な練功の継続が必要なのです。
それがわかってから徐々にスピードど上げていけば良いのです。焦らずゆったりと練功しましょう。
本日の練功で体感された経験の浅い方と古参のメンバーの“合気の差”の一つはそこにあります。
繰り返しますが、合気習得のポイントのひとつは"待てるか待てないか"です。