皆様、こんにちは。神谷といいます。合気練功塾でいろいろな可能性を追求している者でございます。このたび徒然に記述を試みることにしました。

さて、現象を言語化するときなかなかうまく表現できず、そして意図が伝わらず難渋することがある。そこまで日本語に自信があるわけではないが、抽象的な表現をたくさん有する日本語を使っても「でも違うな~」と思う。受取手の表情を見て自分が思ったように伝わってないなと感じることもしばしば。伝達は発信側と受信側の両方の要素が確実に存在する。

合気の感覚を探求するとき、松原塾長から受けた技を再現できるように脳をフル活用するわけだが、私の身体でさえ皮膚や筋の感度と感覚を構成する脳の「受容」の要素と、動きを作り出す脳と微細・繊細な動きを再現する筋肉の「効果器」の要素が存在するわけである。さらに縁あって練功塾で2人練習する際も、お互いに伝わる共通項の幅(気の合うところ)を、オノマトペも駆使して探っていくのだと思う。うまく伝わった時、それこそ合気の技である。

感覚の話なので感じ方もさまざまである。合気練功塾で行われている取り組みを、いろいろな表現を駆使して記述して、確実にある合気の世界を伝達していければと思う。