T-STYLE(研究生の雑記)

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「北海道に雪が降る!」

 4月25日に、北海道で初めての合気練功集中セミナーが行われました。今回、スタッフ(スタッフー!失礼!)として松原塾長に同行する機会をいただきました。前日の午後に新千歳空港に到着し、札幌市内で東京の松原塾のメンバーのTさんとYさん(お二人もスタッフ。スタッフー!何度も失礼!ちなみにTさんは太極拳の達人。Yさんは合気道の達人。世界の国々で指導される凄いお二人!)と合流しました。

 翌日は残念ながら雨。傘を差してセミナー会場に向かって歩いていると、なんと!・・・雪が!(正確には霰=あられ)さすが北海道!

 セミナーは12時スタートでしたが、今回のセミナーの会場をおさえてくださったKさん(ありがとうございました!)も参加していただき、5名で午前中から打ち合わせ&練功を行いました。

 12時近くになると、参加される方が続々と会場に到着されました。空手、合気道、総合武術等、長年武術の稽古に励んできた方々に、塾長は普段と変わりなく穏やかな笑顔で接してみえました。しかし、セミナーが始まると雰囲気は一変・・・!塾長はすべての参加者に手を取らせ、合気をかけては崩し、合気をかけては崩し・・・。徐々に参加された方々が驚きの表情に。「合気は本当にあったんだ!」そうですよね。私も塾長にお会いしてこう思いました。「合気は都市伝説ではなかったんだ‼」

 4時間のセミナー+1時間半の復習稽古の計5時間半もあっという間に終了。皆さん、少年のような笑顔で、北海道セミナーも無事終了。次回は10月を予定。ところが、この原稿の内容を考えているさなか、何と!7月に第2回集中セミナー開催の告知が!さすが塾長!「早い(仕事が)、上手い(技が)、安い(セミナーの価値からすると)」(どこかで聞いたフレーズ⁉)

 北海道セミナーに参加された皆さん。お疲れ様でした。私自身とても勉強になりました。東京の松原塾のTさん、Yさん、ありがとうございました。また、東京にもうかがいます。そして、塾長。今回貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 また、7月に北海道に行きまっせ!(宿は既に予約済み、飛行機はまだ・・・)よろしゅうおたのもうします!(なぜか関西弁!)

 

北海道セミナーに参加して・・・

 塾長は 飛行機の席でも 練功す

 塾長の 頭の中は ほぼ合気(失礼!)

 合気はね 人を笑顔に するのかな

 参加者も 思わずつぶやく スゲー!マジか!

 北海道 やっぱり言おう でっかいどー(ベタですが・・・)

                                                   TAKA

 

 

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「Osaka ローマ軒」

 先日、松原塾長のご厚意で大阪の松原塾に参加する機会をいただきました。名古屋の練功塾でも、他府県から参加される方が増えており、ご一緒する機会も増えてきていますが、今回は完全なアウェイ!さて、どうなることか・・・。

 

 当日、午前中の練功塾を終え、塾長と新幹線で大阪に向かいました。大阪駅では、塾長お勧めの店「ローマ軒」でお昼をご馳走になりました。私は「和風ボロネーゼ」をいただいたのですが・・・。これが美味い‼︎病みつきになりそうです。後から調べてみると、なんと、名古屋にもお店があることを確認!皆さん、「ローマ軒」お勧めですよ。

 開始約15分前に会場に到着。定刻には大阪塾の稽古が始まりました。私は大阪塾に初参加のSさん相手に対練をしたのですが、その感覚の良さにびっくり!もともと塾長の個人レッスンには何度か参加されてはいたそうですが、もう何年も練功しているような感覚に驚かされました。このSさんはもともと整体を生業とされていて、その業界では著名な方だとのこと。さすがですね。大阪恐るべし!

 さらに驚かされたのが、大阪塾のメンバーの方々の稽古に取り組む姿勢。とにかく真剣!熱量が半端ない!私のイメージでは、(失礼ながら)稽古中に「なんでやねん!」とか「こんなんでよろしおますか?」とか「そないなこと言われましても」とかいう言葉が飛び交うのかと恐れて(期待して?)いたのですが・・・。とんでもない。皆さん真摯(しんし)に稽古に取り組む紳士(しんし)ばかり・・・。(これがオチでっか?)

 また、大阪塾に寄せてもらいますさかいに、よろしゅうお願いいたします!

 

 最後に、名古屋の練功塾の様子を川柳にまとめてみましたので、お読みください。

(松原塾長の「終わります」の言葉で稽古終了なのですが・・・)

終わります 言ってもやめない 人ばかり

あきれ果て 塾長モップを かけ始め

すみません 私がモップを かけますよ

次の週 やっぱり塾長 モップがけ

すみません 私がモップを・・・ これデジャヴ?

                              TAKA

 

 

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「合気について」

 愛知県は緊急事態宣言が解除されましたが、厳重警戒宣言が発出されており、外出の機会がずいぶん減りました。そのため、自宅でYouTubeを見る機会が増え、いろいろな武術の動画を見ています。

 「合気」の動画も随分多くありますが、少し気になることもあります。それは、「これこそが本当の合気だ!」いうような(よくある)フレーズです。それぞれの方が血のにじむような鍛錬をされ、習得された「合気」。それは称賛されるべきですが、中には「他はニセモノ」と決めつけるような表現も見かけます。

 うーん⁈(長嶋茂雄風に)どうでしょう?

 「合気」は商標登録されたものではなく、それぞれの捉え方があるのではないでしょうか?わが練功塾の松原塾長は、自らが追い求めてきたものを「合気練功塾の合気」と捉え、決して「これこそが本当の合気」と決めつけたり、他団体を批判したりしてはいません。それぞれの団体が切磋琢磨し、より素晴らしい「合気」を追い求めていくことが、先人が切り開いた道を進むことにつながるのではないのでしょうか。

 先日、某団体の動画で、私の合気道の師匠が(多分、承諾なしで)名指しで取り上げられていました。(一部ですが)批判的なフレーズも含まれていたので、師匠に連絡したところ、意外な言葉が返ってきました。「連絡してくれてありがとう!まあ、多くの人がYouTubeをやっているから、いろいろなことを言っているよね。(笑)」さすが、師匠!人間の器がデカイ!おみそれしました!

 

 ところで、先日の日曜日の練功塾に四国(!)からいらっしゃったプロのダンサーの方(ダンスの先生)が参加されました。対練(対人練習)でお相手をさせていただいたのですが・・・。さすがプロフェッショナル!身体がつながってらっしゃる!さらに、時に「今、私の腕に力が入っていましたよね。」というように的確に自己分析をされていました。相手を倒すことを追い求めてきた一般の武術家よりも、よほど早く「合気」をつかまれるのかもしれませんね。ダンサー、恐るべし!

 

今日の迷言

合気はね 相手とつながる ことですよ

「これこそが!」 そういう人は ?????

怒るかな? 思っていたら ガハハハハ!

ダンサーは ダンサ(段差)も気にせず ジャンプする

 

おあとがよろしいようで・・・      TAKA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「太極拳恐るべし!」

 緊急事態宣言が続く日々の中、夜間の外出を控え、自宅で読書をすることが多くなりました。久々に読み始めたのが太極拳の入門書です。

 もともと太極拳には興味があり、東京で有名な団体の体験教室に参加したり、愛知県の某カルチャーセンターの教室に通ったりしたこともありました。東京では、とても丁寧に教えていただいたのですが、遠くて通うことができません。そこで、(流派は違うのですが)愛知県の某カルチャーセンターの教室に通うことにしました。その教室では、動きを忠実にまねる舞踊的な色合いが濃く、「太極拳入門」をうたっているのにもかかわらず、他の参加者はほとんどが何年も続けている方々でした。休憩時間には、発表会に向けて衣装をどうするかというような話で盛り上がっており、私一人孤立している状況でした。(合気練功塾とは大違い!ここ重要!)今思い出しても苦い思い出しかなく、数回参加してやめてしまいました。

 講師の先生は太極拳の世界では有名な中国人の方でしたが、初心者の私は個別に指導していただくこともなく、動きについていけない私に厳しい視線を向けられたことを今でも覚えています。太極拳という言葉を聞くと、この時の記憶が鮮明によみがえります。私の黒歴史です・・・・・。

 

 そんな訳で、太極拳から遠ざかっていた私ですが、久々に太極拳の入門書を読んでみたらビックリ!合気練功につながる言葉が満載!

含胸抜背 がんきょうばっぱい・・・・・  胸を緩め、背中を伸びやかにし、丹田に気を沈めるようにする。

上虚下実 じょうきょげじつ・・・・・・      上体は緩めて力を抜くが、下半身はしっかりと安定させる。

用意不用力 よういふようりき・・・・・      動作は意識で動き、力を用いない。

抱木站椿 ほうぼくたんとう・・・・・・      両手で大木を抱くように立ち、両手の指を向かい合わせる。この姿勢から相手を一瞬で跳ね飛ばす勁(ケイ)であるポンケイが発生する。

 うーん、合気練功につながるキーワードが次から次へと出てきますね!太極拳恐るべし!

 

 そして、何と!アマゾンプライムで武術太極拳を描いた「TAICH/太極」という映画を発見!

 しばらくは太極拳にどっぷりはまってみますか。

 

 今日の名言(迷言?)

 太極拳 舞踊じゃないよ 武術だよ

 衣装決め そんな暇ありゃ 教えてよ

 厳しさと 指導放棄は 違います

 ポンケイを やってみたいな いつの日か

 つながった 身体で動く 太極拳

 

 今回は愚痴が多くてすみません!でも、安心してください!(どこかで聞いたフレーズ!)合気練功塾プロジェクトは、みんなで力を合わせて合気をつかみに行くプロジェクトですからね。共にがんばりましょう!       TAKA

                                       

 

 

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「達人の言葉」

 新年あけましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染の脅威が続き、まだまだ先が見えにくい時代ですが、合気の習得を目指してお互いがんばりましょう!

 

 合気を習得したと言われる武術の達人は、昔も今も多数いらっしゃいます。しかし、実際にお会いする機会はなかなかありません。(既に亡くなられたもいらっしゃいますし。)私もラスボスことペイン松原塾長(失礼!)を含め3名の方しかお会いすることができていません。そういう私にとって、達人の「言葉」が練功のよりどころであり、助言でもあります。

 しかし、この「言葉」が常人には理解しがたいことが多いのです。「呼吸力」であったり、「中心力」であったり、「観の目」であったり、「宇宙と一体となる」(私の合気道の師匠の言葉)であったり・・・・・。ところが、最近YouTubeを見ていたら、ある外国人のナレーターが「達人の言葉は本質をとらえてはいるが、その方が感じたことをストレートに言葉に表しているので、その奥にあるものを見なければならない。」というようなことを語っていました。

 そうなんです!達人の言葉を頭でそのまま解釈しようとしても、???の無限ループに迷い込んでしまうのです。感覚を言葉に表したものは、頭ではなく感覚でとらえなければならないのです。そのためには練功を通して感覚を磨き、言葉を感覚で受け取ることができる受信機としての機能を高めていかなければならないのです。

 Don’t  think , feel.ですね。アチョー!

 

 最近の研究会では、相手とつながる時やつながってから、相手の足の根がかり(引っかかった状態)を頼りに自分が相手に近づいていくことを意識して対人練功をしています。自分がどっしりと構えている状態は、いわゆる「居着いた」状態で、身体の内部が止まってしまっていることが多いのです。自分の内部を常にエンジンをかけたアイドリング状態にしておくことが重要です。個人で練功する際、歩きながら身体の中のゴムを引っ張ってみるのもいいかもしれませんね。

 

今日の名言(迷言?)

「ありがとう 私をつかんだ つながった」

「ラスボスは 触れたら危険 宙を舞う」

「副長の つかんだ手首が 溶けていく」

(ぜひ、一度副長の手首をつかんでみてください!実感できますよ!)             

                                    TAKA