Tスタイル ~合気練功の日々~ 「達人の言葉」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

 新年あけましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染の脅威が続き、まだまだ先が見えにくい時代ですが、合気の習得を目指してお互いがんばりましょう!

 

 合気を習得したと言われる武術の達人は、昔も今も多数いらっしゃいます。しかし、実際にお会いする機会はなかなかありません。(既に亡くなられたもいらっしゃいますし。)私もラスボスことペイン松原塾長(失礼!)を含め3名の方しかお会いすることができていません。そういう私にとって、達人の「言葉」が練功のよりどころであり、助言でもあります。

 しかし、この「言葉」が常人には理解しがたいことが多いのです。「呼吸力」であったり、「中心力」であったり、「観の目」であったり、「宇宙と一体となる」(私の合気道の師匠の言葉)であったり・・・・・。ところが、最近YouTubeを見ていたら、ある外国人のナレーターが「達人の言葉は本質をとらえてはいるが、その方が感じたことをストレートに言葉に表しているので、その奥にあるものを見なければならない。」というようなことを語っていました。

 そうなんです!達人の言葉を頭でそのまま解釈しようとしても、???の無限ループに迷い込んでしまうのです。感覚を言葉に表したものは、頭ではなく感覚でとらえなければならないのです。そのためには練功を通して感覚を磨き、言葉を感覚で受け取ることができる受信機としての機能を高めていかなければならないのです。

 Don’t  think , feel.ですね。アチョー!

 

 最近の研究会では、相手とつながる時やつながってから、相手の足の根がかり(引っかかった状態)を頼りに自分が相手に近づいていくことを意識して対人練功をしています。自分がどっしりと構えている状態は、いわゆる「居着いた」状態で、身体の内部が止まってしまっていることが多いのです。自分の内部を常にエンジンをかけたアイドリング状態にしておくことが重要です。個人で練功する際、歩きながら身体の中のゴムを引っ張ってみるのもいいかもしれませんね。

 

今日の名言(迷言?)

「ありがとう 私をつかんだ つながった」

「ラスボスは 触れたら危険 宙を舞う」

「副長の つかんだ手首が 溶けていく」

(ぜひ、一度副長の手首をつかんでみてください!実感できますよ!)             

                                    TAKA  

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA