T-STYLE(研究生の雑記)

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「Brain」

 8月下旬から、突然起きた腰痛や痺れに悩まされ、整形外科、内科、泌尿器科(⁉)、神経内科と病院巡りの日々を送ってまいりました。(診察券が増えすぎて、財布に入らん!)しかし、松原塾長の施術(ゴッドハンド!)のおかげでようやく体調も戻ってきました。

 その際、数多くの医師の診察を受けたのですが、ある医師が「脳が痛みを覚えてしまい、錯覚しているかもしれません。」というようなことを言われました。この言葉が頭に残り、インターネットで色々と調べてみると、脳(Brain)が生み出す様々な錯覚があるということがわかりました。不幸にも事故や病気で手や足を失ってしまった方が、その失ったはずの手や足の痛みを感じるというようなこともあるそうです。

 また、人間の脳は10%しか使われていないということも言われます。言い換えればまだまだ覚醒していない部分があり、多くの可能性があるということでしょう。(余談ですが、リュック・ベッソン監督の「LUCY/ルーシー」という映画が脳の覚醒を描いており、荒唐無稽な部分も含めて楽しめます。)

 あるはずのないゴムを引っ張る、相手の身体の中に侵入して足をとらえる、意念で相手を動かす、これは身体のトレーニングではなく、脳のトレーニングに違いありません。合気練功プロジェクトは、そうした脳の可能性を追求した取り組みだと言っても過言ではないでしょう。

 私の今の課題は、「力の方向を変えること」です。1系(合気上げ)の際、つかまれた自分の手を何とかしようとするのではなく、内部感覚を通して相手に引っ張らせるようにすると力の方向が変わります。この辺りは秘伝に関わる部分なので詳しくは書けませんが、これがとても難しい‼しかし、先日の個人レッスンでこの感覚をはっきりととらえることができました!覚醒したか⁉

 それとも錯覚・・・・・?

 

 まだまだ脳のトレーニングが必要なようです・・・。 TAKA

 

 

 

Tスタイル 〜合気練功の日々〜 「脱皮」

  以前から、松原塾長は、「相手の筋肉にアクセスしないこと」を強調されています。そのためには、自分自身が筋力に頼らないことが求められます。ここで必要なのが、「意念」です。

  それでは、意念とは何でしょう?いろいろと調べてみると、「意識の塊」、「エネルギー」、「イメージ」というキーワードがあがってきます。人が意識を向けると、その部分の機能が増大し、活性化するといわれています。リミッターが外れると表現される方もいます。

  筋力に頼らず、意念を使って相手にアクセスしていくことが自動化できるようになること。これは、進化というより、筋力を脱ぎ捨てるという意味で、「脱皮」することだと思います。皆さん、脱皮を目指して頑張りましょう!

 

  最近、若き日のジャッキー・チェンの映画を見直しています。まさにゴムが張り巡らされたような身体の動きに、驚かされます。おススメは、やはり「酔拳」でしょうね。さあ、たまには美味しいお酒を軽くひっかけて、練功してみましょうか?くれぐれも足の小指をテーブルの角にぶつけないように気をつけて下さいね!                                             TAKA

Tスタイル 〜合気練功の日々〜 「変化と進化」

先日の個人レッスンで、松原塾長が合気の本質に関わる発見をされたことを話して下さいました。ここでは詳しくは書けませんが、これは合気練功塾にとって、とても大きな出来事だと思われます。

合気の修練を重ねていくと、いつか違うステージに到達できるような気がします。このような例えが適切かどうかはわかりませんが、書道で楷書から行書へ、行書から草書へと変化していくように、合気も変化していきます。しかし、さらにその先は質的に違ったものに進化していくのではないのでしょうか。つまり、読むことができる楷書や行書や草書ではなく、一般の人が文字として認識できない模様のような物に進化していくのです。
しかし、その為には、楷書→草書→行書と段階を追って修練を重ねていかなければなりません。ある日、突然に模様のような物が文字として認識でき、書くことができるようになるのでしょう。
皆さん、その日が来ることを信じて、身体を練っていきましょう!

このブログを書いているのは、10連休の真っ只中なのですが、時間を見つけて、家のあらゆる所を触って、足裏を感じてピョンピョン跳ねています。でも皆さん、な、な、なんと、松原塾長は、カーテンを触ってもその反発力で跳ねることができるんですよ!もしかして、カエルの生まれ変わり?

塾長、大変失礼致しました!!!
TAKA

Tスタイル 〜合気練功の日々〜 「奥義伝承」

練功塾や研究会では、1系(合気上げ)の稽古を繰り返して行っています。松原塾長も1系の大切さを感じておられ、熱心に指導して下さいますが、なかなか上達できません。(反省!)

最近の練功塾や研究会で塾長が強調されているのは、合気を学ぶ者としての心構えや稽古に取り組む視点についてです。詳細をこのブログに書くことは避けますが、日々進化されるご自身とその進化のスピードについて行けない塾生や研究生(私がその典型です。すみません!)の現状に危機感をもたれていることは間違いありません。

長年の修練により習得された「合気」をいかにして伝えていくか、日々追究されている塾長の思いに応えられるよう、初心に戻って努力して
いこうと思っています。

先日、ある院生の方からご指導いただいたことにとても衝撃を受けました。練功の際のイメージのもち方なのですが、発想の転換というのはこのことだと思いました。合気の稽古は、心の稽古、脳のトレーニングだと再確認しました。
(感謝!)

さあ、今日も愛犬ハチと練功に出かけることにします!(私の妻は散歩だと思っていますが、決して散歩ではありません。これは練功です!誰が何と言おう練功です!)

皆さん、達人を目指して頑張りましょう!
TAKA