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空をつかむ 「からだの内部感覚」

一人で練功をする際、ゴムでの表現がされるので、実際に輪ゴムを持ってゆっくりからだを張ってみている。その際に、ゴムを持っている手だけではなく、背骨や下半身など全身を意識するようにしているのだが、初めの頃はできるだけ繊細に、ゴムを引きすぎず、たわみを取る程度にと思っていても、やはり筋力に頼るため腕だけ、それどころか手だけで引いてしまう。

これまで筋トレなどされてきた人間は特にそうではないかと思うが、抵抗に対して筋力を使ってきた人間に、この繊細さは大きな壁となる。緩めようとすると、力を入れている部分の動きを止めようとからだがかたまる。これは緩んでいない。かといって。完全に力を抜け切るのも違う。非常に難しい。

こんなことを続けていた際、ゴムを持っている手から意識が薄れ、もう少し先(腕から肩、背中)に意識ができるようになってきた。足まで意識ができるとからだの中全体にゴムが通ったようになる。この感覚が常に持てるように続けてみようと思う。

またこのようなことを続けていたところ、最近少しからだの中での動きを感じるようになった。足まで通った後、足の方からからだの水分が上の方に引き上げられるが、足裏感覚はしっかりある…といったような感覚。これが内部感覚だろうか…この感覚が正しいかどうかはわからないが、今までない感覚で繊細に感じながら練功を続けてみようと思う。

by kazu

虹をつかんだ男のココだけの話 「夢を叶える」

願望実現のために必要なことは、既に願望を実現している自分を思い浮かべる事だという。なんの根拠もいらないし、臨場感を持って本気で思えば、結果がついてくるという。

例えば、宝くじに当たる人は、「当てる!」という、他の人からすれば根拠のない自信を持っている人が多いという。当たった自分を思い描きながら、本気で戦略を立て、現実を願望に近づけるような行動をとる。高額当選を複数回出すような人も実際にいて、その人たちは、我々凡人のように、「運が全て。」だとは思っていないのだとか。

長い間、私は、合気とは、事前に二人の間で取り決めがあり投げたり、投げられたりするものだ。」と思っていた。しかし、数年前、何の気なしに合気系の動画を見ていると、「どうやら、本物と偽物があり、本物は本当に不思議な現象を起こせるらしい。」と思う様になった。

それで私は、先ずは、色々と動画を漁ったり、書籍やDVDを買って見て自力で習得しよう と思った。しかしながら、皆目見当もつかなかった。しばらくして、これでは埒があかないと思い、誰かに教えてもらおうと何軒かの門を叩いた。

短期習得を謳う某所では、「私の体を触らせてあげるから、その状態を自分の体にコピーして下さい。」と言われた。気の小さい私は、「その状態も分からないし、コピーの仕方も分からないのですが・・・」とはいえず、愛想笑いを浮かべるしかなかった。

またある所では、日曜日の昼間に、地下鉄の駅で多数の乗客でごった返す中、百段以上の階段を十往復させられた後、そのまま昼休憩に入り、疲れで食事が喉を通らないという、まるで罰ゲームようなカリキュラムを毎月こなさせられたりもした。

また、動画の中では指導者と同じ様に、合気の現象化を起こしていたはずの弟子が実際に 会ってみれば、揃いも揃って何も出来ないど素人で、「この面子をDVDに仕立てて、数万 円で販売するって、あなたがたには、良心ってものがないのですか?」と問いたくなる様な詐欺集団もあった。

これらのところはどこも、指導者に教える気がなく、弟子が育たないので、誰も教えられる人がいない。だから、参加してすぐ何も分からなくなり、ヒントすらない状況に置かれる。“分からないところが分からない”ので自分では脱出不能で助けを求めようにも、周りには自分と同じ状況の人か、早々と諦めた人か、悟りを開いて出来た様に振る舞う人しかいない。
だから、何度通おうが一ミリも進歩している実感が湧かない。当然、習得している姿など描きようがなく途方に暮れていた。

そこに現れたのが、合気練功塾である。ちょうどオンライン講座の塾生を募集し始めた時期で、私は藁をもつかむ思いで入会した。動画を見たが、当然見ただけで分かるはずもなく、すぐに練功に参加させてもらった。この塾に初めて来て、塾長に指導してもらい、先輩方にアドバイスを受けながら練功し終えた時、「ここは凄い、間違いなく合気が手に入る。」と思えた。

ここでは、合気の原理を最初から教えてもらえる。誰でも、その原理を一つずつ習得し、 5つの原理を扱えるようになる事で現象化が起こる。それを分かりやすく、順序立てて教えてくれるので、個人差はあるが、自分の成長を実感を伴って感じられる。そして、ここには、その原理をある程度理解していて、合気上げなどの簡単な現象化が出来て、そのメカニズムまで説明できる人間も多数在籍している。

その人たちも、今のレベルに到るまでに、失敗を繰り返し、体を作り直してきた人間である。だから、苦労する箇所やつまずきやすいポイントなどがあらかじめ分かっている。体の作り方や動かし方がおかしければ指摘してくれるし、課題を克服するためにした方が良い練功方法など有用な知恵を授けてくれる。自分の事だけではなく、塾全体の底上げを考えている人の集まりなので、参加すればするだけ自然に上達していく。

「本物の合気を掴みたい。」と思った私は、合気練功塾に来て初めて掴める自信が湧いた。 そして、2年半ほどの練功を積み、その想いが確信に変わった今、まだまだ、私は伸びるに違いない。

by 宮崎

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「核心に迫る 補足」

 先回までに、「核心に迫る」と題して「合気」について自分が考えていることを綴ってきました。今回は違うテーマでと思っていたのですが、合気の本質に関わる「お互いの腰が磁石のように引き付け合う」ということについて補足して書いていきます。

 

 相手の本質にアクセスする→自分の本質と相手の本質をつなげる→同調する(ある研究生の方は波長を合わせると言ってみえました)→ゴム感覚を意念レベルまで小さくして磁力(磁気)を発生させる という流れについては先回までに綴ってきました。このプロセスの間、ずっと自分と相手の足裏をつなげているということは大前提です!ちなみに、松原塾長はこのプロセスをほぼ一瞬で行います。(驚!)

 磁力(磁気)を発生させると、松原塾長が言われる「腰と腰がくっつく」現象が発生します。ここで重要なのは、お互いの腰が前方斜め上を支点として引き合うということです。この位置は一系で言えば、手首を掴まれている箇所です。そうするとお互いに重心が浮き上がり、力を出すことができなくなります。よく合気上げをかけている写真を見ると、かけられた側が弓なりになっていることがあります。それはこの現象だと思われます。しかし、これではお互いに相手をコントロールすることができません。しかし、自分の腰が浮き上がる寸前に足でブレーキをかけて踏ん張ればどうなるでしょう?その結果、重心が自分の方に少しずれて、相手だけが浮き上がります!

 やはり重要なのはASIURAですね!英語で言うとSOLE(ソール)、フランス語ではSEMELLE、イタリア語ではSUOLE ←欧米か!

 皆さん、これにつきますよ。Don’t think FEEL SOLE!(考えるな、足裏を感じろ!)←欧米か!

 合気練功塾のタカ(TAKA)でした。←そっちのタカか!               by  TAKA

 

 

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「核心に迫る その3」

 新型コロナウイルスの影響で、4月の練功塾・研究会もお休みになってしまいました。せっかく作り上げてきた合気の感覚がどうなってしまうのか、皆さん心配されていると思います。私もとても不安ですが、一人一人が今できることを実践していくことが大切だと思います。今一度、それぞれが工夫して練功していくことが求められているのではないでしょうか。

さて、先回まで「核心に迫る」と題して、合気について自分なりに述べてみました。今回はその続きです。

 合気とは「自分の身体の中にある本質を動かし、接触面を通して相手の身体の中にある本質に伝え同調させること。」と仮説を立ててみました。しかし、これだけでは説明が足りません。大切な点が欠けています。それは自分の本質と相手の本質が磁石のように引き合うということです。自分や相手の本質を身体という入れ物に入った粘り気のある液体と考えれば、それが磁力(磁気)を帯びていなければ相手と引き合うという現象は起こりません。

 それでは、どうやって磁力(磁気)を発生させるのか。この磁力(磁気)の基になるのが身体のゴム感覚です。ただこの身体のゴム感覚はまだ身体の動きで作り出すものなので磁力(磁気)ではありません。身体の動きを極限まで抑えて、ほぼ内部感覚だけで作り出すものが磁力(磁気)感覚です。これが研ぎ澄まされていくと、いわゆる「気」と呼ばれるものに進化していくのではないでしょうか。

 最近、自分の内部感覚が変わってきました。上手く説明できないのですが、身体の中が以前よりも粘っこく動くようになってきたように感じます。そして、松原塾長がおっしゃていた「内部が動いてから身体という外側が動く」という感覚が分かるようになってきました。実はこの感覚は、1系(いわゆる合気上げ)で相手の腕が上がっていく現象を起こすために、とても大切だと思っています。

 例によって、以上の文章は私の所見であり、君もしくは君のメンバーが誤解し、あるいは混乱しても、当方は一切関知しないので、そのつもりで。

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 ところで皆さん、最近、研究生の方々が次々とブログを立ち上げています。読まれましたか?それぞれの方々が真剣に合気を探求していることがひしひしと伝わってきます。是非とも読んでいただき、練功の糧にしてくださいね。

 私は自分なりのスタイル(Tスタイル)で、綴っていこうと思います。 ティー、ティー、ティッティ、ティー!

 失礼しました・・・・・。           

by TAKA

空をつかむ「からだを動かす、ということ」

まず最初に合気の基本的なからだを作るため、背骨揺らしを教わる。背骨の一つ一つを丁寧に動かし可動域を広げる(ここまでは普通に理解できる)

次に皮膚感覚を磨き(ここから難易度が上がる)、さらに次の段階でからだの内部感覚を磨く。(ものの本で読んだ達人の領域)

最終的には外部感覚研ぎ澄ます(超人の域...)、とのこと。すでに基本でかなり奥が深い。つかめないものがどんどん増える...

とにかく合気では内外とも感覚をとにかく繊細に研ぎ澄ますことが必要らしい。

動かすこと自体はこれまでもある程度内部の動きは意識してので、その感覚も意識しながらとりあえずやってみる。比較的簡単に、できない…。一つ一つを丁寧にというのがあらためて行うと非常に難しい。いかに自分のからだが思い通りに動かせていないかが実感できる。

縦の動きから横、捻転、開放と進む。ただこの動きは完璧にできないながらもふとした瞬間にからだの心地よさがあるのと同時に、だんだん背骨から腕や足が動かせるような感覚がある。この感覚は他にもつながりそうな感じがあるので意識しながら背骨揺らしを続けてみたい。

by kaz