動画・ブログ

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「Osaka ローマ軒」

 先日、松原塾長のご厚意で大阪の松原塾に参加する機会をいただきました。名古屋の練功塾でも、他府県から参加される方が増えており、ご一緒する機会も増えてきていますが、今回は完全なアウェイ!さて、どうなることか・・・。

 

 当日、午前中の練功塾を終え、塾長と新幹線で大阪に向かいました。大阪駅では、塾長お勧めの店「ローマ軒」でお昼をご馳走になりました。私は「和風ボロネーゼ」をいただいたのですが・・・。これが美味い‼︎病みつきになりそうです。後から調べてみると、なんと、名古屋にもお店があることを確認!皆さん、「ローマ軒」お勧めですよ。

 開始約15分前に会場に到着。定刻には大阪塾の稽古が始まりました。私は大阪塾に初参加のSさん相手に対練をしたのですが、その感覚の良さにびっくり!もともと塾長の個人レッスンには何度か参加されてはいたそうですが、もう何年も練功しているような感覚に驚かされました。このSさんはもともと整体を生業とされていて、その業界では著名な方だとのこと。さすがですね。大阪恐るべし!

 さらに驚かされたのが、大阪塾のメンバーの方々の稽古に取り組む姿勢。とにかく真剣!熱量が半端ない!私のイメージでは、(失礼ながら)稽古中に「なんでやねん!」とか「こんなんでよろしおますか?」とか「そないなこと言われましても」とかいう言葉が飛び交うのかと恐れて(期待して?)いたのですが・・・。とんでもない。皆さん真摯(しんし)に稽古に取り組む紳士(しんし)ばかり・・・。(これがオチでっか?)

 また、大阪塾に寄せてもらいますさかいに、よろしゅうお願いいたします!

 

 最後に、名古屋の練功塾の様子を川柳にまとめてみましたので、お読みください。

(松原塾長の「終わります」の言葉で稽古終了なのですが・・・)

終わります 言ってもやめない 人ばかり

あきれ果て 塾長モップを かけ始め

すみません 私がモップを かけますよ

次の週 やっぱり塾長 モップがけ

すみません 私がモップを・・・ これデジャヴ?

                              TAKA

 

 

早く仙人になりた~い!「冷蔵庫を持つ」

先日、 引越業を手伝う番組を観てたら、合気と共通してるかも?と思った場面にでくわしました。役に立つか分かりませんがご紹介させていただきます。

小柄な女性が軽々と冷蔵庫(洗濯機だったかも?)を持ち上げてました。

コツは「物の重心を捉えてバランスを保つ」と説明してました。

どこかで聞いたような気が…?

さっそく、YouTubeで調べてみると、コレかなと思う動画を見つけました。

この動画の、前後の説明が大切なんです(オンライン会員)。

https://youtu.be/uWclX9MhmNc

ガテン系の人に、合気が加わったら最強になるんだろうな〜。

日々是合気「合気は物理か数学か?」

合気を紐解くには、数学的考え方は役に立つ。

原理1に2を足し3を足し4,5も足して合気の完成。

 

場合によっては、掛け算的結果もでる。

ベクトルや関数曲線も必要だ。

 

圧力、磁力やらも考えると確かに物理だ。

 

力みや、余分な動きはマイナス要素だ。掛け算ならばマイナスとマイナスを掛けるとプラスに転じるが、合気では残念ながら…ただ台無しになる。

 

合気を味わうことは出来ない。

 

! そう、雑味があっては合気を味わう事ができない

 

澄んだスープを丹念に造り、みずから味わい、また相手にも堪能していただく。

 

自らを合気の体に下ごしらえをし、相手を溶けこまし彼我の境なく渾然一体の合気のスープを作る。

 

数学でも物理でもなく、合気は家庭科で学ぶもののようでした。     

 

むかしから、敵を倒すことを「料理してやる」なんていうしね。

 

 

                                 ?!byたけぞう

 

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「合気について」

 愛知県は緊急事態宣言が解除されましたが、厳重警戒宣言が発出されており、外出の機会がずいぶん減りました。そのため、自宅でYouTubeを見る機会が増え、いろいろな武術の動画を見ています。

 「合気」の動画も随分多くありますが、少し気になることもあります。それは、「これこそが本当の合気だ!」いうような(よくある)フレーズです。それぞれの方が血のにじむような鍛錬をされ、習得された「合気」。それは称賛されるべきですが、中には「他はニセモノ」と決めつけるような表現も見かけます。

 うーん⁈(長嶋茂雄風に)どうでしょう?

 「合気」は商標登録されたものではなく、それぞれの捉え方があるのではないでしょうか?わが練功塾の松原塾長は、自らが追い求めてきたものを「合気練功塾の合気」と捉え、決して「これこそが本当の合気」と決めつけたり、他団体を批判したりしてはいません。それぞれの団体が切磋琢磨し、より素晴らしい「合気」を追い求めていくことが、先人が切り開いた道を進むことにつながるのではないのでしょうか。

 先日、某団体の動画で、私の合気道の師匠が(多分、承諾なしで)名指しで取り上げられていました。(一部ですが)批判的なフレーズも含まれていたので、師匠に連絡したところ、意外な言葉が返ってきました。「連絡してくれてありがとう!まあ、多くの人がYouTubeをやっているから、いろいろなことを言っているよね。(笑)」さすが、師匠!人間の器がデカイ!おみそれしました!

 

 ところで、先日の日曜日の練功塾に四国(!)からいらっしゃったプロのダンサーの方(ダンスの先生)が参加されました。対練(対人練習)でお相手をさせていただいたのですが・・・。さすがプロフェッショナル!身体がつながってらっしゃる!さらに、時に「今、私の腕に力が入っていましたよね。」というように的確に自己分析をされていました。相手を倒すことを追い求めてきた一般の武術家よりも、よほど早く「合気」をつかまれるのかもしれませんね。ダンサー、恐るべし!

 

今日の迷言

合気はね 相手とつながる ことですよ

「これこそが!」 そういう人は ?????

怒るかな? 思っていたら ガハハハハ!

ダンサーは ダンサ(段差)も気にせず ジャンプする

 

おあとがよろしいようで・・・      TAKA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虹をつかんだ男のココだけの話「0を作る」

0を辞書で引くと「何もない事の表示」とある。

座取りの合気上げは、掛け手が正坐をして腿の上に置いた手首を、受け手が目一杯の力で抑えるところからスタートする。そして、次の瞬間に受け手の身体は上に上がっている。この、静止した状態から一瞬で相手を跳ね上げる動作には何の力みもなく、軽々と上げられている様子が見て取れる。

そして、それを真似てやってみようとした時、何も知らない人は、静止している(0)=何もない状態から、いきなり筋力で上げようとするので、上がらないという経験をする事になる。

相手を動かすための動力が「筋力」以外思い浮かばないのである。今までの経験上、物を動かす為に「筋力」しか使った事がないので他の方法を知らない。相手も「筋力」しか知らないし、それに対する防御は数えきれない程しているので、いつでも当たり前の様に止められる。

そして、もう一つ重要なのは、「静止している(0)=何もない」と思い違いをしている事である。外から見れば、微動だにしないので、確かに、「何もない」様に見えるのだが、実際のところ、掛け手は手が触れた瞬間に自分の内部のゴムを引いている。すると、受け手も引きずり込まれない様に無意識のうちに引き返す事になる。

言うなれば、この0は、「何もない」0ではなく、「1ー1=0」で、「釣り合いが取れた」0という事である。掛け手は、受け手にバランスを取らす事を余儀なくさせているのである。

細かく言えば、静止した状態の水面下では、脛(足裏)から脛(足裏)まで身体を通して(裏の力)でゴムを張って、相手と(同調)している。そして、(推進力)により方向も決められている、もう既に、0の状態で上がるお膳立てが完了しているのである。

そして、遠心性収縮(ゆるみ)を使いゴムを引けば、1であった力は何倍にも増える。この時、自分が何倍にも力を増やせば、釣り合っているので相手も同じだけの力を出す事になる。すると2人の身体の中を通ったゴムは最大限に引かれ、相手側のゴムの端を切れば2人で出した力が合わさり自分の方に戻って来る事になる。

 

その波に乗って相手の重心が自分の手の上に乗って来る。後は、相手が力を出せば出すほど、地面と直結した自分の手を押す事になるので勝手に上がって行く事になる。

ちなみに、この0がプラスになった時は、相手に意図がバレ、マイナスの間は、相手に影響が出ない。だから、相手に触れた時に、何も無い状態から相手の出力とバランスする様に自分が相手に合わせて行き0に到達する時に止める必要がある。