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日々是合気「賽の河原で合気練功」

日々練功しているなかで、ゴム感覚もしっかりあって合気の如く相手を崩すことが出来、
「俺って結構出来てるんじゃね」と思う時がある。

しかし、そんな思い上がりもふとした瞬間に根底から崩れ去る。
全く出来なくなることがしばしば現れる。

不思議なくらい、出来る時と出来ない時がある。

まだまだ、本当の「合気のカラダ」が出来てないんだね。
最低でも自分のカラダが足の裏から手の指まで繋がっていればなんとかなるはずだが、
簡単にバラバラになる。

賽の河原で石を積んでいるようなものだ。またまだ、先はながい。

         byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「立禅」

新型コロナウイルスがおさまらない状況で、不要不急の外出を控えているのですが、毎日取り組んでいるのが「立禅」です。太極拳で言うと「抱木站椿(ほうぼくたんとう)=両手で大木を抱えるようにして立つ」です。

 先日、ある武術家の先生に立禅を教えていただく機会があり、毎日少しずつ取り組んでいます。この先生が強調されていたのは、あらゆる方向に力を発する身体をつくることでした。これは、合気練功塾でいうと「全方向にゴムを張りめぐらせる」ことなのではないのでしょうか。

 一元→二元→三元→四元というように練功していくと、やがて身体はほとんど動かさずに、意念だけで練功することになります。私は、この最終形態を立禅と捉えています。(あくまで私見なので、練功塾の理念ではありません。誤解なさらぬよう。)

 まだ初めて1ヶ月あまりなのですが、以下のようなことを感じています。
1 時間がたつにつれて、腕の重さを強く感じ、身体の無駄な力が抜けていく。
2 身体が膨らんでいくような感覚と同時に、外側から身体を抑えられているような感覚を感じるようになる。
3 呼吸を強く意識するようになる。吸うときに身体が膨らみ、吐くときに身体が縮む。
4 身体の中心=丹田?を意識するようになる。

 継続していくと、自分の身体がどう変化していくか楽しみです。
また、ブログで報告します。

 ところで、先日の練功塾に、北海道セミナーでお世話になったお二人、Yさん(東京の松原塾のターミネーター)とTさんが東京からいらっしゃいました。実はTさんは「Tスタイル」の読者で、(ややこし・・・)私のブログをTのしみ(楽しみ)にしていただいているとのこと。それをTて(聞いて)、ますます頑張ろうとTよく(強く)感じた今日この頃です。Tさん、また是非Tきょう(東京)にうかがいますね。そのTき(時)はよろしゅうお頼もうします。(ああ、ややこしや、ややこしや・・・)

今日の一句(いつも一句ではないのですが・・・)
Tさんが ターミネーターと やってきた
Tさんは 太極拳の 達人です
Tさんの ニックネームは TAICHI(タイチ)です
(勝手につけました。すみません!)
タイチのね 苗字は 国分ではないよ
                 TAKA

虹をつかんだ男のココだけの話「引き合う」

合気の現象化を起こすためには、相手にもゴムを引いてもらうのが理想である。最悪でも、自分が引くゴムの端を持っていてもらう必要がある

人間の重心は臍の下辺りにあり、それを両足が作る面内に置く事でバランスを保つ事が出来る。その面から外れると重心は支えを失い、地面まで落ちてしまう。この状態が、倒れるとか、転ぶという事である。
だから、立っているという状態は、バランスを取るために足がうまく位置どりをして、重心を両足が作る四角形に収めているという事になる。

前回も書いたが、人間は転ばないように生活をしているため、足で踏んばって、手を自由に動かして作業する事が普通になっている。
この状態で自立している限り、合気の現象化は不可能である。相手も手を自由に使える体勢で作業をする習慣が染み付いている「人間」なので、どんなに静かに動こうと、手を動かす意図が伝わってしまう。

合気練功塾では、「合気とは、手と足の機能の逆転である。」と教わる。
足で踏んばっていてはダメで、手で自分の体を支えるのである。

「どういう状態?」という事になるのだが、すごく不安定な状態である。重力が有るため、足は地面に着いてはいるが、重心を足で支えるのではなく、手の方に引っ張り上げている。また、お互いが同じ状態になっているので、二人は、手の中で一つになった重心を引き合いながら浮いている様な感じで立っている。(この体勢、外見上は、足で踏んばって手を動かそうとしている状態と同じなので、それしか知らない常識人には、いくら頑張っても、そのようにしか見えない。)実際はお互いがお互いを支えとして立っているため、片方が消えると、もう片方も立っていられない状態なのである。

足が足の役目をして、十分に踏んばった上で、手を手前に動かした場合、相手には「引かれた。」と認識され、スカされるか、潰される。
しかし、自分が、足元がふらふらで、今にも倒れそうな時の「しがみつく」や、足が着かないところでの「ぶら下がる」といった「不安定」を演出することが出来た場合、相手は、「引きずり込まれる。」という恐怖から、反射的に「引き合う」事を余儀無くされる

この時の〈相手も引き合いに参加してくれた〉状態が、ゴムの端を持ってくれた状態「同調」であり、この時、一つになった重心を張力を使って操る事が出来れば、相手を容易く振り回す事が出来る。

はやく仙人に! テンセグリティの「伸びたものは縮む」の「伸び」

苦手なパソコンをしてると、疲れた時に「伸び」をします。
 
疲れたら身体をギュと縮みながら、伸びませんか?
 
ギュとせずに伸びても、気持ち良く伸びて無いと感じませんか?
 
ギュとしながら伸びる事が遠心性収縮だと思います。
 
この動作は、無意識に全身を繋げて「伸びたものは縮む」という事でないでしょうか?
 
あと、伸びる時は、どこかの部位が接地して伸びてると感じませんか?
 
テンセグリティに例えると、ゴム部分は伸ばされており、ストローとゴムが接触してる箇所は
固定されてます。(テンセグリティはゴムが引っ張り合って形成されてます)
 
テンセグリティを地面に固定して、引っ張ってみると、全てが繋がって作動してます。
 
ゴムとストローの接触箇所(繋がり)があるから全ての部位が、伸びても縮む事ができる。
 
テンセグリティは、もともとゴムが縮もうとして形成されているから、身体のギュは無いと思います。
 
例えば、椅子に座って伸びをすると…。
(意識して伸びるのではなく、難しいけど自然に伸びるイメージ)
①お尻だけ接地して「上に」伸ばす。
②お尻を「上に」伸ばしながら+背中を背もたれに軽く接触して、後斜め「上に」伸ばす。
 
腕は自然に動くがまま、気持ちよく自由に動かして下さい。(できるなら一系の位置)
身体の伸びの後に、腕がついてくる感じだと思います。
 
この感覚がウォーミングアップの①と②に当たるのではないでしょうか?
 
でも、手を持たれると、肘か肩に力が入って自然な伸びができないんですけど…。
 
あとは身体を繋げる順番というか、足裏からの流れ。
 
コレが本当に難しく、この感覚の「答え合わせ」をするには、塾長に持ってもらうか、院生に持ってもらう事が近道だと思います。
 
自分には①と②が解っても、まだ③④があるので、ゴールは遠いです。
 
最近のウォーミングアップは下半身の筋肉痛がひどくなり、院生の方に相談してみると、身体を鍛えた方が良いとアドバイスを頂きました。
 
ただし通常の筋トレとは違うそうです。
 
こう言った相談もできるようになります。
 
一度、体験に来てみてはいかがでしょう(^^)。

日々是合気「シャボン玉」

「これくらいでいいですか?」とか「まだ弱いですか?」「もっとやったほうがいいですよね?」

 

そう質問された時、たいていやりすぎてると感じます。

 

最近塾長は風船を例えにつかわれています。そのくらいの圧で良いということです。

 

その風船は、力みが入るとシャボン玉のように消えてしまうようです。

 

シャボン玉に触れて、そのゴム感、跳ね返りを感ずるくらいの繊細さを養うことが必要なのかもしれません。

 

        byたけぞう