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Tスタイル ~合気練功の日々~「居着かない身体」

 最近、松原塾長が「居着かない」ことを強調されます。
つまり、どっしりと構え、その場に居続ける身体の状況が良くないという事なのですが・・・。

1系(合気揚げ)をする際、「梃子(てこ)の原理で腰を支点として相手を持ち上げる」
というのは、武術系の動画でよくあります。

ところが、合気練功塾ではこうした合気揚げはNGです。
どちらかと言えば、相手に寄っていく感覚が正解なのです。
松原塾長は「相手に丹田を掴ませる」と表現されています。

相手に掴まれて、身体から引っ張り出されようとする丹田を背中のゴムと足裏で止めているような感覚です。
そうすると、こちらの丹田(重心と解釈してください)が移動しているため、相手がどう抑えたらよいのか混乱してしまいます。

そして、相手の重心もわずかにずれ、抑えているようで抑えていないという腰の浮いた状態をつくり出すことができます。

居着かないことを「練功塾の●●●(あえて伏せ字にさせていただきます。悪しからず!)」ことI副長はこう表現されます。

跳べますか?

皆さんも、1系の稽古の際、自問自答してみてください。
 「跳べますか?居着いていませんか?

大阪塾風に言えば
 「跳ねれまっか?居着いておまへんか?どないでっか?あきまへんか?」(くどい?)
 あ~~~、大阪でお好み焼き食べたい!!!

今月の川柳
合気揚げ 梃子の原理は NGです

丹田を 掴んでくれて ありがとう

副長の 言葉は 重要文化財!
                 TAKA

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虹をつかんだ男のココだけの話「無知の知」

「使用禁止の筋力の代わりとして、弾力の揺り戻しも動力源として使用する事が出来る。又、身体に内蔵する事により、物を運ぶ事も可能である。」

これは、私が合気練功塾に入門するまでは、全く知らなかった合気の常識である。

合気を修得するに当たって、筋力→弾力→磁力→磁気→合気の順を追って進んで行く。
なので、筋力しか知らない人間が、一足飛びに合気を掴む事は出来ない。

弾力→磁力→磁気の説明が無い塾や道場に集う合気志願者は、筋力の呪縛を解く事が出来ない為、泥沼に嵌まり、アップアップしながら沈んで行く。参加人数=犠牲者数になるので、志願者の多いセミナーは、地獄絵さながらの悲惨さである。

そこでは、合気を使える人が育たない為、いつまで経っても、主催者しか教える者がいない。長年通う人間もいるにはいるのだが、それは、単なる主催者のファンであるようだ。だから、合気に関する知識だけはやけに詳しいが、合気を教える事は誰一人出来ない。

当たり前だが、そこに何回通おうが、幾ら支払おうが、本質は教えてもらえない。“脱力”だとか“力の出処”だとか具体性の無い話で煙にまかれるのがオチだ。

長年、筋力で物を動かして来た我々は、それ以外の術を知らない。筋力を使うのが常識なのである。その常識の範囲内で事を起こそうと思えば、“腕の角度”だとか“タイミング”だとか、相手にバレないとかバレにくい方法を探すしか無いだろう。

何かをしようとした場合、元々ある素材を増やす事は、比較的容易な事である。1を2にしたり、10にしたりは、根気さえあれば出来る。しかし、何も無いところからアイデアを生み出す事はとてつもなく難しい。

動力源として筋力しか思い浮かばない人は、筋力の次元で工夫する事しか出来ない。筋力の変わりを思い浮かべ、それを使える様に工夫する事は、一次元上げた発想になるので凡人には無理なのである。

たとえ、弾力の性質を知っていたとしても、道具などに使われているのが主なので、体の中で使える力だと思っていない。そもそも代用として思い浮かばないのだ。

これらは、知ってしまえば、何も難しい事でもなく、当たり前の事である事が多い、しかし、自分が思考している次元には、発想の種が無いので育てようがないのだ。

だから、教えてもらうより他に方法はない。

合気練功塾では、原理に「裏の力」がある。もちろん、筋力=「表の力」に対する「裏の力」である。作り方も使い方も教えてもらえます

 

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はやく仙人になりた~い!「椅子で面白い現象」

背もたれが少し傾く椅子を使って下さい。

疲れて伸びをした時に、足が滑ってフワッとした体験をした事ないですか?

その時に腕を動かして、バランスを取ろうとしませんか?

やり方は簡単です。

力を抜いて、重心を背もたれに移します。足もブラブラにします。

背もたれが傾いた状態から、三点バランスを意識しながら、指先を遠くへ伸ばすイメージで手を前に出してみて下さい。

重心が移動しませんか?。

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日々是合気「第一回強化合宿に参加して」

合気練功塾の第一回強化合宿が、愛知県犬山市にて行われました。
松原塾長、運営スタッフの皆さんお世話になり、ありがとうございました。

なかなかハードなスケジュールで夜11時まで練功するという、マジか?という感じだったが、いざ始まると楽しくてあっという間の2日間でした。

松原塾長、井上副長の教示される内容の濃さ、奥深さに圧倒され、また、各地より集いし練功の士の熱量に突き動かされるままに、ひたすら練功に励むというとても稀有な時を過させていただきました。

一言でいえばとても幸せな合宿でした。

「なるほど合気の感覚はこれか!」とタップリ味わうことができ、合気習得への確かな前進を感じることができました。

参加者それぞれ得るものがあったと思われ、合宿終了後の表情の晴れやかなことが、その証であろうと思われます。

すでに来年の合宿予定も決まっており、今から楽しみで待ち遠しくあります。

今回の合宿で学んだ「3点バランス」「丹田のくっつく感覚」をさらに練功し磨いていきたいと思います。ありがとうございました。

       byたけぞう

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Tスタイル ~合気練功の日々~「RESUMEレジューム」

 10月16日・17日(2021)「RESUMEレジューム=新たな始まり」をテーマに待望の全国強化合宿が愛知県犬山市で開催されました。参加者は総勢47名!全国各地から合気習得を目指す皆さんが集まりました。

 私、TAKAは進行係を仰せつかったのですが、皆さんのご協力で練功がスムーズに行うことができたことに感謝、感謝です!!!

 今回の合宿は「絶対に成功させなければ・・・」という松原塾長の強い思いがあり、その指導も普段にも増して熱を帯びていました。全国各地から集まった皆さんも満足されたのではないでしょうか。この回を主催した練功研究会、合気練功塾本部のメンバーは塾長の思いに応えるべく事前打ち合わせ、リハーサルを繰りかえして行いました。I副長、総務のYさんをはじめ、メンバーの皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 それにしても、参加された皆さんの熱量のすごさ!100畳以上の大広間は活気を帯び、日常からかけ離れた異次元空間にも見えました。
2日目の後半には、なるべく多くの方と練功したいという希望に応え、1分毎に次から次と相手を変えながら行う「練功トライアル(仮称)」を30分間行いました。1回だけの休憩をはさみ、立ったり座ったりの練功の連続は大変だったと思いますが、充実したものになったのではないでしょうか。
「来年は40分でもいいか・・・」というペイン松原大王の呟きが聞こえてきそうですが・・・。ギャアーーー!
ちなみに、本部のグループラインでこの40分という練功トライアルタイムが話題となり、これを知った研究生のMさんはしばらくの間、魂が抜けていました!笑)

来年の強化合宿も同じ犬山市で行われることも決まりました。参加することができなかった皆さんも、是非来年はご参加ください。北海道や海外からの参加もありそうですね。来年は70名越えか⁈

皆さん、本当にお疲れ様でした!
また来年お会いしましょう!
松原塾長、ご指導ありがとうございました!

今月の川柳

合宿は 異次元空間 合気漬け
塾長の 口伝は 全身●●●●●(秘伝なので伏せ字!笑)
今回の 旅館の料理は 最高デス!(鰻が美味かった・・・)
来年は 練功プラス 大宴会!(コロナ退散!!!アマビエより)

                 TAKA

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