名古屋の練功塾が再開され一か月。メンバーも徐々に増え、活気を帯びてきました。松原塾長は、新型コロナウイルスで活動休止の期間に練功カリキュラムを練り直し、より短期間に弾力レベルの「合気」を習得できるよう進化させました。
これはすごいことですよ!練功塾に入って3年がたとうとする私からすれば「うらやましー!」の一言です。今まで何年もかかっていた弾力レベルの「合気」の習得が数か月で可能かも⁈まだ活動休止中の地域にお住いの皆さんも、楽しみにしていてくださいね。
ただ、あくまでもカッコつきの合気ですからね。カッコが取れるまでには更なる精進が必要です。皆さん、達人目指して頑張りましょう!
最近読んだ本の中に、とても考えさせられることが書いてありました。それは「張力」です。
筆者はその本の中で、「張力」を「相反する力を同時に成立させる力」と定義しています。具体例を挙げてみます。自分の身体の前で両手を合わせて、指先同士を押し付け合ってみてください。これは部分的な力=力みです。ところが指先同士を押し付け合いながら、引き離そうとすると、背中やお腹などの力が使われ、力感が薄れ、パワーアップします。
筆者は、押し合うだけだと筋肉の収縮感、言い換えれば頑張り感であって、現実的な力として相手に伝わりにくいと言っています。相手に影響を与えるためには収縮感ではなく膨張感が必要であり、これが「張力」を使うことができたということであるとも言っています。
練功時にこの「張力」を意識すると、自分の身体が上がりながら相手に下げられている、相手を引っ張りながら自分が引っ張られているという感覚がつかみやすくなります。ぜひ試してみてください。
もちろん、この「張力」を身に付けるためには仲間のチョウリョク(キョウリョク?)が必要です。おあとがよろしいようで・・・。 by TAKA