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Tスタイル ~合気練功の日々~「東京は熱いぞ !」

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。
達人目指してがんばりましょう!
 
昨年の12月に、(2年ぶり!)合気道の稽古で東京の師匠の道場にうかがいました。

70代の師匠は怪我をされて体調は万全ではなかったのですが、師匠の腕を掴んだ瞬間に(もう、だめだ!)と感じてしまい、一瞬で崩されてしまいました。

合気は健在でした!!!

普段教えて頂くことがない、古流の技(決め技)も教えて頂き、充実した稽古をすることができました。

翌日、東京松原塾の稽古に参加させていただきました。全国強化合宿でお会いした皆さんと再会することができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。

北海道セミナーで、お世話になった太極拳の達人の(国分じゃないよ!)TAICHI(タイチ)さん(実名ではありません!)にもお会いすることができました。(あれ?ターミネーターことYさんがいない!)と思ったのですが、しばらくしてYさん登場!その瞬間、「ダダンダンダダン!」私の耳にはターミネーターの登場曲が聞こえました。

以前も書いたのですが、本部(名古屋)以外で稽古すると感じるのは皆さんの(尋常ではない程の)熱量です。

月に1~2回(北海道は3か月に1回!)しか松原塾長の直接指導を受けることができない方々にとってはゴールデンタイムなのです。

私も、コロナ前は毎月のように東京の合気道の師匠のもとに通っていました。
その経験から言えることは、身近に師匠(塾長)がいらっしゃって、毎週、もしくは週2回教えて頂くと言うことは当たり前ではないということです。

私もギアをもう一段階上げて、練功に取り組んでいきたいと思います。
本部の皆さん、共に頑張りましょう!

この原稿を書いているのは12月なのですが、1月には大阪塾・北海道セミナーにもうかがいますので、よろしゅうおたのもうします。

大阪のランチ(ローマ軒?牛カツ勝牛?)・北海道のラーメン(えびそば一幻?)楽しみでんなあ!⇐何しに行くねん!

今月の川柳
東京の 合気熱量 半端ない!

TAICHIさん ターミネーター 揃い踏み

塾長の 県外流失 断固阻止!(愛知県民より) 
 
間違えた!「せんがわ」じゃない「せんかわ」だ!(東京松原塾の会場の最寄り駅が「せんかわ=千川」だったのですが、間違えて「せんがわ=仙川」に向かってしまい、途中で気が付き大慌て。お恥ずかしい・・・)

                 TAKA

虹をつかんだ男のココだけの話「レベルアップ」

最近、合気練功塾で習う事のレベルが上がって来ている。
他の塾生の記事にも書かれていると思うのだが、弾力から磁力や磁気へとより高い世界を
教わり、「丹田を掴ませる」や「意識レベルでさえぶつからない」など合気の本質を惜しげもなく伝授されている。

そんな自分の幸運を喜ぶ今日この頃である。
新しい事を教わり、それを修得出来る事は嬉しい事である。
また、教わる事の次元が上がり、それが理解出来る様になると、今までの間違いや勘違いに気づく事がある。

今回は、ふと気づいた事を記述したいと思う。
合気で人を引きたい時、自分の体の中で作ったゴムを相手にも共有させてそのゴムに乗せて近づけるのだが、ごく最近までそのゴムの張り方に大きな勘違いがあった。

しかし、これは一般常識に則って考えれば仕方のない事で、他にも勘違いされている人がいるだろうと思う。

現実世界に於いて、二人でゴムを張ろうとした場合、二人もしくは、一人がそのゴムを手前に引くしか方法は無い。

誰かが引かなければ何も起こらないので、この場合、誰かというのは必然的に自分という事になる。
ど素人の私が合気を習い始めて、まず最初にやり始めたのが、持たれた腕自体を引くという事。

引く加減やタイミングに試行錯誤を繰り返した。もちろんゴムが発生していないので、何一つ成果は出なかった。

しばらくするうちに、「どうやら、意識で身体の内部にゴムが張れるらしい。」という事を小耳に挟み、練功を繰り返し、内部感覚にゴムを獲得する事が出来るようになる。

そこで初めて、筋力ではなく、弾力の世界に移行し、合気に興味のない人にも合気の現象化が起こせる様になった。

しかし、中には、私がゴムを張ろうとしている時に、ふらふらと前に出てきてしまう人や、耐えてはいるが、「引かれている。」と感じる人も何人もいた。

そこでまた、改良を考えるのだが、ゴムの引きを加減する事や、本来動いてもらいたい方向への圧力を強める事くらいしか思い浮かばない。

だから、とても上手く掛かってくれる人もいるが、そうでない場合は、苦笑いで乗り切るのが常であった。

しかし、最近、ようやく思考の次元が上がった。
そして、原因がゴムの作り方にある事にも気づいた。 

張ったゴムは自分から先に引いてはいけないのだ。ゴムを作る過程であっても、引きながら作ってはいけない。

どんなに引く力を弱くしても、気付く人は気付くし、動く人は動く。

では、どのようにしてゴムを張ったら良いのか?
現実世界では無理でも、自分が作り出す仮想世界では、引く意思がない人にも先にゴムを引かせる事が可能である。

常識の範囲内で考えた場合、相手のゴムを引こうとすれば、接触点から引くしか方法がない。
そして、そのゴムと自分自身が作ったゴムとを繋げて一本のゴムを作る事になる。
しかし、今、扱おうとしているのは、本物のゴムではない。

ゴムの様な性質をもった“弾力”である。

便宜上、ゴムの様に考えるとイメージしやすいというだけである。そもそも自分の体の中にあるものでも無ければ、相手の体の中にも無い。

無いから自分の意識下で自由に作り出して、2人の体を通して繋ぐのである。イメージとしては、真ん中の接触点から体の中を通りながら、双方向に勝手にゴムが伸びて足裏まで到達する事になる。

現実では、ゴムは放っておいても勝手には伸びないのでとても不思議に思えるのだが、仮想では意識的にゴムを引かせれば、自分が何もしなくてもゴムを外側に伸びていく事になる。

そして、その後に相手に対して不安定を演出し、張ったゴムに掴まってもらう。相手は「危ない」と思っただけで、「引こう」と思っていないのにゴムを引いてしまったのだ。

そうして、相手が引いて伸ばしてくれたゴムを自分が回収すれば、弾力に乗って相手が飛んでくる。

はやく仙人になりた~い!「手の暖かさ」

日曜日に開催される、練功時のお話をします。

Fさんと練功していた時に「手が冷たい」と感じ、Fさんに「気が通ってない」と言ったら、
たまたま通りかかった塾長が一言「貴方からそんな言葉が出るとは⁈」

塾長は気の説明を嫌います。
それは全ての説明を、気で済ませられるから。

原理原則があって、それを理解し、身体を動かすのと、何も解らずに動かすのとは違う。

コレを気で済ませてしまう事を嫌っています。

もしかしたら、内部感覚とは血液まで動かせる事なのかも知れません。

ただし、理解する順番が必要です。

塾長が提唱されている「筋力→弾力→磁力→磁気→合気」この順番を理解しないと相手の身体も動かせません。

話は変わりますが、先日、オンラインで「秘伝への道」ブログでヒントを書いていた
「網タイツ」の件は、網タイツを履いて脱ぐって事かも知れません。

秘伝への道さんとは、答え合わせが出来ていませんが…。(勝手な解釈です)

オンライン講座では筋肉レベルの話が中心となっております。

何故ならば動画ではお伝えできないから。

相手に判らないようにする為の内部感覚なので…。

上記にも書きましたが、筋肉レベルの練功があって、初めて次の階段に上がれるのではないでしょうか?

オンライン会員の方も一度、塾長に吹っ飛ばされてみては如何でしょう!。

日々是合気「3点バランスの疑似体験」

先日、滋賀県の函館山へコキアを見に出かけた。
ゴンドラに乗って行くのだが、混んでいて待ち時間があった。

ゴンドラに乗るために並んでいるところは坂になっていた。

普通に立っていれば重心は当然、基底面積におさまっている。
背中を谷側に向けて立ち、重心をやや谷側にずらす。

重心は谷側、そしてかすかに踵を浮かす。身体は谷側に引っ張られる。谷側に倒れそうになる。

それを前側、山側のゴムでバランスをとる。いい感じで3点バランスに近い、疑似体験が出来た

平坦な処と違って、重力で谷側に引っ張られるので、山側のゴムを意念でつくるだけでいい。

また、気を抜くと実際に倒れてしまう恐れがあり緊張感がある。
真剣になれる利点があると感じた。

背を山側に向け、顔を谷側に向けても試してみた。この場合は谷側に身体は引っ張られるので背中のゴムをしっかり作る練習になる。

坂を利用すると、簡単に
3点バランスを疑似体験できることに気づいた楽しい旅だった。

これを読んで試してみようという場合は、安全に留意して行ってください。転倒し怪我の危険性も十分あります

まずは緩やかな坂で試して見てください。ご自身の身体の声を聴きつつ自己責任でどうぞ。

         byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~「居着かない身体」

 最近、松原塾長が「居着かない」ことを強調されます。
つまり、どっしりと構え、その場に居続ける身体の状況が良くないという事なのですが・・・。

1系(合気揚げ)をする際、「梃子(てこ)の原理で腰を支点として相手を持ち上げる」
というのは、武術系の動画でよくあります。

ところが、合気練功塾ではこうした合気揚げはNGです。
どちらかと言えば、相手に寄っていく感覚が正解なのです。
松原塾長は「相手に丹田を掴ませる」と表現されています。

相手に掴まれて、身体から引っ張り出されようとする丹田を背中のゴムと足裏で止めているような感覚です。
そうすると、こちらの丹田(重心と解釈してください)が移動しているため、相手がどう抑えたらよいのか混乱してしまいます。

そして、相手の重心もわずかにずれ、抑えているようで抑えていないという腰の浮いた状態をつくり出すことができます。

居着かないことを「練功塾の●●●(あえて伏せ字にさせていただきます。悪しからず!)」ことI副長はこう表現されます。

跳べますか?

皆さんも、1系の稽古の際、自問自答してみてください。
 「跳べますか?居着いていませんか?

大阪塾風に言えば
 「跳ねれまっか?居着いておまへんか?どないでっか?あきまへんか?」(くどい?)
 あ~~~、大阪でお好み焼き食べたい!!!

今月の川柳
合気揚げ 梃子の原理は NGです

丹田を 掴んでくれて ありがとう

副長の 言葉は 重要文化財!
                 TAKA