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虹をつかんだ男のココだけの話「オンライン講座 会員の方へ」

オンライン講座会員の方へ

合気練功塾には、オンライン講座もあり、たくさんの会員がいる。私もオンライン講座から、入会した一人である。塾生の私から見れば、この講座の動画はとてもわかり易いと思う。

背骨揺らしや弾力づくりなどの基本動画は勿論のこと、他にも、例えば1系を会得するためのポイントや注意点の解説動画だけでも何パターンもあり、いつ見ても色々気づきがある。
とても充実しているオンライン講座なので、会員数は右肩上がりに伸びているのだろうと思っていたのだが、横這いであるという事実を知り、私はとても驚いた。毎月、一般動画を見て入会する人がいる一方で、同じ位の数の人が辞めているというのだ。

そういう方々に私が出来るアドバイスは、「(興味本位で入って、取り敢えずやってみたが、よくわからないので、辞める。)という経過を辿る人は、ご自分の時間もお金も無駄になるだけなので、最初から入らない方が良いですよ。」という事だ。

はっきり言ってしまえば、動画を見ただけで、合気は出来るようにならない。理由の一つとしては、“出来ない自分”が考えられる範囲には正解がないからだ。

今まで、何十年も生きてきて、その中で身に付けた考え方や体の動かし方しか知らないので、動画を見たとしても、自分が理解出来るように、無意識に事実をねじ曲げて解釈してしまう。動画で起きている現象も、自分が経験した事からしか類推できないので、分からない。分かったと思っても、残念ながら正解ではない。まだ正解を導き出せる次元にいないのだ。だから、どれだけ頑張っても、合気の現象化は出来ない。

例えば、合気上げ一つとっても、動画では、掛け手が受け手を上げている様に見えるだろう。しかし、実際は、掛け手は受け手が上がる様な仕掛けを作っているだけで、最終的には受け手の出した力が地面にぶつかって自力で上がってしまうのだ。
実際、動画でも塾長は「上げているわけではない。」と何度も言っている。しかし、合気の原理を知らなければ、どうしても上げているように見えてしまう。

もう一つの理由は、合気は内部感覚の操作なので、表には出てこない。見て分かる部分より、感じなければわからない分からない部分の方が、遥かに多い。それも、とても繊細で、余程注意していたとしても感じ取れないような感覚なのだ。感じ取れない物は、作り出せる筈がない。だから、結論として、この感覚を獲得するには、“出来る人”に教えてもらうしか方法が無いのだ。

しかし、有名、無名関わらず、合気を教えている指導者のところに行っても、身につく事はほぼ無い。なぜなら、その指導者に教える気や能力がないからだ。その証拠に、その人以外に教えられる人が育っていない。そんな所に行ってもお金と時間を捨てるだけだ。

だが、ここ合気練功塾は違う。合気の原理と感覚を教えられる人は、塾長を除いても、10人以上いる。こんな所は他にない。
オンライン講座に入会したのであれば、退会するのは、塾か倶楽部に参加してからでも遅くはない。名古屋以外にも、東京、大阪、福岡で門戸を絶賛解放中である。
私は塾に一度参加した時に確信した。

「ここで練功を積めば必ず上達する。(だって出来ている人がたくさんいるのだから)」と。

皆さんも是非ご参加下さい。お待ちしております。

by 宮崎

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「核心に迫る 続編(その2)」

 新型コロナウイルスの影響で、3月中の練功塾・研究会の開催が中止となりました。とても残念ですが、愛知県は感染者の数が増えており、松原塾長は苦渋の決断をされたと思います。塾生・研究生は、練功塾が再開されるまで、それぞれ練功に励む決意です。皆さん、共に頑張りましょう!

 先回のブログですが、松原塾長いわく「(合気の核心に迫ったと思ったら、)崖の下に落とされた!」言い換えれば、核心に迫ったと思ったらそこで終わってしまったということでしょうか。そこで、今回は「核心に迫る 続編」と題して、先日の個人レッスンで塾長にご指導いただいたことを手がかりにして、崖から少々這い上がってみたいと思います!

 

 先回は、相手の本質(AさんがAさんであるための基)にアクセスするために相手の皮膚を取って相手とつながるというところまで書きました。その後、Aさんと波長を合わせる為にどうすればよいのでしょうか?

 例えば、自分の身体の中にある本質は入れ物(バケツのような物)に入った液体(水よりも粘り気のある物)と仮定します。練功を始めると入れ物の中の液体は揺れ始めます。その揺れを接触面を通して、(意念を使って)Aさんの本質(入れ物の中の液体)に伝えていきます。そうすると、Aさんの入れ物の中の液体も揺れ始めます。私とAさんの液体の揺れ方にはズレがあります。しかし、徐々にその揺れは同調していきます。そうすると、自分が動けば、Aさんも同じように動いてしまうのです。これが合気⁉(なのかな?)

 松原塾長、どうでしょうか?崖から少しは這い上がれたでしょうか?

 それとも・・・・・(涙)

 

 例によって、以上の文章は私の所見であり、君もしくは君のメンバーが誤解し、あるいは混乱しても、当方は一切関知しないので、そのつもりで。

 続々編(その3)に続く・・・ TAKA

 

 

合気沼のアヒル「苦戦中。沼深く、山高し」

少し前まで、私の合気練功の1つの目標は相手が気付かない程度のごく小さな動きとして内部感覚で相手を上方に微細に加圧し、小さな反射的抵抗を誘発させ思う向きに誘導し、更に体の微細な操作で相手とつながったまま、弓の様なしなり感で自分の腰が相手の方に寄る感覚に相手が同調して相手が意図せず浮き、自由自在に操作できる。

 

ザックリ言うとこんな感じで力まず、バネ感、ゴム感をもって行う。そして最終的にはこれらを一瞬に行えるようにする♪それが、一系(合気上げの様な感じ)のそれなりの終着点!そう考えていました。

 

1つずつクリアできるようになるたびに、あ、今日は、少し山を登れたかも ヨッシャ~!!

と大喜びしながらあーでもない、こうでもないといろいろ考えたり机の角や、ドアノブ、カーテンが目の前にあるとそれらを相手に、足とつなげられるように自分の感覚を研ぎ澄ませてみたり(研ぎ澄ましているつもりになるが正しいかも・・・)練功に参加し、松原塾長に感覚を確認していただいてみたり、が、しかし、、、先日、少し頂上が見えてきた! と思ったら、今登っていたと思っていた山はまだ中腹ですらなく、その奥に更に高い山々が連なってそびえ立っていたことに愕然としてしまいました。

 

しかも現在、目の前の山「合気のカラダ」は霞がかっていてそびえ立ち、今の私には未だにこうすれば良いという向かうべく方向すらよく分からない・・・今までにない混乱の中に居ます。これができれば、1系でも何系でも容易に技になるそう塾長は言われるのですが、私が容易に技にするにはまだその先の遥か彼方の峰の上にあると感じます。

 

そんな絶望的な混乱の中ではあるものの幸運なことに練功塾にはそこにたどり着くための道はすでに開通しています。そして目的地に向かう案内の頼りは、案内人である塾長と院生の手から伝わる自分の体の感覚、出来る方の手を取らせていただいて感覚を刷り込んでもらい、それを「感じ取り、練る」そしてこの「感覚」が正しいと信じながらできるかどうか、、、

 

実は、起きた現象を信じられない自分がいる場合が多々あるのです。例えば、相手が浮いたときにその現象を誘発したことの「自覚」が無い場合があるのです。それは、上級になればなるほど微細な感覚で、「そうそう出来ている♪」といわれても自分がやれたという実感が湧いてこない場合が結構あるのです。

 

「これって、相手が自分から勝手に掛かっているのではないか?」と・・・出来ているのか、できていないのか?判断が自分ではむつかしいと感じることがあるのです。自分の感覚が、違うのか、当たらずとも遠からずなのか、合っているのか?判る人に手を取ってもらい教えて頂く他は無いのですが合気練功塾での救いは、感覚が合っているかどうか確認をお願いしたとき、塾生はおろか、松原塾長が自ら気軽に笑顔で付き合って下さいます。

 

お陰様で五里霧中の混乱の中にありながら、頂上までの道は、確実にその先にあるのだと感じることができるわけです。もちろん、進んだと思っていた道を、思いっきり後ろまで引き戻されることも多いのですが、(今まさにその混乱の真っただ中・・・)笑

 

合気の山に続く1系2系3系4系5系の山々は、自分一人では到底登れないのだと思い知らされる今日この頃です。「4系で相手を吹っ飛ばす!」私のこの目標は、まだまだ遠く、雲の上のようです・・・・・

 

アヒルのもがきは、混乱したまま、まだまだ続く・・・・・

 

PS

まだ塾長の手に触れたことのないオンライン講座のみ受講の方はぜひ、気軽に塾長の手に直接触れに来て欲しいなと思います。よほど悪態でもつかない限り、笑顔で迎え入れてくださると思います。”こんなの触らないとわかんないっすよ~ ”たぶん私だけでなく、あなたもそう感じると思います。

 

by アヒル

空をつかむ「あらがえない感覚」

2019年10月より練功を開始。きっかけは力の限界と疑問、カラダの可能性の追求のため。これまでもいくつかセミナーなどに参加し実際に体験したが、最終的に力に頼るものばかりであり、やはり地道な筋力の鍛錬により力を付けるしかないのかと諦めかけていたところ、動画にたどり着きもう一度可能性の追求のため体験に参加させていただいた。

「あらがえない感覚」
体験で、まずは受けてみましょうとのことで、塾長から言われたとおり腕を押さえこむようつかむ。すでに動画でも何度か見ていた状況であるが、簡単に自分のかかとが上がり押し返される。腕を押さえる力を強めても弱めても、結果は何度やっても同じ。返される感覚は、強い力に耐えられないというよりは「動きにあらがえない」といった感じ。力によるものであれば多少耐える自信はあったがまったく耐えられない。自分が一番力の出せる体制になっても耐えられず、むしろなぜ動いてしまうのか、どこに力を入れれば良いのかなど考えられなくなってしまう。

「立っている部分にアクセスする」
塾長いわく、手首をもっている手でも押さえ込んでいる腕でも肩でもなく、立っている部分にアクセスする。人間は「立つ」ことを維持するために無意識に力を入れバランスを取っている。それは立っている限り行っていることで、そこにアクセスされることによってどうしようもなくなる、とのこと。たしかに動かされるときは、自分が持っている手首や腕、肩などに抵抗が出るわけではない。掛ける側の力感もない。表面的な腕力などではなく、自分の中の「感覚」が変化させられたような状態になる。動くときは「動かされる」というよりは「自分が勝手に動きたくなる」のほうが近い。無意識に感覚を変えられているということかもしれない。

「無意識の反応」
試しに自分がやってみる。自分が受けたようには到底できないのでかたちだけ。軽く手を上げて手首を持たれる。その瞬間に腕全体に力が入る。自分では手を張り上げている意識も力を入れている意識もないが、塾長からはガチガチだと指摘を受ける。おそらくこれまで行ってきたことが無意識の反応で出てしまう。相手に捕まれると体が反射的に反応してしまう。これは、これまで何かしてきた相手に対し、力と技で何かを返すことを行ってきたため当然だと塾長より慰めの言葉をいただいたが、自身は無意識なのでどうにも厄介。一気にこの先長い道のりであることを感じた。幸い練功塾に通われる方々は、自分などよりもはるかに長く武道を行ってきている方々も多く、皆通る道とのことでなんとか立て直していきたい。

合気というものについて、これまで本や動画、また一部体験などで情報を得てきたが、まったく見えず一部の特殊な人しかできない技術と思ってきたが、合気練功塾に入塾し、そうではないのではないかという意識に変わった。先はまったく見えないが、誰でもが実際に触れることができ、身をもって受けられる環境に感謝しつつ練功を続け、自分自身が少しでも身につけ、本物の技術を広めていく一助となれるよう続けていきたい。

 

by KAZ

 

虹をつかんだ男のココだけの話「合気難民及び予備軍の君へ」

合気を求めて、流浪の旅をしてきた私だが、ここ合気練功塾に通い始めて2年あまりの月日が経つ。(私は、福井県在住で、名古屋の塾に、毎月に2、3回参加している。)

そして、私は日々思う、
「やっと本物にたどり着いた。」
「ここ以上に、確実で速く技術を習得する場所は他にない。」と。
ここに来る以前の数年間に、数百万のお金と膨大な時間を浪費した私だが、今、ここに参加出来た自分の幸運を噛みしめている。

ここに来る以前の私は、いわゆる“合気難民”であった。
何人かの指導者のもとに何回も通ったのだが、何の根拠も無いプログラムに沿って、何の裏付けも無い稽古をさせられるだけであった。そして、私は「合気を習得するのに、何年かかるだろうか?いや、果たして出来るようになるのだろうか?」と毎回のように自問自答をし、通えば通うほどに、不安が募り、苛立ちを感じ、最後は失望するという無限ループに陥っていた。

合気練功塾にお世話になり、着実な進歩を遂げている私が、過去を振り返り伝えたいのは、
「合気的な現象を見せられる人間は、そこそこいる。しかし、それを凡人にまで伝承できる人は、ほぼほぼいない。」ということである。
そこそこの人が指導している場所が巷には多すぎる。教える能力が無いか、教える気が無い人間が指導者をしているのだ。だから、凡人は、出来ないまま挫折するか、諦めきれずに難民化するという結果にしかならない。

こういった希少価値のある技術を学ぶ者にとって、組織の選び方は、とても重要である。どんなにネームバリューがあろうが、多くの動画をあげようが、その人が持っている技術を自分が出来るまで教えてくれる人でなければ、そこに入会する意味がない。指導者と仲良くなりに行ってもしょうがないのだ。
しかしながら、多くの場合は、指導者だけはある程度の技術を持っているが、習っている者にはほとんど伝わっておらず、古株であろうが、新人であろうが技術は身に着いていない。
そして、ただ指導者の技を見たり、受けたりしているうちにその感覚が身につくと思っている人達なので、この先もそれが身につく可能性は限りなく0に近い。
早い話が、教えるつもりのない指導者に、教えているフリをされ、「身に付かないのは、自分の練習が足りないからだ」と洗脳され続けている為、やめるにやめられなくなっている人の集まりである。

合気練功塾はそれらの組織とは本気度が違う。松原塾長は全ての塾生をもれなく“達人”にしたいと思っている。なので、それに必要な身体作りや内部感覚の受容の仕方などを塾生にも理解出来るよう繰り返し伝えられている。また感覚だけでは不十分と、合気が発生するメカニズムを解明し、それらの本質を細かく分解し、順を追っていけば、万人の合気習得が可能となる原理も余すことなく教えてくれる。

また、塾長の元で練功を積み、指導資格を認められた複数のインストラクターからも直接教えを受けることが出来る。ちなみに、彼らの“素人に合気の技を伝承する技術”も、巷の指導者より上である。

それ以前に、合気練功塾は、
「他の人の上達を喜ぶ」
を指針に活動している。そして、その教えは、塾生の上級者から末端にまで共有されているので、もし悩みや質問があれば、全ての塾生が己の知識と経験を総動員しアドバイスをしてくれることは請け合いである。

合気練功塾は私が過去に騙されてきたところとは、全てが違う。
かつて多大なお金と時間を無駄にした私が奨励する、

「合気難民が嫌なら、合気練功塾へ」

 

by 宮崎