2016年 の投稿一覧

ミニ講座8

今日は相手に触れたときの内部感覚を説明します。
とても繊細な感覚ですが、相手の手のひらに触れたと同時に、相手の足の裏の重心の位置を捉えるようにします。相手の手のひらの皮膚を少し自分の方へ引くようにすると、足の裏の重心が指先の方へ移動してくるのが、わかるようになります。
もし、わかりにくければ、少し強めに力をくわえながら、相手にその力に負けないように我慢してもらい、力の釣り合いが取れたところで、手のひらを手前に引いてみると相手の足の裏の重心移動が感じられるようになります。
相手の手のひらを通して、足の裏を感じられるように、繰り返し練習してみてください。

ミニ講座7

Mini7.mp4指先と床または、指先と天井にゴムの感覚は出ましたか?
大事なことは、体全身で引っ張るようにすることです。続けていると、体の中全体にゴムの感覚が出てきます。
それでは、いよいよ相手とつながってみましょう。
まずは、立った状態で相手に手のひらを上に向けて腕を前に出してもらい、自分の手のひらをその上からおきます。この瞬間に自分の足の裏から相手の足の裏まで、すべてがゴムのような内部感覚でつながるのです。
どのような形かはHP動画の合気編01を参考にしてください。次回はこの時、体の内部で何が起こっているのかを説明します。

ミニ講座6

少し復習です。
腕をあげるときは体を少し沈ませながら指先と床、天井と頭に、腕を下げていくときは体全体を伸ばしながら指先と天井、尾骨と床に、それぞれ二箇所にゴムの感覚を作ります。
コツは、ゆっくりと動かすこと、また途中で動きを止めて、意識だけでイメージの中のゴムを引っ張ってみるといいですよ。
合気練功塾のメンバーは、全員この感覚をつかめるようになりました。諦めずに何度も繰り返し行ってみてください。

合気練功塾の感想(男性B、50代後半)

私は合気を長年探求してきた中で、相手のバランスを崩すことだけに執着してきました。 そんな中、多人数や癖のある相手になると、まだ未熟さを感じている日々でした。
練功研究会で気づかされることは、まず自分の内功的なバランスづくりが絶対条件だということです。 また相手との調和・同化から技が始まることを、いろんな実技の中で教わります。
まだ習い始めて2か月程で、慣れない意識や動作を上手く真似できない自分でいますが、直感的に本質的なことを教えていただいていると思うし、パワーとスピードだけに頼らない武術を目指す私にとって、夢中になれる今日この頃です。
追記:松原先生には、いつも丁寧なご指導をしていただき、この場をお借りしてお礼申しあげます。

ミニ講座5

ここから次のステップに進みます。
今までは、ゴム感覚を一箇所に感じる練習でしたが
今日からは、もう一つ感覚を増やしていきます。
つまり、指先を下に向けてながら腕を上げ床との間のゴムの感覚を作り出すと同時に
体を少し沈ませながら頭と天井にもゴムがあるかのような感覚を作るのです。
そう、床と天井から上下二箇所のゴムを引っ張るような感覚を同時に発生させるのです。
これができると、すべての関節の遊びがなくなって
全身がゴムで繋がったような感覚がでてきます。
これが合気の身体作りのスタートとなります。
…言葉だけの説明では少し難しいですね(汗)