2016年 の投稿一覧

ミニ講座24

合気練功塾(11/20)の復習ポイント
本日は相手の力を抜く合気を中心に練功しました。
相手がこちらの腕を両手で力一杯掴んできたときに皮膚操作による重心コントロールで相手の力を無力化します。
結果、相手は地面の支持面を失い、まるでプールに浮いているかのごとく、ただただ相手の腕にしがみついている状態になります。
こちらの感覚としては、相手の握力のみを感じているだけで、自分の体を動かすように相手の姿勢が自然に崩れてきます。
ポイントは、相手がどれだけ力一杯掴んできても、こちらはただひたすら相手の足裏の重心操作に徹することです。
今日は嬉しいニュースがありました。
今回、体験に来られた女性の方が合気練功塾に入会されたのですが、その方はすでに気の感覚をお持ちで、今日一日で合気のつながる感覚を体感されたようです。
今後の進展がとても楽しみですね。

ミニ講座23

合気練功塾(11/13)の復習ポイント
本日は気の身体メソッドにつながるベーシック武術原理を確認しました。
内容は皮膚操作による重心コントロール。
相手に手首を掴まれたとき、相手の重心をつま先に移動させるため無理に引っ張ろうとした途端、力のぶつかりが起こります。
相手の重心を動かすには、相手自身の手の内の皮膚の状態がポイントとなります。
つまり相手自身がこちらに移動してくるような皮膚の状態を作っておくのです。
すると、相手が力一杯握れば握るほど、こちらに近づいてくるという感覚が生まれます。

ミニ講座22

合気練功塾(11/6)の復習ポイント
本日は練功基本形5パターンの復習確認をしてきました。
表面的な動きばかりを追いかけ身体内の動きの流れが見えていないと
やはり途中で焦って腕の力に頼ってしまい
合気関係が崩れてしまう失敗例が多く見られました。
ただ、新しく入塾された方に比べると、今まで練功を続けられてきた方は
いったんつながりが切れてしまっても、ご自身で力が入ってしまったことを自覚できるため、途中で修正し合気を掛けなおすことができていました。
やはりこの辺りが練功時間の差なんですね。
そんな中でも、特にIさんは身体の内部感覚を掴まれたようで、ご自身の技術アップはもちろんのこと、理論もしっかりしているため相手を上手に誘導し合気を引き出していました。
一つ壁を乗り越えられたようで良かったですね!

ミニ講座21

《繋がりの練習方法について》合気練功塾(10/30)
相手に手首を握らせたとき
①相手の肩を支点として、自分の身体を繋げる(若干自分の重心が前に行くため、敢えて少し不安定になる)
②支点が相手の足先になるように、内部感覚のゴムを引っ張るようにする。
③自分の重心を安定させると相手が不安定となり、浮いてくる。
この状態をキープして動くと自他の繋がりを感じながら技を仕掛けていくことができます。
塾生の皆さん、今日の復習ですよ!
本日休まれた方は、次回お伝えしますね。

ミニ講座20

気の内部感覚について
「気の身体メソッド」は言い換えれば「気の身体ストレッチ」とも表現できます。
意識・動作・呼吸で手のひらの間にゴムのような弾力感を作り、それを練り上げていくことで身体内部にノリのような粘り強さが出てきます。
続けていくと背骨自体に磁気のような感覚が発生し、その感覚を手足に連動させていきます。つまり、身体全体が粘りある感覚で包まれ、常に背骨を意識しながら身体全体を同時に動かしていくのです。
例えるなら、水中で泳いでいるかのように、常に全身に水の抵抗を感じながらバランスをとっている感じです。
このように「気の身体メソッド」は、まず自分自身の意識訓練がメインとなるため、年齢による体力の衰えなどには左右されず、訓練を積むほどに気の内部感覚は強くなり、さらに合気練功することで自他の調和感覚が養われていきます。