2016年 の投稿一覧

ミニ講座19

合気練功塾では、合気の技をテクニックとして習得することよりも、気の身体メソッドという独自の方法で合気を使いこなすための身体の内部感覚を磨くことに重きを置いています。
身体の内部感覚を磨くためには、まず背骨を動かす訓練をします。
背骨の中に張り巡らされている神経は、からだの内部感覚を司る働きをもっていて、これらの神経は四肢につながっています。
つまり背骨をゆるめれば、その中の神経に刺激がよく伝わるようになり、からだの内部感覚が鋭敏になってくるのです。

ミニ講座18

合気練功塾では、徹底して身体の内部感覚を意識の力で磨いていきます。
自分の身体を足先から指先まで粘り強いゴムの感覚でつなげ、その上で相手との接触箇所を通して、相手の足先まで自分の意識をつなげていきます。
つまり徹頭徹尾、自他の調和感覚を鍛えるのです。そこには相手を倒すという対立の意識はありません。自分の手足を動かすように、相手の身体をコントロールできるようになるまで調和感覚を追求していくのです。
この意識の転換が武道経験者にはとても難しいようです。
ご質問はこちらへ
kishoan@yahoo.co.jp 松原

ミニ講座17

ここで少し今までのミニ講座をまとめておきます。
ミニ講座1〜7で気の身体メソッド入門編として、身体にゴムの感覚を作る方法をお伝えし、ミニ講座8〜16で気の身体メソッドの合気への応用として相手を沈める合気感覚を説明してきました。
合気感覚の基本技は、全部で5つあります。 今日はそれを紹介します。
① 相手を沈める合気
② 相手を浮かす合気
③ 相手を横に崩す合気
④ 相手を後ろに弾く合気
⑤ 相手を回転させる合気
イメージが湧くよう動画にまとめておきました。
気の身体メソッド動画「合気編05」で確認してみてください。
ご質問はこちらへ
kishoan@yahoo.co.jp 松原

ミニ講座16

ミニ講座15の続きです。
相手の力を相手に返す感覚はつかめましたか?
相手の力を感じつつ、手を下に降ろしていきましょう。
ただし、ここで注意することがあります。それは、相手をしゃがませようと、焦って相手の手を押さえつけてしまうことです。
ミニ講座14を思い出してください。
無理やり押さえ込むのではなく、皮膚を操作して、少しずつ重心を前に移動させ、途中で一旦止めて待っていると、相手はその皮膚の状態に合わせて、一番居心地がいいところに移動してくるのです。
それをコマ送りのように繰り返していくと、あたかもこちらが押さえているかのように、相手はしゃがんでいきます。
ご質問はこちらへ
kishoan@yahoo.co.jp 松原

第1回 特別公開講座を終えて(2016.8.28)

ご参加いただきました皆様、おかげさまで「特別公開講座」を盛況のもとに無事終えることができました。これもひとえに積極的にご参加いただいた一般参加者の皆様と、熱心に指導をサポートしてくれた塾生の方のおかげと深く感謝しております。
「力を入れていないのに相手がコテンと転倒!?その不思議さに思わず笑いが・・・」この感覚、ご理解いただけましたでしょうか。少しでもご参考になるような点が含まれていましたら幸いです。
合気練功塾でお伝えする「気の身体メソッド」は、ただ単に相手を倒すためのものではありません。意識と感覚を磨くことで、相手の力を無力化し、お互いを活かし高め合うことができる、老いて益々進化が可能となる全く新しい武術トレーニングです。
次回は秋頃に第2回特別公開講座を企画させていただく予定です。よろしければ是非ご参加ください。
現在、第1回特別公開講座で私が説明をしている場面を集めた動画を編集しております。今週中にはアップできる予定です。出来上がりしだい、皆様にご連絡いたします。
合気練功塾 塾長 松原辰典
■ 参加者20名(評価:非常に良かった◎、良かった〇、普通□、あまり良くなかった△、良くなかった×)
50代男性 空手・合気道(評価◎)つながりを自分で感じることで、理解が深まりました。今後の自分の稽古に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。
40代男性 柔道(評価〇)つながる感覚がなかなかつかめなかったが、先生に投げられる感覚は何もできない感があり楽しかった。気功についても興味があったので、もう少し聞きたかった。
50代男性 少林寺拳法(評価◎)「つながる」という感覚が体験できました。相手が動いてしまう状況に自分が整うことがまず必要で、力ではないということが理解できて、とても参考になりました。
50代女性 少林寺拳法(評価◎)この感覚がわかって、できるようになれば、少林寺の技も型だけでなく本当にできるようになると思いました。
※今回はご本人様の了承のもと、公表できるものだけを掲載しましたが、その他の皆様も全員◎の評価をいただき、ありがとうございました。