合気練功 分析と断片化について

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肩が繋がるように少し上へ圧を掛け、握られたところの皮膚を引いて、前足底に重心が来るようにする。自分のカラダも部分の操作にならないように繋げて、かつ不安定さをつくる。きちんと繋がることができれば自分が根こそぎ持って行かれるようなゴム感覚をつくれる。合気練功の手順としてはこんな所であろうか。
手順を説明するときは分かりやすいと評してもらえるが、自分の練習の時は相手からゴソゴソしすぎと言われることがある。実際、少し上に圧を掛けての操作は必要な大きさを通り越してしまう気がする。「皮膚を引いて‥」も引き過ぎているように思うことがある。

合気の繋がりは感覚がとても大事である。繋がれたかどうかを知るのは感覚だからである。上手くいかなかったときの分析は、オンライン動画のテロップ制作やこのブログに取り組んできたことで知らずに長けているのだろう。確かに合気練功の理屈は良く説明できるようになったと思う。でも、上手く繋がれたときはそこまでいろいろな手順を踏んでいないなあと自省する。結局、一つ一つの手順の積み上げでは部分の操作になっていて全体での操作になりにくいのだと思う。できていないところにさらに何かを加えても、できていないが膨らむだけのようだ。できていないと何かを行って出来ている状況にしようとするのは人情である。技術を習得するにはいろいろな説明がないと何をやったら良いのか分からない。練習の段取りが準備できているところが合気練功塾のスゴイところだが、最終的には直感なのかもと思うことがある。

先日、院生全員で合宿を行った。技術の練習も実りの多いモノであったが、夜の酒行での意見交換(?)でも多くの事を気づくことができた。
ある院生さんの表現、「プッと皮を採って‥」、「ブ~~ンとゴムを引いて‥」、「ヒョイッと乗って、」
オノマトペが最強の最終奥義・伝授なのかもしれない。

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