合気練功塾(11/6)の復習ポイント
本日は練功基本形5パターンの復習確認をしてきました。
表面的な動きばかりを追いかけ身体内の動きの流れが見えていないと
やはり途中で焦って腕の力に頼ってしまい
合気関係が崩れてしまう失敗例が多く見られました。
ただ、新しく入塾された方に比べると、今まで練功を続けられてきた方は
いったんつながりが切れてしまっても、ご自身で力が入ってしまったことを自覚できるため、途中で修正し合気を掛けなおすことができていました。
やはりこの辺りが練功時間の差なんですね。
そんな中でも、特にIさんは身体の内部感覚を掴まれたようで、ご自身の技術アップはもちろんのこと、理論もしっかりしているため相手を上手に誘導し合気を引き出していました。
一つ壁を乗り越えられたようで良かったですね!
ミニ講座
ミニ講座21
《繋がりの練習方法について》合気練功塾(10/30)
相手に手首を握らせたとき
①相手の肩を支点として、自分の身体を繋げる(若干自分の重心が前に行くため、敢えて少し不安定になる)
②支点が相手の足先になるように、内部感覚のゴムを引っ張るようにする。
③自分の重心を安定させると相手が不安定となり、浮いてくる。
この状態をキープして動くと自他の繋がりを感じながら技を仕掛けていくことができます。
塾生の皆さん、今日の復習ですよ!
本日休まれた方は、次回お伝えしますね。
ミニ講座20
気の内部感覚について
「気の身体メソッド」は言い換えれば「気の身体ストレッチ」とも表現できます。
意識・動作・呼吸で手のひらの間にゴムのような弾力感を作り、それを練り上げていくことで身体内部にノリのような粘り強さが出てきます。
続けていくと背骨自体に磁気のような感覚が発生し、その感覚を手足に連動させていきます。つまり、身体全体が粘りある感覚で包まれ、常に背骨を意識しながら身体全体を同時に動かしていくのです。
例えるなら、水中で泳いでいるかのように、常に全身に水の抵抗を感じながらバランスをとっている感じです。
このように「気の身体メソッド」は、まず自分自身の意識訓練がメインとなるため、年齢による体力の衰えなどには左右されず、訓練を積むほどに気の内部感覚は強くなり、さらに合気練功することで自他の調和感覚が養われていきます。
ミニ講座19
合気練功塾では、合気の技をテクニックとして習得することよりも、気の身体メソッドという独自の方法で合気を使いこなすための身体の内部感覚を磨くことに重きを置いています。
身体の内部感覚を磨くためには、まず背骨を動かす訓練をします。
背骨の中に張り巡らされている神経は、からだの内部感覚を司る働きをもっていて、これらの神経は四肢につながっています。
つまり背骨をゆるめれば、その中の神経に刺激がよく伝わるようになり、からだの内部感覚が鋭敏になってくるのです。
ミニ講座18
合気練功塾では、徹底して身体の内部感覚を意識の力で磨いていきます。
自分の身体を足先から指先まで粘り強いゴムの感覚でつなげ、その上で相手との接触箇所を通して、相手の足先まで自分の意識をつなげていきます。
つまり徹頭徹尾、自他の調和感覚を鍛えるのです。そこには相手を倒すという対立の意識はありません。自分の手足を動かすように、相手の身体をコントロールできるようになるまで調和感覚を追求していくのです。
この意識の転換が武道経験者にはとても難しいようです。
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kishoan@yahoo.co.jp 松原