2023年 の投稿一覧

はやく仙人になりた~い!「全身が『ギュー』となったらアンチロックブレーキ」

合気の原理は「アンチロックブレーキシステム」に似ているのでは?

車の運転中、急ブレーキを踏んだら室内に置いてあるスマホが滑り落ちました。

運転が上手な人はポンピングブレーキをして、室内の小物が滑り落ちずに停まれると思います。

身体も「ギュー」となったままの状態だと相手に察知されます。

身体が、ギューとなって→抜いて→またギューとなって→抜いての繰り返しでは無いのか…?

もちろん、足裏は絶対です。

車もタイヤと地面は繋がっているから原理は一緒だと思います。

ギューの時は足裏、抜く時は浮身?

ギューを薄くして、セロハンテープが剥がれるか、剥がれないか、まで全身にアンチロックブレーキをかけると良いのでは?

車をスリップせずに真っ直ぐ止まるには、ハンドル操作も必要になると思います。(塾長がよく仰る、枝葉の話)

真似はしないで下さい。事故に「繋がる」ので…。

日々、こんな事を考えております。

ご興味がある方はオンライン講座から始めてみては如何でしょう?
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Tスタイル ~合気練功の日々~「丹田感覚」

 先回のブログでも書いたのですが、練功を進めていく上で切っても切り離せないのが「丹田」です。
 しかし、人体の中に丹田といわれる部分は実際に存在せず、感覚としてとらえるしかありません。練功塾でも、「丹田が・・・」とか「丹田を・・・」と表現して伝えることがあるのですが、ここに誤解を生む一因があるのかもしれません。

 そもそも身体の中にないものを「感じてください。」とか「動かしてください。」と言われても、丹田の感覚がなければそれは至難の業です。丹田を意識しようとすればするほど身体は固まり、動かそうとすれば身体が動いてしまいます。
 つまり、自分の身体の中で「丹田の感覚」をある程度感じることができるようにしなければ、いつまでたってもないものを意識することも動かすこともできないのかもしれません。
 
 練功塾で言えば「背骨揺らし」、中国武術で言えば「立禅」や「揺」、「這」、空手や合気道で言えば「型稽古」、相撲で言えば「四股」や「テッポウ」が、丹田感覚をつくっていくものではないのでしょうか。

 ある武術家は「丹田とはドーナツの穴のような物で、身体という外側のドーナツ本体からアプローチすることも重要だ。」というような事を述べています。
 つまり、丹田というドーナツの穴を意識するために、「背骨揺らし」や「型稽古」などで身体を動かし、ドーナツ本体の輪郭を鮮明にしていくことが求められるのではないでしょうか。

皆さん、頑張って「丹田感覚」を育てていきましょう!

 お知らせ
長い間、私のブログ「Tスタイル」をご愛読いただき、ありがとうございました。私KENTAは副鼻腔炎の治療と体調回復の為、ブログを休載します。もちろん練功は続けていきます。
 皆さんに感謝、感謝です!
 本当にありがとうございました。

今月の名言

中村天風
「力を入れることに重点を置かずに、力を働かすことに重点を置く」

沢庵禅師
「心こそ 心迷わす心なれ 心に心 心許すな」
 

KENTA

虹をつかんだ男のココだけの話「気持ち」

6月3日、4日に豊橋に於いて、第2回全国指導者講習会が行われた。今回の合宿は、前日の大雨の影響で、当日の午前中までダイヤが乱れていたので、当初予定していた計画通りに現地に到着出来た人がいなかったのではないかと思う。私も御多分に洩れず、電車の行き先が短縮されたり、突如、臨時列車が運行しだしたりして、JRだけでなく、私鉄も活用しながら、最終的には、すし詰めの電車で揉みくちゃにされながらの現地入りと翻弄された。しかし、こんな私の状況はまだ良い方で、車で渋滞に巻き込まれた方や、朝一から午後の運転再開まで新幹線を待ち、超満員での立ち移動や、それにも乗れずに後発の新幹線まで待たされた者など続出で、遅刻を余儀なくされた方が多数いた。しかし、キャンセル者は誰一人出ず、全員が参加する為に奮闘した今回の合宿は、思い出深いものになったと思う。

そして、内容の方であるが、今回のテーマは、『「学び方」と「伝え方」を鍛える!』で筆記試験に、実技試験、そして、班別討議など、有意義なものであった。
指導者を目指す者として、伝える側に回れるように、技術はもちろんであるが、姿勢や態度についても、考える良い機会になったと思う。

『「合気を極める」を理念に全国の仲間と共に生涯進化し続ける』を実現するためには、『「伝え方」だけでなく「学び方」を知る必要がある。』のである。しかし、それ以前に、「一緒に上手くなりたい。」という思いが何よりも大事で、それが有れば放っておいても、姿勢や態度に現れる。という誰もが頷ける意見を聞き、思いやりの大切さを今更ながら再確認した。上辺だけでなく、本心から思える人間になり、より良い雰囲気作りに貢献したい。

はやく仙人になりた~い!「朝顔の手」と「3点バランス」

武道で「朝顔の手」や「鈎手」は必要な動作と言われます。

ただ単に真似ても、前腕に力が入るだけで、全身には繋がりません。

「朝顔の手」と身体を繋げるには、同じ力で3点バランをすると繋がります。

「朝顔の手」しながら「3点バランス」なかなか難しいんです。
遠心性収縮にならないから。

地味な練功ですが、とても重要な事だと塾長はおっしゃいます。

この「感覚」を教えてくれるのは院生以上の方々です。

練功塾では「力む」ではなく「繋がる」感覚を地味に練功しております(^^)。

YouTubeでは派手?な動画を掲載しておりますが、本当は地味な練功ばかりです。

塾長曰く3点バランスの1つでも切れると合気はかからない。感覚を知るには力は邪魔になる。
太いゴム→劣化したゴムに変化しないと合気はかからない。

だから、地味な練功になります。

でも内部感覚を使うので、動きが無くてもメチャクチャ汗かくんです。
なぜかしら筋肉痛にもなります。

塾長は「ココ!」という場所は「1点しか無い」それを探せば合気のタネが入るとも仰ってます。

ココとは「何処になるの?」ですが、日々の身体の使い方や意識の違いで、人によって違うそうです。(だから教えるのに「型」があるのかもしれません)

「型破り」な姿勢をしても、合気のタネが入る研究生もいますから面白いです(^^)。

塾長曰く、合気を知ればどんな姿勢でもかかる。

興味のある方は、オンライン会員から、始めてみては如何でしょう。

〈入会したらまずやる事〉
①基礎を知る事です。毎日基礎練習をして下さい。何処に居ても出来る練功です。立っていても、寝ていても、事務仕事していてもできます。やらないと感覚は出てきません。

②入会してから基礎練習の「練功前」と「練功後」のご自身の身体を感じる。肩凝りが治った、腰痛が治ったとか。身体の変化を感じて下さい。(毎日半年間、続ければ絶対に変わるはずです)

③「変化を感じる」って、分からないですよね。例えば、日々生活していて風邪をひくと、体調が崩れるので「あっ!風邪だ」ってわかりますよね。日々同じ事をやっていれば、体調が変わるのと一緒だと思います。

まずは、技の動画を観るより先に、基礎練習をお勧め致します。

背骨を「大きい動き」→「小さい動き」

〈オンライン会員はコチラ〉

合気練功塾オンライン講座

Tスタイル ~合気練功の日々~「相撲」

 ネットフリックスで配信されている、相撲界を扱ったドラマ「サンクチュアリ―聖域―」にはまっています。

 夢を見出せず貧困に苦しむ若者が、もがきながら、確かな目標を立て、そこに邁進するというストーリーですが・・・
 役者さんが見事!元力士や格闘家が2年以上かけて肉体改造をして、役になりきる姿は圧巻です。
 この話の中で「四股」や「すり足」、「テッポウ」など、相撲独特な鍛錬方法が取り上げられるのですが、これらが実に合理的な鍛錬方法なのです。一言で言えば、全身をつなげていくのですが、これらの訓練は練功にも通じるのです。そう言えば、かつての達人も四股を鍛錬方法として取り上げており、一日四股千回を弟子に課したと言われています。
 相撲恐るべし!毎日の相撲中継が楽しみですね。

 ところで、「あなたの丹田はどこにありますか?それはどうなっていますか?」と聞かれたら、どう答えますか?
 私は、テレビの砂嵐の画面です。
 意識すれば(スイッチを入れれば)あるもので、それは(画面は)大きくなったり、小さくなったりします。そして、何も映っていないのですが、砂嵐のように動いています。
 
その他の方はそれぞれ回答したのですが、何と副長は・・・
「私の身体全身が丹田です。」
 なるほど、全身が丹田ならば、腕をつかまれたら、そこは丹田だから反応せざるをえないですよね。
 その発想力には驚かされますよね。

 皆さんの丹田はどこにありますか?それはどうなっていますか?

今月の名言

塩田剛三:
固い鉄の棒で物を押せば動くけれども、フニャフニャのゴムホースで押そうとしても動かないとのと同じでことで、たわみやゆがみがあると、力が相手に伝わりません。かといって、筋肉を固めるというというのと固定するというのは違います。・・・・・
力を抜いて、それでもしっかりと形を維持できるようでなければ、いけません。

中村天風:
感謝するに値するものがないのではない。感謝するものを、気がつかないでいるのだ。

副長:
性格が変わらないなら、行動を変えろ。

 

KENTA