2020年 の投稿一覧

日々是合気「もしもピアノが弾けたなら~西田某じゃないけれど~」

常々、松原塾長より「力は不要です。力では無い合気の世界に入って下さい」と言うことを教示されてはいるのだが、未だ力の領域をウロウロと彷徨っている。

 

リキミを取り脱力状態で、意念を動かしているつもりでも実際は腕が動き、肩が動いている。

止まっていたとしても、それは固まっていてゴムのしなやかさは無い。自分が上手く出来たつもりでも微かな動きがある。

 

本来は、純粋に合気のカラダでもって相手と合気の状態、気のハーモニーを奏でなければ。

ただただ内部感覚でのシンクロ、あたかも透き通った透明な楽曲を奏でるべきところに雑音が入り台無しにしてしまっている。

 

もはや、皮膚の操作すらノイズなのだ。まして力むなどピアノを習ったこともないものが鍵盤を叩きつけているようなものだ。

 

ふと、もしもピアノが弾けたなら、合気のコツも早く掴めたのかな?などと妄想しながら合気のカラダを練る自分である。

 

        by タケゾウ

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「ペイン」

 「鬼滅の刃」が大ブームになっています。私もアマゾンプライムビデオでアニメをみて、すっかりはまってしまいました。コミックも発行されたものは全巻揃え、先日公開された映画も鑑賞しました。平日の午前中だったので、ほとんどのお客が年齢層が高めの大人の方だったのですが・・・。クライマックスの場面では、すすり泣くような声が・・・・・。私も涙が止まらず、ハンカチがぐっしょり。主人公のひたむきさと家族愛、柱と呼ばれるリーダーの強さと優しさに魅了されてしまいました。

 子どもの頃から大のアニメ好きだったのですが、大人になってはまったのが少年忍者の成長を描く「ナルト」です。その主人公ナルトの前にペインという難敵が立ちふさがります。このペインが使うのが、自分が磁石のようになって一瞬にして相手を引き寄せる技です。突然引き寄せられた相手は、身体の自由を奪われ、目の前に現れたペインに倒されてしまいます。磁石ですから、当然引き寄せた相手を吹き飛ばすこともできるわけで、その強さは無双と言っても良いでしょう。

 ここまで読んで、気が付かれた方も多いでしょう。ペインが使うのは、松原塾長が言われる「相手の腰を引き寄せる磁石のような力」なのです。確かにどんなに筋骨隆々の強者でも、腰が引き寄せられて浮いてしまえば、力も技も発揮することができません。

 とこるが、相手の腰を引き寄せ重心を浮かせることはとても困難なことなのです。しかし、合気を習得するためには、この「相手の腰を浮かせる感覚」を身に付けることが絶対に必要です。研究会(通称バットマンの会=夜遅く黒い道着を着て集まる為、ただしこう呼んでいるのは私だけ!)では、さらに「一瞬にして相手の腰を浮かせる」ことを課題にして、毎週稽古をしています。これがあんた!また、まあほんまにむずかしー!ちょっとやそっとではできまへんわあ。(なぜか突然関西弁⁈)

 結論として今言えることは、「合気の身体づくり」の重要性です。身体の中に一本のゴムを張り巡らせ、それを自由に使えるようになることが何より大切です。

 いつの日にか、ペイン松原塾長(いつの間にか、呼び方が変わっております。)のように、相手を自由に操ることができる能力を身に付けることができる日をめざして・・・。

 

今日の格言

「やればできる!」 ティモンディ高岸

「いつも言ってることなんですけどね・・・。」 ペイン松原

「今日も酒がうまい!」 必殺仕事人 副長イノ●●

「うーっ!」 ペイン松原に合気をかけられているTAKA

 

 

 

 

 

 

虹をつかんだ男のココだけの話「弾力」

合気が不思議に見えるのは、掛ける人がほとんど動いていないからだと思う。しかし、本当に動いていないのならば、相手は動くことはないはずである。相手に変化が起きているのであれば、何かしらの動力が働いているということになる。

 

それが何かといえば、前回も書いた「弾力」である。ということは、普通に立っている時点で、自分の身体に「弾力」が無ければ相手に影響を与える事は出来ないことになる。

実際、合気が出来る人は、ただ突っ立っている様に見えても、「弾力」で充満しているので押せば押した分戻ってくるし、引っ張れば引っ張った分戻される。

合気を獲得するためにはこの「弾力」でパンパンに張った身体が必要不可欠なのだ。
作り方は自分でゴム感覚を作り出し、その感覚で身体の内部を伸ばすだけである。縦、横、斜めとゴムの本数を増やしていくことで、内側が圧縮された空気で満たされた様な身体が出来上がる。

そして、立っていれば足裏が、座っていれば脛が、地面とくっ付いているため、固定されたゴム毬の様になり、外部から受けた力は、身体のどこを押されも地面に打ち当たり戻って来ることになり、身体のどこを引かれても、最終的には、地面に引き戻されることになる。

例えば、地面に固定されたバランスボールの上に飛び乗れば、一旦は沈むが次の瞬間には跳ね上げられるし、そのボールを、引っ張り続けても、最終的には地面に引き戻される。実際には、何も不思議ではなく、当たり前の事しか起こっていない。

人が何もない状態で相手を翻弄している様に見える合気の実体とは、「弾力」のある人が相手と地面の間に入り、上手に喧嘩させているのだ。当然、相手が出す力はことごとく、出した本人に返ってくるため、勝つ事は万が一にも無いことになる。

by 宮崎

はやく仙人になりた~い!「YouTubeヤラセ疑惑!?」

合気練功塾は毎週水曜日にYouTubeを掲げてます。

観てるとヤラセっぽく「師匠と弟子の忖度でしょ?」と思う方も居るのではないでしょうか?

もし、自分も初めて観たら、技を綺麗に見せるための忖度でしょ?「本気で抵抗したら、あんな簡単に掛かるわけがない。」と思っちゃいます。

でも、コレ本当なんです!

塾長の手を持つ時は、なるべく抵抗します。塾長の技が掛からないように「力強く握ったり、緩く握ったり」いろいろ抵抗してますが、何故か身体が浮いてます。

オンライン講座で、塾長は身体の使い方を判りやすく説明する為、オーバーに動いてますが、実際の技は全くと言っていいほど動きが判りません。(内部はしっかり動いてます)

他の研究生も書いてますが、他では教えてくれなかった、内部感覚の原理を塾長はちゃんと教えてくれます。

小耳に挟んだ情報では、(名前や所属は一切教えてもらえません)いろんな武道の有名な方々の個人レッスンもされてるみたいです。

オンラインレッスンのみだと、内部感覚が伝わりにくいので、まずは個人レッスンをお勧めします。

塾長の手を持つ事が一番の近道だと思います。

日々是合気「合気のカラダ」

合気練功塾にご縁をいただいて早4年。

学び始めの頃は、明解でシンプル、そして合理的な合気の仕組みに感動し、己の実力を顧みず、半年から1年も学べば合気を習得し、合気を使いこなせるような夢を抱いた。

しかし、現実はキビシイ!

自分が思っているより、自分の身体を操るのは難しいものだった。

確かに塾長が説かれる合気の原理はシンプルでわかり易いのだが、如何せん身体がうまく使えない。頭ではわかったつもりでも、カラダは納得していないのだ。

合気の原理プラス合気のカラダが必要なのだが、原理を理解できたとしても、そもそも自分の身体が合気のカラダになっていなければ合気は発現できない。

己の身体を合気のカラダにしていくには、たゆまぬ練習、合気練功が必要なのだ。

カラダを練っていくには時間がかかる。合気の完成はいったいいつなのか、焦りと半ばあきらめも混じる中、コロナの影響で4月頃より合気練功塾に参加できなくなった。

数か月振りに練功に参加して、塾生達の手を取った時、各々のカラダの内部が出来ている。成長してきている事を強く感じた。確かに合気のカラダがあるのだ。

練功を続けている時は、自分も仲間も共に成長しているので気付かなかったが、しばらく離れて久しぶりに手を合わせると、その成長ぶりが正に手に取るように感じられ、とても感動した。

合気のカラダは練れば練るほど高まっていく。松原塾長の手を取ればわかる。

塾長の合気は4年前もスゴイと思ったが、今は4年前とは比べものにならない程に進化している。

合気練功塾の合気は常に進化成長し続けている。

松原塾長の進化に引っ張られ、それを追いかけ塾生も進化し続ける。

今、自分も遅れを取り戻すべく練功に励むのみ。

楽しきかな合気練功!

 

by タケゾウ