【合気の原理 番外編】崩れの方向 2017.11.29
今日は、合気をより効果的にかけるため、崩れの方向について解説してみたいと思います。
合気練功塾の塾生も意外と気づいていない方がいますので再確認するつもりで読んでください。
まず相手が下方向に崩れているときは当然ながら膝が屈曲してます。
ところがせっかく合気をかけても下に崩そうとするときにわざわざ膝が曲がりにくい方向に力のベクトルが向いていると、当然相手は下に沈み込むように崩れてはくれません。
あとは力ずくで倒そうとすればするほど相手からの反発を受けてしまいます。
ではどうすれば良いか…
1.まず相手の足裏に重みがかかるように下に圧をかけます。
2.次にその重みをキープしたまま、ほんの少し相手の重心が前にくるように皮膚の遊びをとります。
3.すると下への圧と手前に引かれた2つのベクトルで合成された力が相手に伝わります。
4.それが膝が屈曲する方向と一致したときに相手は膝を曲げて崩れ始めます。
詳細は合気練功プロジェクト動画(毎週水曜発信)に収録しておきましたので確認してみてください。