【二人練功で合気の感覚をつかむ】2017.6.4
合気感覚をつかむには、抵抗する(または、わざと力を抜いて掛かりにくくする)相手に技を掛けようと色々工夫することも大切ですが、もっと良い方法があります。
今までの発想を変え、先ず合気の感覚がつかめるまでは、互いに協力して、つながり合おうとすることです。(但し、ここで技が掛かっていないのに、掛かったふりをしてはいけません)
合気でつながれば、重心が一つになり、相手の力に対して、通常とは異なる弾力のある感覚が発生するので、合気が掛かったかどうかはハッキリわかります。
例えば立って合気上げをする場面を思い浮かべてください。
相手がこちらの腕を上から押さえつけてきた時に、合気のカラダができていれば、こちらの踵を上げると自分の体の中に上下方向にバネが伸び縮みするような弾力を感じます。
この「踵を上げる」動作を繰り返していると、合気を掛けられている方は、体の中にゴムのような感覚が徐々に入ってきます。
この感覚がないと、腕のみの力技になってしまい、合気は発生しません。
文章では分かりにくいと思いますので、水曜日の合気練功プロジェクト動画で確認してみてください。