ゴムの感覚のこと
合気のカラダづくりではゴムの感覚を重視する。「ゴムの感覚」とは何じゃいな?と正直思ったことがある。以前は手のひらの感覚は磁石の力でイメージしていたし、合気のカラダ・2元では前後のゴムよりも面で受ける水の抵抗感の方がイメージしやすかった。でも合気の原理を練習するに当たり、そのイメージでは上手くいかないことを何回も経験した。
最近の練功塾では実際にゴムを引っ張ってインナーマッスルの働き引き出す練習をする。ヒトは持続的な弱い力を受け続けると反射的にインナーマッスルが働き始めるようだ。筋であるから繊維状に引っ張る存在が近似なのでちょうどよい。やはり2元の時は自分のインナーマッスルをイメージしたゴムの方が良さそうだ。松原先生の説明はきちんと裏付けがあることに、自分が気づいてから感心する。(「だから前からそう言ってるじゃん!」と聞こえてきそうだ。)
そうそう、松原先生は数年前はゴムではなく「お餅を引っ張るように」と表現されていた頃があった。先生もあの頃より感覚が鋭くなり筋の一本一本を自覚、かつ深層筋が強靱になってきたと言うことだろうか。
10232017