緊急事態宣言が延長されることになり、合気練功塾も5月末まで活動休止になってしまいました。予想された事とは言え、皆さん大いに落胆されていることと思います。私も院生・研究生・塾生の皆さんに会うことができず、とても残念です。個人レッスンで松原塾長とはお会いしているのですが、これからどう活動を再開していくかが大きな課題ですね。
ただ、オンライン講座が個人練功を進める上でにとても参考になっています。また、在宅勤務も導入されましたので、パソコンに向かい「ながら練功」をしています。皆さん、今は個人で練功の仕方を工夫しながらレベルアップをめざしましょう!
今回は、屈筋主導の身体操作 ⇒ 身体のゴム感覚 ⇒ 意念への移行をどうしていくかということについて考えていきたい思います。屈筋を使った筋肉運動から遠心性の収縮を使った身体のゴム感覚への移行は、とても難しいものです。自分の手首を逆の手首でつかみ、そこを固定して腰を後ろに下げ、その反動で腰を前に出すという地道な動作を繰り返していきます。何度も何度も繰り返すうちに、徐々にゴムが伸び縮みするような感覚がつかめると思います。最初のうちは、市販のゴムチューブをどこかに引っ掛けて固定して、それを使って疑似ゴム感覚を体感されるといいと思います。(私も毎日やっています。)
ゴム感覚が出てきたら、今度はその動きを徐々に小さくしていきます。また、最初は立って行い、次に椅子に座って、正座をしてというように、腰の動きが小さくなるようにしていきます。そうすると身体が動かせない分、身体の内部を動かして対処しようとします。しかし、実際にはわずかには身体は動いているのでこれは意念とは言えません。それでは、どうやってここから意念による操作に移行していくのでしょうか?
それは自分の身体の質的変化もしくは進化が必要不可欠なのではないのでしょうか?それは、練功を積み重ねて初めて見える風景なのかもしれません。私もまだまだ修行中なので、まだその風景を見ることができません。ただ、その切れ端を時折垣間見ることがあります。みなさんも練功をしていて、「あれっ!」という瞬間があるのではないのでしょうか。合気のカラダを手に入れるためにはひたすら練功を繰り返すしかないのでしょう。松原塾長いわく「やったもん勝ち。」なのです。
武術の黒帯は、白帯をつけている者がその帯が汚れ黒くなるまで稽古を続けた結果だと言われています。皆さん、練功塾のユニフォームが真っ黒になるまで練功して・・・。ん?最初から真っ黒ですって!いやいや、ユニフォームの側面にピンクのラインが入っているでしょう。それがブラックになるまでですよ。そんなことはできないって?それは意念で!!!それは意念でも無理・・・と言う人はリアリスト。または清潔好き。⇐ ぺこぱの松陰寺太勇か!(ご存じない方は是非ウイキペディアで検索を!)
by TAKA