合気の習得の妨げとして、既成概念があるようです。
ま、思い込みですね。
チカラ、腕力を使わなければ相手を動かすことは出来ないとか。
軸をしっかり立て、不動の状態でなければとか。
あと、気になるのが「今、出来ましたね」と伝えても首を傾げ「出来てません」とか「難しい・判らない」と言われる方が多い。
たしかに、100%ご自身で作り出していないと「自分でやったわけじゃない」
「何故、出来たか分からない」かも知れませんね。
でも、大切なことはその時の感覚を掴んで欲しいのです。
その「合気の感覚」を再現する事が合気を掴むコツとなります。
塾長や研究生に、合気を掛けられた感覚を身体に染み込ませておきその感覚をフィードバックすればOKです。
その感覚ありきで、3点バランス・丹田の確認をすればいいのですが、失敗する場合は、その感覚がない状態から動きで作ろうとしています。
レモンをイメージします。
あなたの口の中に変化はありますか?。
レモンを食べたことのある方は酸っぱさを感じ、唾液が分泌されるのではないですか?。
何となくレモンをイメージしただけで身体は変化しました。
さらにレモンの縦方向を思い出します。
紡錘形ですね。
横方向は円です。
中身はタップリジューシー。
さらに、レモンが強化されました。
あとは、自分が動くか相手が動くかだけの話しです。
あと少しだけ、話しを続けます。
「分からない・難しい」と言わない方が良いかもしれません。
「合気を出来るよう学び続けます」も…。
脳は、
「分からない、難しい状態が望みなんですね。その状態を守りましょう」
「出来るよう学び続けたいんですね」
学び続けるためには習得しては駄目なので、出来ない様に働きます。
byたけぞう