3点バランスがとれていれば「ちから」は不要です。
ほぼ、みなさん出来るようになりました。凄いことです。
しかし、まだ誤解があるように感じます。それは、相手を挙げるための3点バランス、下げるための3点バランスと考える方も…
それだと、挙げるときの腕の上側に圧があり、下側には圧がありません。この時の相手は、その圧を「ちから」「力み」と感じるので
挙げを阻止することが出来ます。
腕の全周、上下左右そして前後に均等に圧が入っていると、相手は「ちから」「力み」「方向性」を感じることが出来ないので挙げを阻止することは出来ません。
合氣揚げのカタチを使い練功するのだけれど、挙げるための意識だけではなく、「相手と繋がる」「繋がり続ける」ための3点バランスを追求しましょう。
理想の3点バランスは「全方向」あるいは「無指向」であると思います。球体のイメージが近いと感じています。
「ちから」「力み」が入るとかからないのは、全身のパーツのそれぞれの「ちから」の入り方に「粗と密」「濃と淡」が現れ弱い部分で崩れるわけです。
3点バランスが取れている状態は、そうではない、全身が均一な感覚だということです。
ですから、理屈として均等に力めたとしたら…3点バランスができていれば「ちから」が入っていてもかかります。
何をお伝えしたいのかというと
結局のところ、正しく3点バランスがとれれば、そもそも「ちから」は関係ないよ、と言うことです。
2023兎年、おおきな飛躍の年になりますよう、お互いに樂しく練功していきましょう。
よろしくお願いいたします。
By たけぞう