虹をつかんだ男のココだけの話「変化」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

ここで、合気を教わり始めて数年が経つ。
“弾力”をカギに練功を積んできたのだが、最近自分の体が変わってきたように思う。
前は、相手と接触する事で初めて一本のゴムが発生する感覚があったのだが、近頃は、日常生活を送っている時でさえも、ふと気が付けば、体全体に“弾力”がみなぎった感覚を感じる事が出来る。
長年練功してきた“ゴム感覚”が体に馴染んで、時や場所を選ばずに容易に再現出来るようになったのだ。
これは、私の合気がレベルアップしたことの証であろう。
前まではゴムだったので、“弾力”を出すためには、一旦引く作業が必要で、引くまでは“弾力”が発生していないため合気が起こる事はない。
しかし、意念だけで“弾力”が充満している状態を作れる様になると、相手から触れられた瞬間に合気が発動するようになる。
つまり、すでに引いているゴムを持たせる事が可能なのだ。
また、存在しているだけで体の中が“弾力”でいっぱいで、他の力が入り込むスキマがないため、相手の出した力は、そっくりそのまま相手に返還される。
相手が私に対して影響を与える為に出した力は、私には何一つ影響を及ぼす事なく、私の中にある“弾力”に跳ね返される形で相手自身への攻撃に使われるのだ。
これらの結果は、“弾力”があれば当然起こる事で、起こらない方が不思議な極めて当たり前の理屈である。
しかし、「まさか」の結果が起きたと混乱する人が続出するのは、人の体の中が“弾力”で埋め尽くされているという仕組みを普通の人は知らないからである。

松原塾長が常日頃からおっしゃっておられる通り、合気の上達は、合気のカラダ作り無くしては有り得ないのだ。
小細工などいらない。
この根幹を大切にこれからもより良く変化していきたい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA