合気沼のアヒル「苦戦中。沼深く、山高し」

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少し前まで、私の合気練功の1つの目標は相手が気付かない程度のごく小さな動きとして内部感覚で相手を上方に微細に加圧し、小さな反射的抵抗を誘発させ思う向きに誘導し、更に体の微細な操作で相手とつながったまま、弓の様なしなり感で自分の腰が相手の方に寄る感覚に相手が同調して相手が意図せず浮き、自由自在に操作できる。

 

ザックリ言うとこんな感じで力まず、バネ感、ゴム感をもって行う。そして最終的にはこれらを一瞬に行えるようにする♪それが、一系(合気上げの様な感じ)のそれなりの終着点!そう考えていました。

 

1つずつクリアできるようになるたびに、あ、今日は、少し山を登れたかも ヨッシャ~!!

と大喜びしながらあーでもない、こうでもないといろいろ考えたり机の角や、ドアノブ、カーテンが目の前にあるとそれらを相手に、足とつなげられるように自分の感覚を研ぎ澄ませてみたり(研ぎ澄ましているつもりになるが正しいかも・・・)練功に参加し、松原塾長に感覚を確認していただいてみたり、が、しかし、、、先日、少し頂上が見えてきた! と思ったら、今登っていたと思っていた山はまだ中腹ですらなく、その奥に更に高い山々が連なってそびえ立っていたことに愕然としてしまいました。

 

しかも現在、目の前の山「合気のカラダ」は霞がかっていてそびえ立ち、今の私には未だにこうすれば良いという向かうべく方向すらよく分からない・・・今までにない混乱の中に居ます。これができれば、1系でも何系でも容易に技になるそう塾長は言われるのですが、私が容易に技にするにはまだその先の遥か彼方の峰の上にあると感じます。

 

そんな絶望的な混乱の中ではあるものの幸運なことに練功塾にはそこにたどり着くための道はすでに開通しています。そして目的地に向かう案内の頼りは、案内人である塾長と院生の手から伝わる自分の体の感覚、出来る方の手を取らせていただいて感覚を刷り込んでもらい、それを「感じ取り、練る」そしてこの「感覚」が正しいと信じながらできるかどうか、、、

 

実は、起きた現象を信じられない自分がいる場合が多々あるのです。例えば、相手が浮いたときにその現象を誘発したことの「自覚」が無い場合があるのです。それは、上級になればなるほど微細な感覚で、「そうそう出来ている♪」といわれても自分がやれたという実感が湧いてこない場合が結構あるのです。

 

「これって、相手が自分から勝手に掛かっているのではないか?」と・・・出来ているのか、できていないのか?判断が自分ではむつかしいと感じることがあるのです。自分の感覚が、違うのか、当たらずとも遠からずなのか、合っているのか?判る人に手を取ってもらい教えて頂く他は無いのですが合気練功塾での救いは、感覚が合っているかどうか確認をお願いしたとき、塾生はおろか、松原塾長が自ら気軽に笑顔で付き合って下さいます。

 

お陰様で五里霧中の混乱の中にありながら、頂上までの道は、確実にその先にあるのだと感じることができるわけです。もちろん、進んだと思っていた道を、思いっきり後ろまで引き戻されることも多いのですが、(今まさにその混乱の真っただ中・・・)笑

 

合気の山に続く1系2系3系4系5系の山々は、自分一人では到底登れないのだと思い知らされる今日この頃です。「4系で相手を吹っ飛ばす!」私のこの目標は、まだまだ遠く、雲の上のようです・・・・・

 

アヒルのもがきは、混乱したまま、まだまだ続く・・・・・

 

PS

まだ塾長の手に触れたことのないオンライン講座のみ受講の方はぜひ、気軽に塾長の手に直接触れに来て欲しいなと思います。よほど悪態でもつかない限り、笑顔で迎え入れてくださると思います。”こんなの触らないとわかんないっすよ~ ”たぶん私だけでなく、あなたもそう感じると思います。

 

by アヒル

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