愛知県は緊急事態宣言が解除されましたが、厳重警戒宣言が発出されており、外出の機会がずいぶん減りました。そのため、自宅でYouTubeを見る機会が増え、いろいろな武術の動画を見ています。
「合気」の動画も随分多くありますが、少し気になることもあります。それは、「これこそが本当の合気だ!」いうような(よくある)フレーズです。それぞれの方が血のにじむような鍛錬をされ、習得された「合気」。それは称賛されるべきですが、中には「他はニセモノ」と決めつけるような表現も見かけます。
うーん⁈(長嶋茂雄風に)どうでしょう?
「合気」は商標登録されたものではなく、それぞれの捉え方があるのではないでしょうか?わが練功塾の松原塾長は、自らが追い求めてきたものを「合気練功塾の合気」と捉え、決して「これこそが本当の合気」と決めつけたり、他団体を批判したりしてはいません。それぞれの団体が切磋琢磨し、より素晴らしい「合気」を追い求めていくことが、先人が切り開いた道を進むことにつながるのではないのでしょうか。
先日、某団体の動画で、私の合気道の師匠が(多分、承諾なしで)名指しで取り上げられていました。(一部ですが)批判的なフレーズも含まれていたので、師匠に連絡したところ、意外な言葉が返ってきました。「連絡してくれてありがとう!まあ、多くの人がYouTubeをやっているから、いろいろなことを言っているよね。(笑)」さすが、師匠!人間の器がデカイ!おみそれしました!
ところで、先日の日曜日の練功塾に四国(!)からいらっしゃったプロのダンサーの方(ダンスの先生)が参加されました。対練(対人練習)でお相手をさせていただいたのですが・・・。さすがプロフェッショナル!身体がつながってらっしゃる!さらに、時に「今、私の腕に力が入っていましたよね。」というように的確に自己分析をされていました。相手を倒すことを追い求めてきた一般の武術家よりも、よほど早く「合気」をつかまれるのかもしれませんね。ダンサー、恐るべし!
今日の迷言
合気はね 相手とつながる ことですよ
「これこそが!」 そういう人は ?????
怒るかな? 思っていたら ガハハハハ!
ダンサーは ダンサ(段差)も気にせず ジャンプする
おあとがよろしいようで・・・ TAKA