Tスタイル ~合気練功の日々~ 「核心に迫る その3」

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 新型コロナウイルスの影響で、4月の練功塾・研究会もお休みになってしまいました。せっかく作り上げてきた合気の感覚がどうなってしまうのか、皆さん心配されていると思います。私もとても不安ですが、一人一人が今できることを実践していくことが大切だと思います。今一度、それぞれが工夫して練功していくことが求められているのではないでしょうか。

さて、先回まで「核心に迫る」と題して、合気について自分なりに述べてみました。今回はその続きです。

 合気とは「自分の身体の中にある本質を動かし、接触面を通して相手の身体の中にある本質に伝え同調させること。」と仮説を立ててみました。しかし、これだけでは説明が足りません。大切な点が欠けています。それは自分の本質と相手の本質が磁石のように引き合うということです。自分や相手の本質を身体という入れ物に入った粘り気のある液体と考えれば、それが磁力(磁気)を帯びていなければ相手と引き合うという現象は起こりません。

 それでは、どうやって磁力(磁気)を発生させるのか。この磁力(磁気)の基になるのが身体のゴム感覚です。ただこの身体のゴム感覚はまだ身体の動きで作り出すものなので磁力(磁気)ではありません。身体の動きを極限まで抑えて、ほぼ内部感覚だけで作り出すものが磁力(磁気)感覚です。これが研ぎ澄まされていくと、いわゆる「気」と呼ばれるものに進化していくのではないでしょうか。

 最近、自分の内部感覚が変わってきました。上手く説明できないのですが、身体の中が以前よりも粘っこく動くようになってきたように感じます。そして、松原塾長がおっしゃていた「内部が動いてから身体という外側が動く」という感覚が分かるようになってきました。実はこの感覚は、1系(いわゆる合気上げ)で相手の腕が上がっていく現象を起こすために、とても大切だと思っています。

 例によって、以上の文章は私の所見であり、君もしくは君のメンバーが誤解し、あるいは混乱しても、当方は一切関知しないので、そのつもりで。

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 ところで皆さん、最近、研究生の方々が次々とブログを立ち上げています。読まれましたか?それぞれの方々が真剣に合気を探求していることがひしひしと伝わってきます。是非とも読んでいただき、練功の糧にしてくださいね。

 私は自分なりのスタイル(Tスタイル)で、綴っていこうと思います。 ティー、ティー、ティッティ、ティー!

 失礼しました・・・・・。           

by TAKA

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