2021年 の投稿一覧

日々是合気「カラダのしなやかさを考えてみて」

仕事で、金属材料を扱う。

丸い棒状のものや、平たく棒の様に長いもの。大体5メートル位のものを必要に応じて、切断するのだ。

 

この時、不思議におもうことがある。長い状態のときは、太さにもよるが、結構撓る。こんな硬い金属がバネ感があるというか、柔らかさがある。

 

短く切ったものは、全く撓らない。柔らかさは感じられない。

 

ふと、考えたのはカラダも一緒かなと。カラダを手から足まで、ひとつに繋いで長いものとして使えば、弾力があり、前腕のみで短く使えば硬くて弾力はでない。

 

以前は、体をひとつにして使えという言葉を、固めて使うことと捉えていたが、それだけではなく、カラダをしなやかに使うコツを伝えていたのかもと感じた。

 

合気を武術に使うには、強靱なカラダがいるのだろう。(強靱とはつよくしなやかということ。)

 

               byたけぞう

 

虹をつかんだ男のココだけの話「弓矢」

筋肉の収縮には、求心性収縮と遠心性収縮がある。

求心性収縮は、筋繊維を縮めながら力を出す。それに対して、遠心性収縮は、筋繊維を伸ばしながら力を出す。以前に説明したように、コップの水を飲もうとして口に近づけて来る行動が求心性収縮で、飲んだコップをテーブルに置く時の行動が遠心性収縮である。この時、「飲みかけの水がこぼれない様に」とか、「勢いでコップが割れない様に」などと筋肉を伸ばして力加減を調節している。

そして、このどちらが、合気で使用できるのかと問われれば、もちろん「遠心性収縮」なのだが、それだけでは、不十分なのである。なぜか?

伸びた筋肉が戻って来なければ何も起こらないからである。初めの頃は、せっかく遠心性で伸ばした筋肉を、禁断の求心性収縮を使い戻そうとして、次の瞬間、自分が浮かされてしまい、絶望を覚えるという経験をする事になる。では、どうすべきか?

相手に引っ張られて筋肉が伸びた時、戻そうと思っては駄目なのである。いつ引っ張られても、きっかけ一つで戻れる様な仕組みを作るのである。

「思う」とか「意識する」以前に、戻ってしまうよう「システム化」するのだ。そのために、ゴム感覚が必要なのである。

ただ単純に腕を伸ばしても、何も起こらなくて2人の間に気まずい空気が流れるか、相手に引っ張られて終わりなのだが、自分の身体にゴム感覚が内包されていれば、相手がどれだけ強い力で自分を引こうが、その力は自分を引っ張る力として使う事はできなくなるのだ。

理屈としては、何度か書いていると思うのだが、引いた時点で相手の重心が腕に移動するので、足は浮いている状態で自分を引き込む事が出来ない。また、2人の身体は、ゴムを通して足裏から足裏まで繋がっているので、相手が自分に影響を及ぼそうと力をだしても、直接自分には伝わらず、ゴムの張りを強化することに使われる。

繋がって一本のゴムのようになった2人の身体は、1人が自分勝手に相手を引っ張ろうとしても、2人ともに同じテンションが掛かり伸びるのだけなのだ。そして、一杯に張られた状態のゴムの端である相手の足裏を剥がせば、ゴムの戻りで相手が前に出て来ることになる。

「2人で作った弓で、相手が勝手に矢となって飛んで来る」、こんな仕掛けを作るのだ。

早く仙人になりた~い!「鉄棒と対話」

体操選手、内村航平さんがインタビュー時に話してた言葉「鉄棒と対話」

合気と似てるような感じがしたので書きます。

間違ってたらゴメンなさい。

内村選手は鉄棒の「しなりとバーの回転が大切」と言ってたように思います。

早速、ネットで「オリンピック鉄棒」と調べてみました。

体操選手は、鉄棒のしなりの力を上手く利用して、大車輪の回転や、高く宙を舞う離れ技を行っています。競技用の鉄棒には、しなりが絶対に必要です。

バーのしなりだけでなく、支えている支柱や張られているワイヤーまで「すべてが揃って鉄棒」と書かれてました。

えッ!塾長が言ってたテンセグリティと一緒ではないのか?

支柱が足裏だとしたら、ワイヤーが背骨、バーが腕という事?

相手が力強く掴んでも、しなり(ゴム感覚)を上手く使えば相手を動かせる

https://youtu.be/tcdhowzVHp4

じゃあ、鉄棒と体操選手は、守る方?攻める方?どっち?

多分、塾長へ質問すると「どちらにもなれる」と答えるんだろうな〜。

自身が「すがる」事もできるし、相手を「すがらせる」事もできる。

ぶつかった時には、もう重心を取られており、ケンシロウの言葉「お前はもう○○○○○」。

でも、この身体の使い方が難しいんです(//∇//)。

一度、松原合気を体験されてみてはいかがでしょう(^^)。

学校や公園にある鉄棒と、競技用の鉄棒は全く違う物で、体操選手の様な技はできません。危険だからチャレンジしないで!と書いてましたのでご注意下さい(^^)。

ちなみに、私は逆上りもできません…。

日々是合気「告白」

重要な事なので、

お伝えしたいと思います。

 

塾生の中では、私は比較的出来ている方だと認識されているようですが、実はそうではないのです。

 

私の場合は、自分の中にゴム感覚が乏しいので相手の方のゴム感覚に依存して合気をかけています。

 

ですから、相手の方にゴム感覚が乏しい、すなわち合気のカラダが出来ていない場合にはかけられないのです。

 

相手が合気のカラダで無くても、こちらに合気のカラダがあれば、かけれるわけですが…

 

私が出来ているのは、一番大切な合気のカラダではなく、テクニック的な部分、合気の原理を幾分か理解しているだけです。

 

喩えてみるなら、テクノロジーはあるけれどエネルギーが無い状態です、想像してみて下さい。

 

素晴らしいクルマが有ったとしても、電気もガソリンもエネルギーが全くなければ動かす事は出来ません。

 

幸い合気は、どちらかにエネルギーがあれば、それを使う事が出来ます

 

どちらにもゴム感覚というエネルギーがなければ、何も起こらず徒に時が流れるだけです。

 

今の私の課題は、自らの中にエネルギーを発生させる、すなわち『合気のカラダ』を養っていくということになります。

 

         byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「北海道に雪が降る!」

 4月25日に、北海道で初めての合気練功集中セミナーが行われました。今回、スタッフ(スタッフー!失礼!)として松原塾長に同行する機会をいただきました。前日の午後に新千歳空港に到着し、札幌市内で東京の松原塾のメンバーのTさんとYさん(お二人もスタッフ。スタッフー!何度も失礼!ちなみにTさんは太極拳の達人。Yさんは合気道の達人。世界の国々で指導される凄いお二人!)と合流しました。

 翌日は残念ながら雨。傘を差してセミナー会場に向かって歩いていると、なんと!・・・雪が!(正確には霰=あられ)さすが北海道!

 セミナーは12時スタートでしたが、今回のセミナーの会場をおさえてくださったKさん(ありがとうございました!)も参加していただき、5名で午前中から打ち合わせ&練功を行いました。

 12時近くになると、参加される方が続々と会場に到着されました。空手、合気道、総合武術等、長年武術の稽古に励んできた方々に、塾長は普段と変わりなく穏やかな笑顔で接してみえました。しかし、セミナーが始まると雰囲気は一変・・・!塾長はすべての参加者に手を取らせ、合気をかけては崩し、合気をかけては崩し・・・。徐々に参加された方々が驚きの表情に。「合気は本当にあったんだ!」そうですよね。私も塾長にお会いしてこう思いました。「合気は都市伝説ではなかったんだ‼」

 4時間のセミナー+1時間半の復習稽古の計5時間半もあっという間に終了。皆さん、少年のような笑顔で、北海道セミナーも無事終了。次回は10月を予定。ところが、この原稿の内容を考えているさなか、何と!7月に第2回集中セミナー開催の告知が!さすが塾長!「早い(仕事が)、上手い(技が)、安い(セミナーの価値からすると)」(どこかで聞いたフレーズ⁉)

 北海道セミナーに参加された皆さん。お疲れ様でした。私自身とても勉強になりました。東京の松原塾のTさん、Yさん、ありがとうございました。また、東京にもうかがいます。そして、塾長。今回貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 また、7月に北海道に行きまっせ!(宿は既に予約済み、飛行機はまだ・・・)よろしゅうおたのもうします!(なぜか関西弁!)

 

北海道セミナーに参加して・・・

 塾長は 飛行機の席でも 練功す

 塾長の 頭の中は ほぼ合気(失礼!)

 合気はね 人を笑顔に するのかな

 参加者も 思わずつぶやく スゲー!マジか!

 北海道 やっぱり言おう でっかいどー(ベタですが・・・)

                                                   TAKA