2021年 の投稿一覧

Tスタイル ~合気練功の日々~「ミラーニューロ ン」

 新型コロナウイルスの第5波のピークがようやく過ぎようとしていますが、まだまだ油断禁物です。

10月には、いよいよ初めての強化合宿が行われます。最前線で働いている医療関係者に感謝をしながら、基本的な感染対策を続けていきましょう。

 先日、ある方の武術家のブログを読んでいたら、「ミラーニューロン」という言葉に興味を惹かれました。

 ミラーニューロンとは、(ザックリ言うと)人間の神経細胞が、他の人の行動を見た時、自身が同じ行動をとっているかのように活動することです。まるで「鏡」のような反応をすることから、このように名づけられています。その武術家は、合気と関連付けて研究を続けているそうですが、確かに興味深いですね。

 松原塾長が、「合気は脳のトレーニング」あるいは「脳をだます」と表現しているように、合気練功もこうした部分を高めていくことが求められていくのではないでしょうか?

相手とつながり、自分が緩めば相手も緩む。単なる反射だけではない、プラスアルファがあるような気がします。
 
 ところで、「立禅」ですが、塾長のアドバイスもいただき、自分なりにアレンジして取り組んでいます。

練功塾の一系(合気あげ)もしくは二系(合気下げ)の最終形態をイメージしながら、毎日少しずつ行っています。座取りの一系をイメージして、正座をして「立禅」をすることも・・・。

「立ってないんかーい!」と大阪塾のメンバー(?)からツッコミを入れられそうですが、そこは臨機応変に・・・。

言ってみれば「座取り立禅」です!「いやいや、座取りと言った段階で矛盾しとるやないかーい!それはもう座禅やないかーい!」

と更なるツッコミが予想されますが・・・無視!誰が何といっても「座取り立禅」デス!(ドラマ「半沢直樹」の大和田部長風に)経過報告はまた、このブログで・・・。

今月の川柳
自分のね 脳をだまして 練功す

笑顔でね 近付く相手は 最強です(もしかして副長⁉)

合気上げ いやいや違うよ 合気揚げ(深い!分かる人には分かる)

合宿に 向けて練功 ガンバリマス!(大和田部長風に語尾強調!)
 
                 TAKA

虹をつかんだ男のココだけの話「ゴムの性質」

合気の現象化を起こすには、自分のゴム感覚を相手に共有させる必要がある。

そうすることで、ゴム感覚の無い相手でも、弾力の世界へ誘える。

まず手始めに、相手に対し、自分が作り出すゴム感覚を移していく。その時、相手の手に触れ、そこから自分がゴムを手首まで引いたとすれば、相手も接触点から手首までゴムを引いていることになる。それを肘・肩・肩甲骨・腰・膝と伸ばしていって、足まで引けば、相手も足まで引く事になる。

私自身、しばらく本気で、次の様に思っていた。相手と接触して、自分の世界の中で勝手に「手首・肘・・・足」と呪文のように唱えて、自分の中だけでゴムを繋げていけば、何故か相手も、自分が引くタイミングに合わせて、同じ位置までゴムを引いてくれるのだ、と。しかし、そんなテレパシー的な事が起こっている筈はなかった。

では、なぜ自分のゴム感覚が、接触点から相手に伝わっていくのか?と言うと、自分で接触点に発生した“点”のようなゴムをうまく伸ばしながら、相手にも伸ばさせているからである。自分が接触点のゴムを徐々に「手首・肘・・・」と引きながら、反対を持つ相手にもバランス出来る様なペースで引かせている。自分の方に引き過ぎないように、相手側にも均等にゴムを引かせる。その結果、五分五分のバランスを保ったまま、同時に足までゴムを張れるという訳である。この状態がお互いで引き合いながら、倒れないように支え合っている“超バランス”状態である。

そして、ゴムを引く時に必ず発生する感覚がある。「引く」と「引かれる」の相反する感覚である。ゴムは引っ張り続ければ必ず引き戻される。「引かれる」力は引き戻される時になって、急に出現するわけではない。引けば引くほど、引く分だけ、もれなく付いてくる。ほんの少しの引きに対しても、それ相応の引き戻しが発生している。だから、もし、「引く」感覚しかないのであれば、手段や方法なのか、意識なのか、何かが間違っている。ゴムと認識していないのか?そもそもゴムではないのか?分からないが、いずれにしても相手にゴム感覚を伝える事は出来ない。

はやく仙人になりた~い!「足裏からの反発」

松原合気は、ゴム感覚を使って、自身のゴムを引いて、伸びたものは縮む

相手は無意識に身体のゴムを引っ張られており、ゴムが戻ると無意識に反応が出てしまう。(伸びたものは縮む)

固定されたお互いの足裏があるから、躓くか?躓かせるか?の現象が起こるんだと思います。

最近、YouTubeで若田さんの宇宙実験を観ました。

無重力状態でネジを回す実験をしており、無重力状態でネジを回しても、身体が回るだけで、ネジは回らない。

実験の結果は、足を固定してネジを回すと、足裏からの力が伝わり、ネジが回りました。

足裏からの力が伝たわったから、ネジを回す事ができた。

と言うことは、無重力状態で身体を動かして(ココがゴム感覚?)足裏で反発を利用する事がゴム感覚なのかも?

ただし、全身が繋がってないとネジまで力が伝わらない

無重力だと腕だけでネジを回しても、身体が回るだけ。

足を固定するから、足裏からの力が手まで伝わり、ネジが回せる。

ですが、ネジは関節もなく、最初から固まっているから、回せました。

しかし相手の身体は関節があるから、どこかに緩みが出ます。

コレが難しいんです。

どうしたら、相手の緩みを奪い緊張させ、自身の身体を繋げた状態で、
地面からの反発(ゴム感覚)を利用して、火事場の馬鹿力を出せるか?

この身体操作を知るには、塾長の手を取るしか、答え合わせができません。

無重力状態で全身を繋げ、全力でネジを回すと、ネジ(足裏)の跳ねっ返りで、自身のスピードが増すって事?

日々是合気「賽の河原で合気練功」

日々練功しているなかで、ゴム感覚もしっかりあって合気の如く相手を崩すことが出来、
「俺って結構出来てるんじゃね」と思う時がある。

しかし、そんな思い上がりもふとした瞬間に根底から崩れ去る。
全く出来なくなることがしばしば現れる。

不思議なくらい、出来る時と出来ない時がある。

まだまだ、本当の「合気のカラダ」が出来てないんだね。
最低でも自分のカラダが足の裏から手の指まで繋がっていればなんとかなるはずだが、
簡単にバラバラになる。

賽の河原で石を積んでいるようなものだ。またまだ、先はながい。

         byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「立禅」

新型コロナウイルスがおさまらない状況で、不要不急の外出を控えているのですが、毎日取り組んでいるのが「立禅」です。太極拳で言うと「抱木站椿(ほうぼくたんとう)=両手で大木を抱えるようにして立つ」です。

 先日、ある武術家の先生に立禅を教えていただく機会があり、毎日少しずつ取り組んでいます。この先生が強調されていたのは、あらゆる方向に力を発する身体をつくることでした。これは、合気練功塾でいうと「全方向にゴムを張りめぐらせる」ことなのではないのでしょうか。

 一元→二元→三元→四元というように練功していくと、やがて身体はほとんど動かさずに、意念だけで練功することになります。私は、この最終形態を立禅と捉えています。(あくまで私見なので、練功塾の理念ではありません。誤解なさらぬよう。)

 まだ初めて1ヶ月あまりなのですが、以下のようなことを感じています。
1 時間がたつにつれて、腕の重さを強く感じ、身体の無駄な力が抜けていく。
2 身体が膨らんでいくような感覚と同時に、外側から身体を抑えられているような感覚を感じるようになる。
3 呼吸を強く意識するようになる。吸うときに身体が膨らみ、吐くときに身体が縮む。
4 身体の中心=丹田?を意識するようになる。

 継続していくと、自分の身体がどう変化していくか楽しみです。
また、ブログで報告します。

 ところで、先日の練功塾に、北海道セミナーでお世話になったお二人、Yさん(東京の松原塾のターミネーター)とTさんが東京からいらっしゃいました。実はTさんは「Tスタイル」の読者で、(ややこし・・・)私のブログをTのしみ(楽しみ)にしていただいているとのこと。それをTて(聞いて)、ますます頑張ろうとTよく(強く)感じた今日この頃です。Tさん、また是非Tきょう(東京)にうかがいますね。そのTき(時)はよろしゅうお頼もうします。(ああ、ややこしや、ややこしや・・・)

今日の一句(いつも一句ではないのですが・・・)
Tさんが ターミネーターと やってきた
Tさんは 太極拳の 達人です
Tさんの ニックネームは TAICHI(タイチ)です
(勝手につけました。すみません!)
タイチのね 苗字は 国分ではないよ
                 TAKA