2021年 5月 の投稿一覧

早く仙人になりた~い!「鉄棒と対話」

体操選手、内村航平さんがインタビュー時に話してた言葉「鉄棒と対話」

合気と似てるような感じがしたので書きます。

間違ってたらゴメンなさい。

内村選手は鉄棒の「しなりとバーの回転が大切」と言ってたように思います。

早速、ネットで「オリンピック鉄棒」と調べてみました。

体操選手は、鉄棒のしなりの力を上手く利用して、大車輪の回転や、高く宙を舞う離れ技を行っています。競技用の鉄棒には、しなりが絶対に必要です。

バーのしなりだけでなく、支えている支柱や張られているワイヤーまで「すべてが揃って鉄棒」と書かれてました。

えッ!塾長が言ってたテンセグリティと一緒ではないのか?

支柱が足裏だとしたら、ワイヤーが背骨、バーが腕という事?

相手が力強く掴んでも、しなり(ゴム感覚)を上手く使えば相手を動かせる

https://youtu.be/tcdhowzVHp4

じゃあ、鉄棒と体操選手は、守る方?攻める方?どっち?

多分、塾長へ質問すると「どちらにもなれる」と答えるんだろうな〜。

自身が「すがる」事もできるし、相手を「すがらせる」事もできる。

ぶつかった時には、もう重心を取られており、ケンシロウの言葉「お前はもう○○○○○」。

でも、この身体の使い方が難しいんです(//∇//)。

一度、松原合気を体験されてみてはいかがでしょう(^^)。

学校や公園にある鉄棒と、競技用の鉄棒は全く違う物で、体操選手の様な技はできません。危険だからチャレンジしないで!と書いてましたのでご注意下さい(^^)。

ちなみに、私は逆上りもできません…。

日々是合気「告白」

重要な事なので、

お伝えしたいと思います。

 

塾生の中では、私は比較的出来ている方だと認識されているようですが、実はそうではないのです。

 

私の場合は、自分の中にゴム感覚が乏しいので相手の方のゴム感覚に依存して合気をかけています。

 

ですから、相手の方にゴム感覚が乏しい、すなわち合気のカラダが出来ていない場合にはかけられないのです。

 

相手が合気のカラダで無くても、こちらに合気のカラダがあれば、かけれるわけですが…

 

私が出来ているのは、一番大切な合気のカラダではなく、テクニック的な部分、合気の原理を幾分か理解しているだけです。

 

喩えてみるなら、テクノロジーはあるけれどエネルギーが無い状態です、想像してみて下さい。

 

素晴らしいクルマが有ったとしても、電気もガソリンもエネルギーが全くなければ動かす事は出来ません。

 

幸い合気は、どちらかにエネルギーがあれば、それを使う事が出来ます

 

どちらにもゴム感覚というエネルギーがなければ、何も起こらず徒に時が流れるだけです。

 

今の私の課題は、自らの中にエネルギーを発生させる、すなわち『合気のカラダ』を養っていくということになります。

 

         byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~ 「北海道に雪が降る!」

 4月25日に、北海道で初めての合気練功集中セミナーが行われました。今回、スタッフ(スタッフー!失礼!)として松原塾長に同行する機会をいただきました。前日の午後に新千歳空港に到着し、札幌市内で東京の松原塾のメンバーのTさんとYさん(お二人もスタッフ。スタッフー!何度も失礼!ちなみにTさんは太極拳の達人。Yさんは合気道の達人。世界の国々で指導される凄いお二人!)と合流しました。

 翌日は残念ながら雨。傘を差してセミナー会場に向かって歩いていると、なんと!・・・雪が!(正確には霰=あられ)さすが北海道!

 セミナーは12時スタートでしたが、今回のセミナーの会場をおさえてくださったKさん(ありがとうございました!)も参加していただき、5名で午前中から打ち合わせ&練功を行いました。

 12時近くになると、参加される方が続々と会場に到着されました。空手、合気道、総合武術等、長年武術の稽古に励んできた方々に、塾長は普段と変わりなく穏やかな笑顔で接してみえました。しかし、セミナーが始まると雰囲気は一変・・・!塾長はすべての参加者に手を取らせ、合気をかけては崩し、合気をかけては崩し・・・。徐々に参加された方々が驚きの表情に。「合気は本当にあったんだ!」そうですよね。私も塾長にお会いしてこう思いました。「合気は都市伝説ではなかったんだ‼」

 4時間のセミナー+1時間半の復習稽古の計5時間半もあっという間に終了。皆さん、少年のような笑顔で、北海道セミナーも無事終了。次回は10月を予定。ところが、この原稿の内容を考えているさなか、何と!7月に第2回集中セミナー開催の告知が!さすが塾長!「早い(仕事が)、上手い(技が)、安い(セミナーの価値からすると)」(どこかで聞いたフレーズ⁉)

 北海道セミナーに参加された皆さん。お疲れ様でした。私自身とても勉強になりました。東京の松原塾のTさん、Yさん、ありがとうございました。また、東京にもうかがいます。そして、塾長。今回貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 また、7月に北海道に行きまっせ!(宿は既に予約済み、飛行機はまだ・・・)よろしゅうおたのもうします!(なぜか関西弁!)

 

北海道セミナーに参加して・・・

 塾長は 飛行機の席でも 練功す

 塾長の 頭の中は ほぼ合気(失礼!)

 合気はね 人を笑顔に するのかな

 参加者も 思わずつぶやく スゲー!マジか!

 北海道 やっぱり言おう でっかいどー(ベタですが・・・)

                                                   TAKA

 

 

虹をつかんだ男のココだけの話「裏の力」

これも合気練功塾における原理の一つであり、理解出来なければ本物の合気は掴めない。

合気の技というのは、腕を取って始めるような物が多いのだが、上げるにしても、下げるにしても、横に振るにしても、接触点で相手を動かしている様に見える。

「身体の末端は動かさない。」などと言われようが、普通の人間は、触れた所で押しながら物を運ぶ事しか経験が無いので、接触点を動かしている様にしか思えない。

合気のメカニズムを理解するまでは、自分の経験則が優先する為、現象を見た時に、他人の説明と自分の視覚の食い違いに混乱する。そして、この壁は、前例を知らない自分が理解出来る範疇を超えている為、違う発想を持った他者に教えてもらう事でしか壊せない。

何が起きているのか、簡単に説明すると、接触点を動かして相手を運んでいるのではなく、相手が接触点に乗って来るのである。そして、乗って来た時に、相手が自分を押した分だけ相手の重心が動くので、その動いた隙間を自分が詰めているだけである。つまり、運んでいる様に見えるのとは逆で、接触点が離れない様、相手の後追いをしているという事になる。

そして、相手を接触点に乗せるための力が「裏の力」である。まともな大人には相手をして貰えないのだが、一応説明してみる。

その力は相手の外側ではなく、内側から影響を与える。作り方としては、まず、自分の足裏から、相手の足裏までゴムを通す。荒唐無稽な事を言っているのは、百も承知なのだが、説明を続ける。

人間の身体の中にはゴム感覚がある。

私のイメージとしては骨に沿う様な感じで細いゴムが通っている。筋肉や皮膚が伸びているのではなく、もっと内部で、肉や骨にくっ付いているわけではなく独立して存在する。そして、それは、凄く柔軟に伸び縮みする。それが、常時とまではいかないが、呼び出そうと思えば、すぐ現れる形で標準装備されている。

このゴムの張り方としては、まず相手に手に触れる。その触れた点から自分の手首まで意念でゴムを引く、すると相手にも同じ事が起こり相手の手首から自分の手首までゴムが繋がる。次に、自分の手首から自分の肘までゴムを引けば、相手にも同調が起こり、相手の肘から自分の肘までゴムが繋がる。

それを順番に肩、肩甲骨、腰、膝、足裏まで引くと足裏から足裏までがゴムで繋がる。このゴムを繋げていく時は、「裏の力」でなければ繋がらない。少しでも筋力が発動されれば、ぶつかったり、抜かれたりしてご破算となる。又、ゴムを引きすぎると相手の「表の力」である筋力が起きてくるので、骨と骨を繋いでいる靭帯だけを張る位の弱い力で引くのがポイントである。

そうして作ったゴムを身体の中で引っ張り合い、最後には相手が踏ん張って押さえている重心を重ねている手に移動させれば、相手は自分の手にすがりつくしかなくなる。

しかし、身体のゴム感覚も手のひらのゴム感覚同様、元々は無かったものなので、有ると思わなければ一生獲得する事は出来ない。獲得出来なければ、「裏の力」も使えない。