2021年 の投稿一覧

はやく仙人になりた~い!「手の暖かさ」

日曜日に開催される、練功時のお話をします。

Fさんと練功していた時に「手が冷たい」と感じ、Fさんに「気が通ってない」と言ったら、
たまたま通りかかった塾長が一言「貴方からそんな言葉が出るとは⁈」

塾長は気の説明を嫌います。
それは全ての説明を、気で済ませられるから。

原理原則があって、それを理解し、身体を動かすのと、何も解らずに動かすのとは違う。

コレを気で済ませてしまう事を嫌っています。

もしかしたら、内部感覚とは血液まで動かせる事なのかも知れません。

ただし、理解する順番が必要です。

塾長が提唱されている「筋力→弾力→磁力→磁気→合気」この順番を理解しないと相手の身体も動かせません。

話は変わりますが、先日、オンラインで「秘伝への道」ブログでヒントを書いていた
「網タイツ」の件は、網タイツを履いて脱ぐって事かも知れません。

秘伝への道さんとは、答え合わせが出来ていませんが…。(勝手な解釈です)

オンライン講座では筋肉レベルの話が中心となっております。

何故ならば動画ではお伝えできないから。

相手に判らないようにする為の内部感覚なので…。

上記にも書きましたが、筋肉レベルの練功があって、初めて次の階段に上がれるのではないでしょうか?

オンライン会員の方も一度、塾長に吹っ飛ばされてみては如何でしょう!。

日々是合気「3点バランスの疑似体験」

先日、滋賀県の函館山へコキアを見に出かけた。
ゴンドラに乗って行くのだが、混んでいて待ち時間があった。

ゴンドラに乗るために並んでいるところは坂になっていた。

普通に立っていれば重心は当然、基底面積におさまっている。
背中を谷側に向けて立ち、重心をやや谷側にずらす。

重心は谷側、そしてかすかに踵を浮かす。身体は谷側に引っ張られる。谷側に倒れそうになる。

それを前側、山側のゴムでバランスをとる。いい感じで3点バランスに近い、疑似体験が出来た

平坦な処と違って、重力で谷側に引っ張られるので、山側のゴムを意念でつくるだけでいい。

また、気を抜くと実際に倒れてしまう恐れがあり緊張感がある。
真剣になれる利点があると感じた。

背を山側に向け、顔を谷側に向けても試してみた。この場合は谷側に身体は引っ張られるので背中のゴムをしっかり作る練習になる。

坂を利用すると、簡単に
3点バランスを疑似体験できることに気づいた楽しい旅だった。

これを読んで試してみようという場合は、安全に留意して行ってください。転倒し怪我の危険性も十分あります

まずは緩やかな坂で試して見てください。ご自身の身体の声を聴きつつ自己責任でどうぞ。

         byたけぞう

Tスタイル ~合気練功の日々~「居着かない身体」

 最近、松原塾長が「居着かない」ことを強調されます。
つまり、どっしりと構え、その場に居続ける身体の状況が良くないという事なのですが・・・。

1系(合気揚げ)をする際、「梃子(てこ)の原理で腰を支点として相手を持ち上げる」
というのは、武術系の動画でよくあります。

ところが、合気練功塾ではこうした合気揚げはNGです。
どちらかと言えば、相手に寄っていく感覚が正解なのです。
松原塾長は「相手に丹田を掴ませる」と表現されています。

相手に掴まれて、身体から引っ張り出されようとする丹田を背中のゴムと足裏で止めているような感覚です。
そうすると、こちらの丹田(重心と解釈してください)が移動しているため、相手がどう抑えたらよいのか混乱してしまいます。

そして、相手の重心もわずかにずれ、抑えているようで抑えていないという腰の浮いた状態をつくり出すことができます。

居着かないことを「練功塾の●●●(あえて伏せ字にさせていただきます。悪しからず!)」ことI副長はこう表現されます。

跳べますか?

皆さんも、1系の稽古の際、自問自答してみてください。
 「跳べますか?居着いていませんか?

大阪塾風に言えば
 「跳ねれまっか?居着いておまへんか?どないでっか?あきまへんか?」(くどい?)
 あ~~~、大阪でお好み焼き食べたい!!!

今月の川柳
合気揚げ 梃子の原理は NGです

丹田を 掴んでくれて ありがとう

副長の 言葉は 重要文化財!
                 TAKA

虹をつかんだ男のココだけの話「無知の知」

「使用禁止の筋力の代わりとして、弾力の揺り戻しも動力源として使用する事が出来る。又、身体に内蔵する事により、物を運ぶ事も可能である。」

これは、私が合気練功塾に入門するまでは、全く知らなかった合気の常識である。

合気を修得するに当たって、筋力→弾力→磁力→磁気→合気の順を追って進んで行く。
なので、筋力しか知らない人間が、一足飛びに合気を掴む事は出来ない。

弾力→磁力→磁気の説明が無い塾や道場に集う合気志願者は、筋力の呪縛を解く事が出来ない為、泥沼に嵌まり、アップアップしながら沈んで行く。参加人数=犠牲者数になるので、志願者の多いセミナーは、地獄絵さながらの悲惨さである。

そこでは、合気を使える人が育たない為、いつまで経っても、主催者しか教える者がいない。長年通う人間もいるにはいるのだが、それは、単なる主催者のファンであるようだ。だから、合気に関する知識だけはやけに詳しいが、合気を教える事は誰一人出来ない。

当たり前だが、そこに何回通おうが、幾ら支払おうが、本質は教えてもらえない。“脱力”だとか“力の出処”だとか具体性の無い話で煙にまかれるのがオチだ。

長年、筋力で物を動かして来た我々は、それ以外の術を知らない。筋力を使うのが常識なのである。その常識の範囲内で事を起こそうと思えば、“腕の角度”だとか“タイミング”だとか、相手にバレないとかバレにくい方法を探すしか無いだろう。

何かをしようとした場合、元々ある素材を増やす事は、比較的容易な事である。1を2にしたり、10にしたりは、根気さえあれば出来る。しかし、何も無いところからアイデアを生み出す事はとてつもなく難しい。

動力源として筋力しか思い浮かばない人は、筋力の次元で工夫する事しか出来ない。筋力の変わりを思い浮かべ、それを使える様に工夫する事は、一次元上げた発想になるので凡人には無理なのである。

たとえ、弾力の性質を知っていたとしても、道具などに使われているのが主なので、体の中で使える力だと思っていない。そもそも代用として思い浮かばないのだ。

これらは、知ってしまえば、何も難しい事でもなく、当たり前の事である事が多い、しかし、自分が思考している次元には、発想の種が無いので育てようがないのだ。

だから、教えてもらうより他に方法はない。

合気練功塾では、原理に「裏の力」がある。もちろん、筋力=「表の力」に対する「裏の力」である。作り方も使い方も教えてもらえます

 

はやく仙人になりた~い!「椅子で面白い現象」

背もたれが少し傾く椅子を使って下さい。

疲れて伸びをした時に、足が滑ってフワッとした体験をした事ないですか?

その時に腕を動かして、バランスを取ろうとしませんか?

やり方は簡単です。

力を抜いて、重心を背もたれに移します。足もブラブラにします。

背もたれが傾いた状態から、三点バランスを意識しながら、指先を遠くへ伸ばすイメージで手を前に出してみて下さい。

重心が移動しませんか?。