6月3日、4日に豊橋に於いて、第2回全国指導者講習会が行われた。今回の合宿は、前日の大雨の影響で、当日の午前中までダイヤが乱れていたので、当初予定していた計画通りに現地に到着出来た人がいなかったのではないかと思う。私も御多分に洩れず、電車の行き先が短縮されたり、突如、臨時列車が運行しだしたりして、JRだけでなく、私鉄も活用しながら、最終的には、すし詰めの電車で揉みくちゃにされながらの現地入りと翻弄された。しかし、こんな私の状況はまだ良い方で、車で渋滞に巻き込まれた方や、朝一から午後の運転再開まで新幹線を待ち、超満員での立ち移動や、それにも乗れずに後発の新幹線まで待たされた者など続出で、遅刻を余儀なくされた方が多数いた。しかし、キャンセル者は誰一人出ず、全員が参加する為に奮闘した今回の合宿は、思い出深いものになったと思う。
そして、内容の方であるが、今回のテーマは、『「学び方」と「伝え方」を鍛える!』で筆記試験に、実技試験、そして、班別討議など、有意義なものであった。
指導者を目指す者として、伝える側に回れるように、技術はもちろんであるが、姿勢や態度についても、考える良い機会になったと思う。
『「合気を極める」を理念に全国の仲間と共に生涯進化し続ける』を実現するためには、『「伝え方」だけでなく「学び方」を知る必要がある。』のである。しかし、それ以前に、「一緒に上手くなりたい。」という思いが何よりも大事で、それが有れば放っておいても、姿勢や態度に現れる。という誰もが頷ける意見を聞き、思いやりの大切さを今更ながら再確認した。上辺だけでなく、本心から思える人間になり、より良い雰囲気作りに貢献したい。