松原先生から気の身体メソッドの個別レッスンを受け始めて1年3か月が経つので、2回目の感想を書きます。
唯物論ではなく霊性哲学によれば、意識とは本来的に非物質的エネルギー場の一種であり、肉体とは別次元の実在です。ところが、私たちの意識は普段、自我の感覚、思考、感情、欲望、イメージと同一化しているので、意識はまるで肉体の内部に閉じられているかのように感じられます。
しかし、気の身体メソッドにより気を感じることができるようになればなるほど、意識はますます肉体から解放されていきます。
動作的メソッドによって気の感覚を強めた状態のまま、瞑想的メソッドによって意識を深めていくと、やがて肉体の感覚は消えていき、意識は空間的に拡がっていきます。
この時、心から一切の苦悩はなくなり、何とも言えない静けさと安らぎと幸福感に満たされます。
つまり、意識の本質は至福なのです。気の身体メソッドを通して、このような拡大意識を体験することを積み重ねていくと、やがて日常生活の中であっても、ちょっとした瞬間にこの至福感を味わうことができるようになります。
何事であれ、達人を目指すのであれば、年季を入れて、熟練することが必要です。気の身体メソッドの個別レッスンの継続は、それを可能にしてくれると確信しています。松原先生には本当に感謝です。