2019年 7月 の投稿一覧

Tスタイル 〜合気練功の日々〜 「脱皮」

  以前から、松原塾長は、「相手の筋肉にアクセスしないこと」を強調されています。そのためには、自分自身が筋力に頼らないことが求められます。ここで必要なのが、「意念」です。

  それでは、意念とは何でしょう?いろいろと調べてみると、「意識の塊」、「エネルギー」、「イメージ」というキーワードがあがってきます。人が意識を向けると、その部分の機能が増大し、活性化するといわれています。リミッターが外れると表現される方もいます。

  筋力に頼らず、意念を使って相手にアクセスしていくことが自動化できるようになること。これは、進化というより、筋力を脱ぎ捨てるという意味で、「脱皮」することだと思います。皆さん、脱皮を目指して頑張りましょう!

 

  最近、若き日のジャッキー・チェンの映画を見直しています。まさにゴムが張り巡らされたような身体の動きに、驚かされます。おススメは、やはり「酔拳」でしょうね。さあ、たまには美味しいお酒を軽くひっかけて、練功してみましょうか?くれぐれも足の小指をテーブルの角にぶつけないように気をつけて下さいね!                                             TAKA

とある塾生の雑記その14 よく注意されるポイント

今回は、基本1系(上への変化)で私自身が塾長からよく注意されるポイントとその対処法について、皆さんとシェアしたいと思います。

「肩肘が固い」「腕に力が入り過ぎ」
絶対的な力みだけでなく、肩肘に対して体幹の推進力が足りていない時も相対的に肩肘が固く感じることがあります。肩肘の力を抜いているつもりでも固いと言われる時は、自分自身で体幹の推進力をもう一度意識してみて下さい。体幹から足に意識を集中することで肩肘の力もより抜けやすくなります。

「上への圧が消えた」「引っ張り過ぎ」
上への変化の第一段階で上への圧力を作った後、第二段階で横の隙間を埋める作業をする時や、第三段階の上への圧を増幅させる時に「上の圧が消えた」とか「引っ張り過ぎ」とよく言われます。これも上への圧が少なくなると相対的に引っ張られ感が強くなるので、丁寧に上への圧を維持する(足裏を感じる)ようにして下さい。

「相手を浮かす方向で」
第一段階と第二段階で手と手が隙間なく飽和されても、縦横の力の合成ベクトルの方向が適切でなければ「相手を浮かす方向で」と指摘されます。私見ですが、合気の独特な感覚は、日常生活の押す引くという一方向の力のベクトルを、敢えて二方向の力のベクトルにより合成することで、一瞬相手の脳が判断できなくなるために生じるのではないかと考えています。この縦横の力のバランスを如何にうまく作ることができるかが重要なポイントとなります。

最近、個人レッスンの内容が奥伝レベルに近付いてきたため、このブログでどこまで公開していいのかを毎回悩みながら書いてきましたが、松原塾長の許可を得て次回より「秘伝への道」とブログタイトルも改めて、合気練功塾オンライン講座の方に投稿していきます。今まで書くことが憚られた核心的な内容について可能な限り迫っていきたいと思いますので、ご期待ください。